捕鯨問題議論スレッド 27頭目at KOKUSAI
捕鯨問題議論スレッド 27頭目 - 暇つぶし2ch139:名無しさん@お腹いっぱい。
12/06/16 22:55:19.14 /RLJhDuJ
>>135
RMP(Revised Management Procedure - 改訂管理方式)

NMPをめぐる上記のような背景から、1986年に、このような欠陥を改善して少ない知識で捕獲枠を算定できる新しい方式を開発する事が決められ、
翌1987年にはNMPにとって替わる新しい方式の目標として以下の3つが採用されている。

捕獲限度枠が年によって大きく変動しない(捕鯨業のスムーズな進行のため)。
資源量がある一定の危険なレベル以下に枯渇しない。
なるべく高い持続的な捕獲限度を与える。
このような状況のもと、様々な科学者によって、NMPにとって替わる新しい管理方式が提案されたが、提案者の名前をとって以下のように呼ばれる。

de la Mareの方式(dlM Procedure)
Cookeの方式(C Procedure)
PuntとButterworthの方式(PB Procedure)
SakuramotoとTanakaの方式(ST Procedure)
MagnussonとStefanssonの方式(MS Procedure)
最初の3つはNMPで用いられたのと同じMSY理論のモデルを用いるので、モデル依存型とよばれ、後の2つはそのようなモデルを仮定しないので、モデル独立型と呼ばれる。

これら5つの方式に対して、科学委員会ではコンピューター・シミュレーションを適用して、その性能をテストした。具体的に言うと、資源量の推定の間違え方について
100とおりのパターンを用意し、それぞれの場合について100年間資源管理を行った際の性能が調べられた。対象となる鯨の資源状態も、初期状態のものから、
数%にまで激減しているものまで多岐にわたり、また、資源量の推定精度、環境収容量の時間的変化や、対象となる鯨のMSY、過去の捕獲データの誤りなど、
様々な場合を想定して徹底的にシミュレーションが行われた。
その結果、提案された5つの方法はどれも管理方法の目標とされた3つの条件を満たす事が確認されたが、特に資源を枯渇されるリスクの低さを念頭において科学
委員会は1991年にCookeの方式を採用し、これをもとに翌92年の本会議前に科学委員会において改訂管理方式が完成された(Cookeの方式はNMPと同様の
モデルに基づいているが、コンピューター・シミュレーションによって、実際の鯨資源の挙動とモデルで仮定した挙動の違いは特に問題とならない事が判明している)。

URLリンク(luna.pos.to)



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