13/07/22 17:08:30.41 L/Ye2Meq
「私の中のあなた」「ロレンツォのオイル」という2つの映画がある。以下ネタバレを含むから映画好きは飛ばしてほしい。
これらは2つとも親が子供に延命治療をする話だ。
前者は子供が癌患者で「もう延命治療をしなくても良い」という意思表示をして、家族円満で最期を迎えるんだ。
後者は子供が植物人間状態になって意思表示ができない状態なんだけど、親が奇跡を求めて、子供が苦しんでいるのに薬物治療を続けるという話なんだ。
私がこの作品を観て思うのが、親の傲慢さ。たとえ子供が苦しんでいても、親は子供を生かそうとする。延命治療自体は素晴らしいと思うが、そこに子供の意思は反映されているのだろうか。
子供がもう死にたいと思っているのに、親は無理矢理生かしてはいないか。
子を「想う」親の思考に、子供の視点が含まれていない描写が印象的だった。