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「焼き果物」動脈硬化や高血圧を防ぐ 日刊ゲンダイ
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“焼き果物”に隠された薬能の秘密を、専門家に聞いた。
●果物の薬能は皮にアリ
「果物は、果実部分よりむしろ皮に、多くの栄養素が含まれています。
果物を皮ごと焼くことによって、皮の部分もおいしく食べることができます。
果物を焼いて食べるのは、漢方が伝わる以前から日本で受け継がれてきた“和方”の手法でもあります」
こう言うのは、崇城大学薬学部教授で薬学博士の村上光太郎氏だ。
たとえばみかんやバナナの皮は、渋くて食べられない上に、消化にも悪い。
ところが、焼くことによって、これが一挙に解消。甘味とうま味が増して、柔らかくなる。
●熱で栄養素が変化する
味や食感だけではなく、皮に含まれる栄養素も変化する。
バナナの皮にも整腸作用があるが、これは皮に含まれるフラクトオリゴ糖によるもの。
熱を加えると、フラクトオリゴ糖の量が急増し、
それが腸内の善玉ビフィズス菌のエネルギー源となって、整腸作用が向上する。
「梅干しを焼くと、クエン酸と糖の一部が結びつき、
血液をサラサラにするムメフラールという新たな物質が生まれます。
これは動脈硬化などの予防になります。
果物は全般的に、焼くことで栄養の質が上がります」(村上教授)
●コゲに発がん性なし
果物を焼く際には、直火でもホイル焼きなどでも構わないが、
ただ火を通すという程度ではなく、しっかり焦げ目がつくまで焼く。
「魚のコゲはがんの原因になるといわれますが、植物性のコゲに発がん性はありません。
黒い焦げ目がつくくらい、こんがり焼いて丸ごと食べるのが理想的です。
しかし果物を焼けば、皮の栄養成分がすべてではないものの果実部分に浸透します。
どうしてもコゲが苦手という人は、焼いた上で皮をむいて食べるといいでしょう」(村上教授)