12/04/08 06:32:07.05 oI1VhYxm0
涯は、集を最終的な地点へと導く導き手として設定されていました。
物語上の役割としては、特にそれを意識していたと思います。序盤ではとにかく、「良きリーダー」
として描いていくことを念頭においていた気がします。集が真似したくなるくらい、彼にとって魅力的な
リーダーとして見せていくこと、そして集を導くために存在しているという涯のありようからくる「切なさ」も
同時に描いていくこと、それを意識していました。
12話までで涯は、自分のいうべきこと、やるべきことはほぼやりきった上で、一度去って行きました。
結局、彼の言動はすべて集を誘うためのものであり、12話までで一度その役割を終えていたので、
復活後はある意味、描き難いキャラクターでもありました。本人も作中で言っていましたが「本当は
あそこで終わっているはずだったんだ」と。整理すると、彼の目的は真名を「役割」から解放することで、
そのためには集に目覚めてもらわなければならなかった、ということです。