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中日は2日、ドラフト7位指名した福岡・祐誠高の若松駿太投手(17)に指名あいさつした。
同校を訪れた中田宗男スカウト部長と渡辺麿史・九州担当スカウトは、同じく福岡出身の中田賢を引き合いに出し
「同じ正統派右腕。これから体をつくって、3年後に出てきてほしい」と数年後の先発ローテ入りを期待した。
若松は未完の大器だった。投手へ本格転向してから1年。フォームの修正箇所はまったくない。
体はまだ成長中で身長は昨冬から2㌢増。それにともなって体重は7㌔増えた。
指名理由を九州担当の渡辺スカウトは説明する。
「初めて見た時、ショートでした。(金城清忠)監督に投手を勧めたんです。やってみると、ほれぼれするフォームで投げた。
修正すべき箇所は見当たらなかった。体力を付ければ大きく化けると判断しました」。
社会人、大学へ進む前にどうしても獲得したかった。2年後、4年後では他球団と競合する可能性があったのだ。
投球フォームは中田賢を思い起こさせる。持ち球は最速143㌔の速球と、スライダー、カーブ、フォーク。
中田スカウト部長は「(中田)賢一と同じオーバースローの正統派。若松君は制球力がある。そこは中田賢より上だね。
先発完投型の投手を目指せる逸材」と評価した。
若松にとっても中日は希望の球団だった。「自分に合った育成方法を探っていただけるということなので」。
球界屈指の投手力を支えるトレーニングコーチ、トレーナーの存在を知って安心している。
1軍昇格は3年後か、4年後か。
じっくりと育てた未完の大器がナゴヤドームでフラッシュを浴びる日が待ち遠しい。