12/12/13 13:21:18.52 filCR1KmO
プラウダが取った相手を包囲する為の兵力分散も問題である
包囲網はどこか1点だけを見れば、大洗学園とプラウダの兵力差は縮まり、他の
戦力は遊兵化する
大洗は事前偵察でプラウダの配置を掴んでいる、相手の罠にはまらず、相手が
予測しない場所へ奇襲をかければ敵は混乱するだろう
包囲網の最も厚い所でもプラウダの全戦力の1/3以下である、後衛もしかり、結果
大洗学園はそれらを各個撃破しやすくなったのだ
しかも夜間吹雪で視界は悪い、分散配置されたプラウダ戦車の相互連携は困難で
ある、離れた場所の敵戦車は無視して良い
敵の予測しない場所を奇襲し一点突破して包囲網を破る、そして全力でまず逃げる
逃げる相手を追っての移動射撃はまず当たらない、これはダージリン、サンダース戦
で散々経験済みではないか
そしてプラウダ主力を引き付ければフラッグ車を倒すチャンスだって生まれてくる
包囲網を突破し開けた場所に出て、味方フラッグ車には敵主力を引き付け全速で
逃げてもらう、この始末に相手が手こずる間にプラウダのフラッグ車を叩ければ
これはむしろ千載一隅のチャンスではないか
大洗学園首脳陣はそう考えた筈だ
こうしてプラウダは包囲網を布く作戦を取ることで兵力分散の愚を犯してしまい、
圧倒的戦力差を自ら捨て、戦いの主導権も大洗学園へ移してしまった
吹雪の悪天候は分散配置させた各車の相互支援を困難にもさせた
一見、相手を包囲して自分達が有利な様でいて、元からあった絶対有利な条件を
自ら捨て去ってしまっている事にプラウダは気付かない
これが相手を舐めきったカチューシャの慢心の結果であり、敗戦の最大要因である
と考える