12/04/01 02:43:39.10 sHH+Kj5g0
ギルクラとあの夏のプロット共通点
ネタバレになるような気がするので敢えて画像にはしないでおく
はじまり
主人公は自分の今に不満を抱えて躊躇しているが、自分を全肯定してくれるガールフレンド(ハレとカンナ)や
信頼出来る理解者の友人(八尋と哲朗、そして該)に囲まれ踏み出せずにいる。
そしてそんなテーマをモノローグで冒頭で語り、視聴者を作品世界に導く。
全肯定のガールフレンド
ここで全肯定してくれるガールフレンドは主人公の大人になりきれない幼児性を象徴しており、
主人公はこのガールフレンドの優しさに甘えつつも気持ちに気が付かず安穏と生きている。
なぜなら子供は母の愛を当たり前だと思っているので気が付かないのも当然だから。
信頼出来る友人
これは主人公より一歩先に大人になった兄や先輩を表現しており、主人公が未来に歩き出す手本を示してくれる。
しかし主人公が大人になるには厳しさも必要であり、敵対して力量を測り試練を与える。
そして試練を乗り越えた主人公を同格と認め支えてくれるようになる。
変革の象徴の到来(いのり・いちか)
停滞した今に疑問を持った主人公のもとに変革を象徴したヒロインが訪れる。
これは母とは違い甘えるだけではなく、恋をして互いに支え合うパートナとなる女性でもある。
つまり恋を知ることにより少年から大人になろうとする象徴でもある。
彼女の来訪により主人公は今までと違う考えや世界への未知がひらけ、彼女と共に歩くことで物語が始まる。
そしてヒロインは必ず未来に歩き出すためのヒントを主人公に伝えるのも特徴。
先達の失敗
作品世界において先達たちは作品テーマを乗り越えようとして失敗し、その希望を次世代に託した
親友であった桜間クロスと茎道修一郎は友情を破綻させ、ヴォイドの被害者であった真名や妻を救うことが出ずに終わった。
そしてイチカの先祖は地球に訪れ恋をして、その恋を果たせることなく連れ戻され、その思いを次世代に託した。
だが茎道は研究を再開させるためにイノリをつくり、イチカの先祖は記憶を遺伝子に残し子孫であるイチカに伝えた。
そしてヒロインたちは主人公たちのもとに訪れ、再びテーマの失敗を取り戻すために行動をはじめる。
こんな感じでじつはプロットはほぼ同じ
つーか化物語もガンダムUCも、それどころか俺妹や狼と香辛料、そしてマドマギもこんな感じでしょ?
あんまりばらしすぎるとアニメが面白くなくなるのでこれぐらいに押さえとくわw