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●毎日新聞の配信記事、急遽差し替えの件
変更された部分がお分かりでしょうか。元々の記事で、毎日新聞は中国海軍の「軍事行為」
について、「中国は友好ムードを演出しているが、日本の安倍首相が態度軟化しないから、
軍事行為をとった。悪いのは安倍だ」 と、正当化しているのです。人民日報が上記の記事を
書くのであれば理解できますが、何と書き手は日本国の毎日新聞なのでございます。
さらに、「その一方で、安倍首相本人は引き続き中国をけん制する発言を
繰り返しているため、中国側には不信感が募っていたようだ。」
・・・・・。一体、何の件を言っているのでしょうか。
しかも、毎日新聞は安倍首相がベトナムなど東南アジア諸国連合(ASEAN)
3カ国を歴訪したことを批判しています(この部分は現在は消えています)。
もちろん、中国共産党が「牽制されている」と感じ、不快感を示しているためですが、
って、あれ? 毎日新聞ってどこの国の新聞でしたっけ?
最後の結びの部分も、元々は、「日本側に変化が見られない限り、さらなる強硬的な措置を
取るとみられ、日中関係はさらに厳しい局面を迎える」 と、中国共産党の「宣告」そのままの
記事だったのが、現在のものは、「日本から発せられるシグナルも硬軟両様のために
解決の糸口が見えず、挑発行為がさらにエスカレートする危うさをはらんでいる。」
と、やや柔軟なものに置き換わっています。
「ちょっ! これはヤバイッ!」 と記事を書き換えるのもいいですが、
それ以前に毎日新聞は「関係改善が進まず苛立った」ことが、
軍事行為を正当化できるとでも思っているのでしょうか。
現在、尖閣諸島の情勢をエスカレートさせているのは、中国側であって、
日本側ではありません。それにも関わらず、中国共産党のプロパガンダそのものような
記事を報じる毎日新聞は、まさしく「中国共産党駐日報道機関」なのでございます。
三橋貴明「毎日新聞(※中国共産党駐日報道機関)」(2013/02/06)
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