12/02/05 14:59:47.11 nk3S27Xr
>>234
>>236
宮古湾内の津波対策の対象とする津波は今回の津波ではなく、数十年から
百数十年の間隔で発生すると予想されている、「明治三陸地震津波」を
設計計画上の津波として計画されています。
「明治三陸地震津波」の時に津軽石川河口付近での観測と、津波の勢いによる
せり上がりを考慮した津波の水位T.P+9.31mを10cm単位で切り上げ、
宮古湾内の設計津波の水位はT.P+9.4mとし、これに余裕高1.0mを加えて
「T.P+10.4m」が計画高さとされています。
上記の様に、はじめから今回の津波を止める計画高さではありません、
湾全体の計画高が、過去２番目クラスの湾内最高水位で決められています。
しかし湾の奥（金浜・津軽石・赤前）では今回クラスの津波は止められませんが、
それ以外の地域では十分に止めることが出来るか、わずかに越流する程度の
高さになっていると思います。
閉伊川水門への反対の声が上がっていますが、閉伊川河口周辺は今回の水位は
漁協付近でT.P+9.1m、藤原付近でT.P+6.5でした。
計画されている藤原・鍬ヶ崎付近の堤防と閉伊川水門閉鎖を考慮してもT.P+10.5m位の予想なので、
湾の奥のことを考えたら浸水域がどうのこうのと言うほどのことかと思います。
詳しくは下記を参照して下さい。
第７回岩手県東日本大震災津波復興委員会概要
URLﾘﾝｸ(www.pref.iwate.jp)
資料１ 岩手県沿岸における海岸堤防高さの設定について
URLﾘﾝｸ(www.pref.iwate.jp)