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NHKの報道局スポーツ報道センターの大下哲史チーフプロデューサー(43)が、
五年以上にわたってカラ出張を約二百四十回繰り返し、約千七百万円以上を
不正に受け取っていたとして、NHKは十一日、大下プロデューサーを懲戒免職
処分にしたと発表した。放送総局長ら上司十二人についても懲戒処分とした。
大下プロデューサーは全額を弁済しているが、NHKは近く警察に届ける方針。
NHKによると、大下プロデューサーは札幌放送局とスポーツ報道センターで
スポーツ中継などに携わっていた平成十三年一月から今年四月にかけ、架空
の出張申請を行う手口で出張旅費を不正に受け取った。カラ出張は
二百四十二回にのぼり、不正受領額は総額千七百六十二万円。
NHKでは十六年に職員のカラ出張が発覚して以来、ホテルや航空券購入の
領収書提出を義務づけるなどしていた。しかし、大下プロデューサーは日帰り
出張を装ったり、購入した航空券をキャンセルするなどの手口でチェックを
かいくぐっていた。NHKの内部調査に対し大下プロデューサーは「飲食費や
服飾費でクレジットカードの支払いがかさんだ」などと話しているという。
橋本元一会長は「視聴者の信頼を再び損なう行為が明らかになったことは
痛恨の極み。外部の専門家らによる緊急業務調査など、不正の根絶に向けた
対策をとり、信頼回復に取り組みたい」とのコメントを発表した。
(産経新聞) - 4月12日3時42分更新
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