13/07/11 NY:AN:NY.AN zK/KVZ+I
知り合いなんだが、
サラ金らしきところから職場に頻繁に電話がくるようになった。
当人は平気を装いながら隠し続けていたが徐々に追い詰められていき、職場でも話題に
なりはじめていた。
そいつはその頃は食事も一日一食しか食べれず、サラ金の取り立ててが厳しく給料の
ほとんどをサラ金の返済に回すしか方法はなかったようだ。
そんな話が俺に聞こえて来たので、当人を呼び話を聞いてその状況を初めて知った。
返済で元金は殆ど減らない高利の借金に完全に行き詰まっているのがわかったので、
やむを得ず自己破産の方法をとることにした。
すぐ、知り合いの弁護士に相談し弁護士費用を30万で引き受けてもらうことにし、
早速取り掛かり本人は2日3度事務所に出向いたと思う。そして
2週間後くらいに弁護士から連絡が入った。
弁護士「全て手続きが終わりました。おそらく今後サラ金たちからの連絡はないと思う。
が、もしあったら弁護士を通してと言えば良い。」と。気が抜けるほど簡単だった。
その後、指摘通りサラ金たちから一切連絡はなくなった。
昔は自己破産者の収入の一定金額以上は弁済に押さえられたものだが、現在は全く制限はない。
制約といえば、カードを持てない、会社の代表ななれないとかそんなものだ。
そいつは、もとの大食いに戻れて貯金までできるようになった。生活が正常になったことで
精神的に落ち着き仕事を一生懸命するようになった。ゆえに給料も少しづつ増えていったのは当然。
今は生活の破綻者に再建のチャンスを与えるようら法制に変わっている。会社も同じなんだが。
破産は恥ずかしいことではない。ダメだと思ったら、命を断つなんて馬鹿なことはしてはいけない。
やむなく生活のリセットをすることをすすめる。サラ金業者は破産の手法を取らせないように
追い詰めながら取り立ててくる。破産手続きをされると手も足もだせなくなるからだ。
もしその後も続けたのがバレると即逮捕で資格を取り上げられるから、そんなことはヤクザでも
しないのは確かだ。その後3人の自己破産の手伝いをした。勿論ボンティアでだよ。
だからあまり頑張りすぎないで、お願いだから生きて欲しい。
大丈夫、大丈夫、問題ない。本当だよ。