12/05/30 12:36:08.96 /Gvttcgr
RPGの元祖であるD&Dが指輪物語の世界を参考にした
というかD&Dの前身となった中世ウォーゲームに指輪物語に出てくるような種族の設定を追加したのが
保守本流のファンタジー世界観の始祖になってるのは間違いない
でもトールキンの時代は創作神話というジャンルが生まれた時代でもあって
神話や聖書や現実の歴史に拠らない独自の世界観をもった物語は他にもあった
長編に外伝、果ては独自言語設定まで出したトールキンが目立つのは仕方ないが
さらにこの元をたどると大航海時代以降に「海の向こうに想像を絶する世界がある」という設定で
数々の架空の旅行記や博物誌が刊行され、それもひと段落してしまい
民衆が「虚構の世界を読む」という趣味に慣れていたという状況もある
現在のファンタジーはトールキンが書かなかった部分がゲームや神話で大きく書き加えられていて
おそらくD&Dによって整備・一般化された部分が特に大きいだろう
というかアンチテーゼ的存在があくまでマニア受けに終わってひっくり返す所まで行かない