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【道スポ】首位死守 陽、延長十回決着Ｖ打
（08/02 09:18）
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執念の勝利だ！ 日本ハムは１日、敵地・ＱＶＣマリンでロッテとの首位攻防戦第２ラウンドを戦い、延長十回５―４で勝利した。
追いつ追われつのシーソーゲームは、延長十回一死三塁から陽岱鋼外野手（２５）の投手への当たりを
Ｃ・ロサ投手（２７）が大きくはじく適時二塁打となり、決着をつけた。連勝でロッテとの差は１．５に広がった。
何度追い付かれても、へこたれなかった。チーム一丸でつかんだ大きな１勝だった。
４―４で迎えた延長十回。この回の先頭打者・中田が左中間二塁打を放つと、栗山監督は次打者の稲葉に耳打ちした。
「申し訳なかったが、確認だった」。一打勝ち越しの場面でありながら、確実に中田を三塁に送るためのバント指示。しかし、稲葉は分かっていた。
「どんな形でもいいから送ってくれと言われました」。もし、ここで適時打を放てば１０００打点達成となる。
しかし、稲葉の頭の中に記録へのこだわりはみじんもなかった。初球でキッチリ中田を三塁へ進め、勝利のお膳立てを完了させた。
そして、陽が見事に期待に応えた。「稲葉さんが、まさかの送りバント。あそこで勝負しないといけないし、三振だけはしないようにと思った」。
フルカウントから放った打球は抑え投手・ロサのグラブをはじき、遊撃も逆を突かれた形で外野へ。投手強襲適時二塁打となった。中田が貴重な勝ち越しホームを踏んだ。