12/07/10 22:50:15.59 DFka+xgj0
広報レポート <10度目、72日ぶり>
試合中と変わらぬポーカーフェースを崩さないところに、武田勝選手の興奮が隠されているようでした。
ヒーローインタビューでスタンドを沸かせた後、お立ち台でバースデーケーキが振る舞われて一口。
「こんなことは滅多にないから」。そう話す表情も、緊張が溶けた試合後のものではありませんでした。
あまりにも長い時間でした。4月29日に4勝目を挙げ、今シーズン最初の月間MVPにも選出されました。
「これを弾みにしていきたい」という言葉からすでに71日が過ぎていました。その間に9度先発し、勝ち星はゼロ。
「どれが一番というより、どの負けも堪えました」。それでも、週に1度の出番で全力を尽くすことだけは変わりませんでした。
「三振、狙ってましたね」。物静かに、しかし語気を強めて振り返ったのは、1点リードで迎えた6回2死二塁の場面。
カウント3ボールからフルカウントに持ち込み、最後はチェンジアップで角中選手を空振り三振に打ち取りました。
バットが空を切ったのを見て「自然に」ガッツポーズが飛び出すほどでした。
あの武田勝が三振を狙って取る―?。その疑問に対し、左腕は実に明快に答えました。
「向こうの流れを止めるには三振しかないから。なかなかないことだけど。
2006年の日本シリーズ(第3戦)で谷繁さんを三振に取ったときも、狙って三振に取れた。ガッツポーズも自然に出たんですよね」
この日の練習前には投手陣だけでミーティングを行い、結束をより一層強いものにしました。
その“先陣”を切ったエースが、本来のらしいピッチング。後を受けた増井選手、武田久選手も完ぺきに抑えました。
6月6日にバースデー勝利を挙げた斎藤佑選手が「最強の24歳になる」と話したのに対し、ちょうど10歳上の左腕はニヤリ。
「いや、最強とかそんなこと僕には言えません」。
たとえ最強でなくても、間違いなくリーグ屈指の34歳左腕。再びスタートを切りました。
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