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中傷ビラ・怪文書
中傷ビラ・怪文書は、桶川女子大生ストーカー殺人事件でも、凄いことがありました。
中傷ビラ３００枚
ピンクチラシを装った中傷ビラが、猪野家とその周辺の民家の外壁にずらりと貼られていた。
まず自宅のポストに２００枚投函されているのに気が付いた母・京子さんが
驚いて外に走り出ると、信じられない光景がそこには展開されていた。
極彩色のチラシには、すぐには理解できないキャッチコピーが並んでいた。
『ＷＡＮＴＥＤ 天にかわっておしおきよ！！ ＦＲＥＥＺＥ猪野詩織』
詩織さんの顔写真と、合成なのか、裸の写真がプリントされたビラ。
詩織さんの学校にも、父・憲一さんの会社の塀にもそれは張られた。総数３００枚。
怪文書７００枚
会社に７００枚の怪文書が届けられた。
これこそ、刑事犯罪だ。父・憲一さんは濃いブルーの封筒に入ったその封筒のすべてを束ね、
上尾署に提出していった。
「警察から犯人に接触してください！ 脅迫ですよ！ なんとかしてください！」
このときも上尾署の署員はまともに取り合わず、一笑に付した。
何もしなかった。名誉毀損の告訴を取り下げようとしたということで、
埼玉県警の警部・警部補・巡査長の３人が懲戒免職になりました。