12/12/04 06:54:43.82 KzUx3JWJ
>>121 >>150
過去レスを遡ってみてみたけど、あまり有益な話にはなってないな。
前スレ720の内容を再整理すると
・収穫加速は基本的には正しいだろうが、実際には特定の技術はS字に成長するのではないか。
・GNRに過度に期待するあまり「2010のシナリオ」のような誤った予測をしている。
・人体Ver2.0には現実性が感じられない。
・パターン主義といいながら、心脳問題の解決を無視して楽観的過ぎる予測をしている。
そこから色々横道にそれたりしながら議論が続くわけだが、平行線が続いている。
本質的な相違は下記の点だろう。
・情報技術に対する期待の度合い。
・仮想世界に対する期待の度合い。
・機械による知性の実現に対する予測。
上記2点はどれだけ期待するかという問題なので人それぞれだろう。僕はあまり期待してない。それだけの話。
最後の1点について、シンギュラリティの根拠とされているのはcpsで見てコンピュータが人間の脳を超える時として提示されていたと思う。
これまで提示してなかった疑問点がここにある。知性を測る基準はcpsという単一の指標で正しいのだろうか?
単純な演算能力ではコンピュータは誕生した時点で人間の脳を超えている。しかしそれをもってコンピュータが人類を超えたとは言わないだろう。自動車は人間より早く走るが、「自動車は人類を越えた」というだろうか。
発電所のタービンと自動車のエンジンをRPMで比較して何か意味があるだろうか?自動車のエンジンは発電所のタービンを越えたのか?
自動車の部品を一列に並べたものを「自動車」と呼べるだろうか?きちんと組み立てることが大事なのではないか?「知性」をcpsで測ると言うのは、この部品の総重量で自動車か否かを判断しているようなものではないか?
単純なcpsという指標で「知性」を測るのは無意味だと感じる。
本人もパターン主義者だと言っているのだから、そのパターンの謎=心脳問題こそが鍵だと分かっているはずだ。
cpsだけを基準にすると「どうやって」コンピュータで「知性」を実現するか、が抜け落ちてしまう。
分かっていながらあえてやっているように思えてしょうがない。詐欺師のパフォーマンスでは無いかというのが正直な感想だ。