09/02/13 17:00:36 yEePhsA9
伊賀上野の夜はしずか⑧』
猫を連れたままホテルには入れないので、
ホテルの自動ドアが一旦開いたのだけれど
もう一度、猫と一緒にホテル前の駐車場まで戻りました。
猫は上を向いてじっと見つめてくるから、
コンビ二の袋から朝飯用に買った鮭のオニギリを出して
猫にあげた。猫にあげる時、猫は海苔を食べないと思ったので
海苔は巻かずにあげた。猫はオニギリをフガフガ言いながら食べた。
携帯を出して時刻を見たら午前2時17分です。
オニギリを食べ終わった猫は上を向いて見つめてくるから
猫にバイバイ!を言ってホテルに入ろうとすると、
猫はホテル前に止めてあった乗用車の屋根に飛び乗って座ってから
こっちを見ている。猫に近寄って行くと、猫も顔を突き出してじっと見るので
さらに顔を猫に近づけたら、猫の鼻と鼻が触れた。
猫の鼻は冷たくて少し濡れていた。おお!感動!
猫にバイバイをしてホテルに入った。
ホテルの部屋は北向きでお城が見える。
部屋について直ぐ眼下の駐車場を見た。
駐車場に停めてある車の屋根には猫はもういない。
田楽屋の女将さんが「昔は忍者がすんでいたのですよ」と言ったが
伊賀上野には今でも猫忍がいるのだ。
伊賀上野の夜はしずかだが、猫忍は夜、活動する。