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ウォルラスやストロベリーフィールズやルーシーインザスカイが
プログレチックに見えるのはマーティンの施したサウンドのお陰によるもので、
アデイインザライフを除くと曲構成がプログレチックなのは1つも無い普通の構造の曲。
例えばグッド・バイブレーションやボヘミアン・ラプソディなんかだと、
サウンド・プロダクションを取っ払っても曲構成が凝っているのでプログレ風に観賞可能だが、
ストロベリーやウォルラスなんかは曲そのものは普通の曲なので、
シンプルなサウンドでやってラバーソウルなんかに入っててても全く違和感がない。
そんなのがプログレ風に聴こえるのはG・マーティンのサウンド構成力のお陰。
ストロベリーだとエンディングのフェイドアウト&フェイドインもマーティンの判断で処理したもので
弦楽器の扱いも含めてジョン・レノンがこの曲のプログレ風味に貢献した部分などどこにも無い。
ジョンのした仕事は、普通の構成の曲をいつも通りに書いただけ。そしてアレンジをマーティンに任せた。
それをマーティンが料理してプログレチックに仕上げた。
唯一アデイインザライフだけが曲構成もプログレチックと呼べる曲なのだが、
これを組み上げたのもマーティン&ポールのアイデア、アレンジのお陰。
この2人が居なかったら、労働者階級の英雄みたいに歌パートがただ繰り返されるだけの
とてもサージェント・ペパーズのラストを飾るハイライト曲には成り得なかったであろう。