06/10/26 00:33:35 KJ/0vvKt
昨年の愛知万博のご訪問は、その一環でもあった。太陽が照りつける夏
という季節はご病気の雅子妃にとっては大変な負担である。しかし、当日
になってまた取り止めれば関係者に申し訳ないという気持ちから、病をお
してご出席されたのだった。緊張して臨まれた久しぶりの公務を、「ぶす
っとして不機嫌そうだった」と報じたメディアもあった。しかし雅子妃に
とっては、大きな一歩だった。
現在でも、午前と午後に及ぶ長い公務や、連日のご出席はなかなか難し
いという。午前中に発熱や嘔吐があっても点滴を受け出席されたことも
あるが、周囲に知らせることはできないため、その時々のご体調について
理解を得ることは容易ではない。
今年、元旦の祝賀の儀と翌二日の一般参賀に連日で出席されたのも、
昨年は一般参賀だけだったことを考えれば、治療は効果をあげているとい
えるだろう。
だが、歌会始の儀は長時間にわたるため、御歌は詠まれたが、前々から
欠席が決められていた。同じ日の午後に乗馬治療があったのだが、これを
「宮内庁が蒼くなった.雅子妃『皇居で乗馬』事件」(週刊ポスト06年2月
3日号)は、(宮内庁も慌てふためき、すぐに東宮職に確認の連絡を入れた
という。そして記者クラブ内でも、あからさまに『公務を欠席しておきな
がら、当日の午後、同じ皇居の中で乗馬はないだろう』と驚きの声が上が
ったという)と、批判した。
実際は、二年前から毎週木曜日が乗馬治療の日と決められており、馬の
手配の都合があったため、予定どおり皇居の馬場に向かわれたのだった。
主治医にとっても、皇室の行事を考慮しながら治療計画をたてるべきか、
しかし行事を優先すると治療が遅れ、結局は復帰が遅れる、という選択の
難しさがある。
一般人ならば、会社のストレスで障害になった場合、休職療養中に近所
を散歩しても、具合が悪ければ横になっていてもいい。しかし雅子妃の
場合は、いわば「会社」のなかで治療せねばならず、その様子は衆人の目
にさらされているようなものだ。公私の別が難しいなか、治療方法の選択
はいかにも難しい。
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