13/01/08 17:30:11.53 iD79rcYK
>>748
夢の「純国産ヘリ」 最初の壁は「日本人」
URLリンク(www.zakzak.co.jp)
1990年代に走り始めたOH1(陸上自衛隊の観測ヘリコプター)の研究開発。「純国産のヘリを!」。
その合言葉は単に夢を実現したいという願望を満たすものではない。輸入やライセンス国産では、
修理を勝手に国内でできないことが多く、その都度、製造国に送ることになるが、短くとも数カ月、
下手をすると2、3年帰ってこないこともあるのだ。
散々待たされて、さあ使おうとしたら動かないなんてケースもざらだ。
「死ぬなら日本人の作った飛行機がいいな…」
パイロットのそんなつぶやきが、整備にあたる者や開発に携わる関係者の耳に入っていた。
背中の傾き、足の位置…操縦を行いながら偵察をし、攻撃を回避するということも考慮すれば、
ほんの小さな「気になること」が致命的になりかねない。それに、修理や部品の供給を外国に
頼り続ければ、いつまでもその国の支配下に置かれることになる。
それは独立国のあるべき姿ではないことは分かり切っていた。
その思いを陸自のヘリほどではなくとも、米国との繋がりの濃い戦闘機パイロットでも持っており、
だからこそ日の丸戦闘機の夢を追ったのだ。しかし、それは思い通りにはならなかった。
同じころに、その一部始終をわがことのようにうかがっていたヘリ関係者たちは、米国を刺激しないよう
最大限の注意を払って準備を進め、オールジャパンのプロジェクトに漕ぎ着けたことになる。
ところが、彼らが最初にぶつかった壁は意外にも同じ日本人だった。
「国産でやる必要はあるのか」「米国の共同開発案に乗るべきでは?」
政治家や一般国民の声だけではない、自衛隊内でも意見が分かれた。