12/06/26 12:02:50.65 nkWaO3L8
>>398
横入りで失礼します。
個人的には、台詞の訳語にも日本語慣用式を使っていいんではと思う。
古代の漢字の読み方は、当時の新羅や百済においても、現代日本語に残ってる読み方にある程度近かったはずだから。
日本の漢字の読み方のうち、
たとえば呉音(季節用語や仏教用語でよく使う読み方。正月=しょうがつ や 久遠=くおん など)の場合、
六朝時代の長江下流域の現地語音が百済経由で伝えられたと観る説が有力だし。
現代韓国語での漢字の読み方の場合、
後代の中国の音韻に近づけたり、近世あたりまでに独自に変化していったりしたものになってるので、
古代当時の再建音とは、かなり違うはず。
こういうわけなので、花郎=かろう や 上大等=じょうだいとう や 真骨=しんこつ といった読み方でも充分良さげな気が。
日本で出版されてる古代史の専門書とかだと、上記の事情から、現代韓国語読みにこだわらない例は多いよ。
なお、百済=くだら や 新羅=しらぎ といった国名の日本語での読み方の語源については、
諸説いろいろあって、今のところまだ明確な通説が出てない。