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佐藤コーチ 虎に激辛エール
阪神・佐藤義則投手コーチ(50)、金森栄治打撃コーチ(47)が14日、甲子園球場内の球団事務所を訪れ、
球団から来季の契約を更新しないことを通告された。
佐藤コーチは「監督のいいなりではダメ。コーチがものを言えるような環境にならないと」と話すなど、岡田阪神に最後の苦言。
“激辛エール”でタテジマ生活に別れを告げた。
のど元をふさいでいた堤防が、事務所を出た瞬間に決壊した。虎を愛している―。だからこそ、決別にあたり、言わずにはいられなかった。
「オレは教えるだけ。何もしてない」。佐藤コーチが、岡田阪神での1年を振り返った。選手の起用方法で、指揮官とコーチの意思にズレがあった。
各コーチが、それぞれのセクションを一任された星野政権とは、どこか違っていた。監督からの指示も、すべて中西投手コーチ経由で告げられたという。
たとえば継投。「次に投げさせるピッチャーを聞いても『攻撃中だから分からない』。ブルペンで投げてないピッチャーの名前が急に出てくることもある」。
佐藤コーチの苦言は、首脳陣の問題だけにとどまらない。
エース井川についても「練習や試合だけじゃダメ。もっとチームの輪に入っていかないと。自分さえよければいいではダメ」とし、
さらに投手陣全体にも「仲良し集団で厳しさが足りない。新人でも10年選手みたいなのがおる」と一喝した。
「ベテランがいるうちに若手を育てられた。やり残したことはあるけど」。久保田、三東、杉山、筒井…。次代を担う投手が次々と芽吹いたことを収穫に挙げた。
来季は故郷・北海道で、日本ハムの投手コーチとして、その手腕を振るうことが濃厚だ。
苦言の数々を伝え聞いた野崎球団社長は「4位で課題がなければおかしいでしょう。どんな意見でも私はウエルカムです」。猛虎の台所を預かった3年間。
料理長が残した激辛エールは、必ず覇権奪回へのレシピとなるはずだ。
(デイリースポーツ)
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