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悔しくて悲しい思いは分かります。けれど、こういうことは恋愛にはつきものです。異性同士の恋愛でも同じ。
失恋をすれば、みな、裏切られたとの激しい感情に陥ります。誰もが、人生で1度や2度は経験することとも言えます。しかも、相手は17歳年下の若者。
「ほれた方が、尽くしてくれて当たり前」と思いがち。別の相手と恋におちれば、どんなエゴイストにもなってしまうものなのです。
こういった痛手は、時間に解決を任せるしかありません。訴訟にしたり、復讐を考えたりすれば、それだけ傷が深くなるばかり。
相手に彼女ができたら、すてきな時間を過ごせたと納得して別れようと決めていたのですから、この試練を乗り越えましょう。
そこにあなたの人としての力量がかかっていると思います。その時、その時の彼と心を通わせていた時間は、真実であったのではないでしょうか。
あなたの人生を豊かにした確かな一コマだったのではないでしょうか。他者に恨みを残さない人生、それが賢明な道なのだと、私は思います。
(久田 恵・作家)
(2012年4月2日 読売新聞)
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