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阪神で「19」を背負う意味とは?育成で再出発の元ドラ1・蕭一傑。
戦力外通告を受けたあとの自主練習が運命を変えた。
'10年に巨人を戦力外になった元ドラ1の村田透は、戦力外通告の翌日、「ここで練習に行かなかったら、俺は野球選手として終わるかもしれない」
と思い立ち、 グラウンドへ向かったという。村田は、トライアウトの末にインディアンスとマイナー契約。
今オフに契約は切れてしまったが、今でも現役選手としてプレーを続けるべく奮闘している。
蕭に関して言うと、戦力外通告を受けても身体が自然にグラウンドに向いていたという。
そして、この短い期間の練習が蕭を大きく変える。
蕭への戦力外通告の後、阪神では来季の組閣で激しい人事の改変があった。ファームの選手は宮崎のフェニックスリーグに参加していたのだが、
来季からファームのピッチングコーチを務める予定の藪恵壱が、今季の一軍投手コーチだったことを理由として居残り組とともに鳴尾浜に残っていたのだ。
そこで、戦力外となりフェニックスリーグには参加できなかった蕭が藪からの熱心な指導を受けることとなった。
蕭はいう。
「この時に、ようやく変な癖が取れたんです。僕、右肩が下がってしまって、リリースの時に角度が出なくなっていたんですよ。
それも分かっていたんですけど、なかなか直せなかった。 藪さんから指導してもらって、球が“行く”ようになった。
藪さんからも『この調子やったらトライアウトでどこかの球団がとってくれるかも知れんぞ!』って言ってもらえるようになったんです」
実際トライアウトでも、橋本将(元横浜)、古木克明(元オリックス)、渡辺正人(ロッテ)、桜井広大(元阪神)ら一軍経験者を苦もなく抑えてみせた。