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広報レポート <立ちはだかる壁>
マリーンズに勝ち越して乗り込んだ杜の都で、立ちはだかるイーグルス田中選手の牙城を崩すことはやはり容易ではありませんでした。
8回まで8安打を放つ一方、13個の三振を奪われるなど要所を締められて無得点。
最終回にリリーフ陣を攻めたものの反撃は1点にとどまり、眼下の敵とのカード初戦をものに出来ませんでした。
Kスタ宮城での前日の試合が雨天中止になり、田中選手のスライド登板で実現した斎藤佑選手との投げ合いは、通算3度目。
過去2回は敗れているだけに、栗山監督は試合前「投手同士、相手と戦うわけではないけれど、向こうのピッチングに引っ張られることだってある。
佑樹も状態は悪くないだけに、いいきっかけをつかめれば」と話し、2人の因縁がもたらす何かに期待を寄せていました。
ところが、ファイターズ打線が4回までに3度得点圏に走者を進めながらチャンスを逃す一方、
斎藤佑選手は2つの四球と安打で招いた3回の満塁の場面で枡田選手の右犠飛により先制点を献上。
4、6回も四球が絡んで失点し「いいところを狙い過ぎて、もっと大胆に行くべきでした」。
プロ初スタメンの近藤選手とバッテリーを組んだ背番号18は、悔しさをにじませながら反省を口にしました。
田中選手は右脇腹痛により、前回は予告先発発表後に登板を回避。2週間の登板間隔が空いたことに活路を見出したいところでしたが、
逆にほころびはなく、満ち溢れた気迫に投打とも圧倒さえた感はぬぐえません。
3位イーグルスに0.5ゲーム差に迫られて明日は第2ラウンド。
マリーンズ戦で見えたチーム一丸で戦う姿を取り戻し、首位追撃のためにも2位の座を譲るわけにはいきません。
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