12/02/14 14:29:49.49 WIaeSImu0
いわゆる絶食が始まると .....
最初にグリコーゲンの分解が始まる。
● 血中のグルコース(ブドウ糖)が減少することで、グリコーゲンを分解しグルコースが供給され始める。
● 肝臓で貯蔵されているグリコーゲンは長くても4~5時間で使い果たされる。
● 絶食により約1日で、ほとんどのグリコーゲンが消費されてしまう。
● 筋肉のグリコーゲンは分解されて乳酸に代謝され、再度、筋肉エネルギーとして利用される。(血中に放出されることはない)
次に、脂肪組織が分解され始める
脂肪組織のホルモン感受性リパーゼが活性化され、脂肪組織が分解されて、遊離脂肪酸が血中に放出される。
● 心筋、骨格筋では、遊離脂肪酸がエネルギー源になる。
● 肝臓で遊離脂肪酸からケトン体がつくられ、ケトン体は脳でエネルギー源として利用される。
● さらに、肝臓では、脂肪組織(中性脂肪)の分解に伴い生成されるグリセロールでグルコースに糖新生され、肝臓自身のエネルギー源に使われる。
さらに絶食が続くと、
糖原性アミノ酸が筋肉から持ち出される。
例えば筋肉にあるアラニンはその1つで、これがが分解され、肝臓でグルコースに変換(糖新生)される。
飢餓状態 (さらに絶食が続いたもの)
さらに脂肪分解が進み、今度はケト原性アミノ酸を消費する
絶食段階で始まった脂肪分解は、引き続き行われ、 この段階では、糖原性アミノ酸に替わり、ケト原生アミノ酸の分解が始まります。
● 飢餓状態でのエネルギー源は「ケトン体」です。脳、心筋、骨格筋、腎でも、グルコースに変わる代替エネルギー源として用いられます。
● 飢餓状態ではケトン体を使うため、糖原性アミノ酸の筋肉からの放出が抑制されます。
● 飢餓状態でも皮膚、爪、髪の成長は続きます。つまり、これらに必要とされるアミノ酸などは、ここでも消費されます。
★★ケトン体はエネルギー枯渇しないためのサブシステム。これをダイエットには使わないこと。低炭水化物ダイエットまでにしましょう。
ダイエットでケトン体が多くなると「ケトーシス」という体が酸性に傾き、このことも代謝が低下する原因になります。ツンとくる強烈なにおいは危険信号、ケトン臭です。