08/09/16 15:37:47 2xVd8hQf
1年程前、我が家の裏の林に猫の親子が3匹でやってきた。
警戒は強いものの人慣れした表情で、どうやら誰かに捨てられた模様。
けれどすぐに里親を探せる程愛想の良い猫達ではなかったし、俺は重度の猫アレルギー。
近づくだけで瀕死なので、可哀想だが何もしてやれん。
あきらめて別の場所へ行っておくれ・・・
そうやって親子を見送って半年が過ぎた頃、3匹の親子は再び俺の前に現れた。
さらに3匹の小さな子猫を連れて。
お前ら、世話もしてないのにたいそう立派に育ちやがってこの野郎。
しかも家族みんなで仲良く戻ってくるなよ馬鹿。
・・・もうね、仕方ないから6匹まとめて不妊手術することにしたよ。
マスクに眼鏡にナイロンパーカにゴム手袋という怪しい出で立ちで餌付けを始めたよ。
俺自身は近づくと瀕死だから、猫達を個室におびき寄せて扉をしめ、
密室の外から話しかけながら見守るだけっていう変な餌付けだが。
それから数ヶ月。
チビだった子猫達もようやく手術可能な年頃になったので、
近日中に猫と俺双方の生死をかけた捕獲作戦決行だ。
子猫は元気いっぱいなのでそう心配もないが、
親猫の方は半年近く放ったらかしだったから、体が手術に耐えてくれるか心配なんだぜ。
動物が触れなくて悲しい思いはたくさんしてきたけど、
今回程、アレルギーがなければなぁって思ったことはなかったな。
猫達の手術が、どうか無事に終わりますように。