映画は脚本が一番大事at MOVIE
映画は脚本が一番大事 - 暇つぶし2ch753:名無シネマさん
06/11/11 22:50:27 WVboVHLm
>>750
アップやバストショットを多用したドラマはよく見るけど、
こういう風にちょっとした会話のシーン(のつもりでしょ?)で、
クローズアップを多用したドラマは一般例としてはあまり見ないぞ。
クローズアップって、どれぐらいのアップか知ってる?

ついでに言うと、テレビドラマとかって、
役者に動きをつけて変化を出そうとして、すごい不自然な演出してるのも多いよ。

本当、最近、「演出」に興味を持ち始めた中学生なみのこと、書いてるねえ。
読んでて、こっちが赤面。いやー、きみ、恥ずかしいよ。

754:名無シネマさん
06/11/11 22:50:45 8onlovKV
「パリ、テキサス」で最も印象的な会話シーンと言えば、
観ていたならば説明しなくとも当然分かるだろう。
映画のクライマックスだしね。

語るに落ちる、とはこのことか。

755:名無シネマさん
06/11/11 22:51:45 WVboVHLm
>>754
おれもどこのこと言ってるか、すぐ分かったよ。

756:名無シネマさん
06/11/11 22:53:25 fhkGN4wj
>>753
ちょっとした会話のシーンというのが何を指すのかは知らんが
会話が延々と続くようなのばっかだよ
最近の映画は

>役者に動きをつけて変化を出そうとして、すごい不自然な演出
あくまでもアップの合間にね

757:名無シネマさん
06/11/11 22:55:16 fhkGN4wj
>>754
最期のマジックミラー越しに喋る場面か
で、その例を持ち出していったい何を言いてーの?

758:名無シネマさん
06/11/11 23:02:59 fhkGN4wj
大体役者をまともに動かすような演出ってどんなレベルだよw

759:名無シネマさん
06/11/11 23:05:03 fhkGN4wj
動かすような→×
動かすことすらできない→○

760:名無シネマさん
06/11/11 23:05:25 WVboVHLm
こいつ、何を言っても無駄だ。

>ちょっとした会話のシーンというのが何を指すのかは知らんが
君が言ってることの方が何を指すのか知らんよ。

>>役者に動きをつけて変化を出そうとして、すごい不自然な演出
>あくまでもアップの合間にね

何を一人で納得してるのやら。
引き中心でひどい動きの演出してるのも、多いぞ。
動き出すタイミングがなってないのとか。
動く前や動いた後の二人の距離や身体の向きが、不自然なのとか。
さらに細かく言うと、「ここで立ち止まって振り返る」という演出が酷いのとか……。

でも、そんなことに気を遣うほど繊細に演出を観れないだろうな。
ものすごく鈍感そうだし。
おれはもう付き合えないけど、君はまず、自分がどれほど馬鹿にされても仕方ない
ぐらいの恥ずかしいことを得々と書いてるか、自覚すべきなのだが……。

無理なんだろうなあ。

761:名無シネマさん
06/11/11 23:05:50 8onlovKV
>>757

>ただ会話をするというシーンを考えた場合映像重視の奴はテーブルを
>挟んでというようなシーンは極力作らない
>必ず何らかの行動を入れる
>映像間隔に自信のない奴はテーブルを挟んでというシーンを多用しがち

上記の君の理屈からすれば、
お互いに目線すら合わさないマジックミラー越しのあの場面は
映像感覚に自信のない、安直な演出なのか?

念のために言っておくが、ヴェンダースはドイツを代表するような
作家性の強い監督だし、「パリ、テキサス」は84年のカンヌで
パルム・ドールを受賞した作品だぞ。

762:名無シネマさん
06/11/11 23:11:35 fhkGN4wj
>>760
いちいち全部挙げるのが倒だから一番目立つクローズアップの例を挙げたまで
>動き出すタイミングがなってないのとか。
>動く前や動いた後の二人の距離や身体の向きが、不自然なのとか。
>さらに細かく言うと、「ここで立ち止まって振り返る」という演出が酷いのとか……。

あるシーンを例に挙げていちいち比較しながら説明するのが面倒だからだよ



763:名無シネマさん
06/11/11 23:16:39 fhkGN4wj
>>761
だからどんな演出をするのかは通常撮りたいものとの関係で決まるんだよ
二人の人間がマジックミラー越しに会話するというシーンが必然性に
基づくものなら当然そうしたシーンを入れるだろ

そうじゃなくて演出力の不足を誤魔化すため必然性に基づかない一定の演出法が多用されている
ということを言っている

764:名無シネマさん
06/11/11 23:25:35 fhkGN4wj
>>760
ついでに言っとくとアップでは間がもたなくなって役者を動かしてみれば
ことごとく失敗するってことだろ

それはここで演出力の不足を誤魔化すための手法を引き合いに挙げた例への
反証としては筋違い

765:名無シネマさん
06/11/11 23:43:46 WVboVHLm
>fhkGN4wj
反論はもうしないから、君が幸せなように納得してくれていいんだけど、
急にひとつだけ、気になったことがある。良かったら答えてね。
君、大昔、映画板がまだひとつだった頃、“チーズトースト”とか呼ばれてなかった?

766:名無シネマさん
06/11/11 23:48:03 8onlovKV
だから、
「お互いが動き回りながら会話する」場面も
「2人がじっとテーブルで向かい合って話す」場面も
そのストーリーやキャラクターや演出意図という
必然性によって選ばれるものであって、
君が前に挙げたパターンI、IIの例はそもそも別の場面であって
比較対象にならない、と前にも書いた。

実際、パターンIのカット割りはチープすぎるとは思うが、
「2人がじっとテーブルで向かい合って話す」場面で
もっとクリエイティブな演出をする監督だって当然いるだろう。

パターンIIも、格別優れているとは思えない。
そもそも、セリフまで「カッティングのリズムに合わせて」決めるって、
脚本家の意図を無視してセリフを勝手に変更するってこと?
セリフを(カサヴェテスのように)役者の即興にゆだねるでもなく。
テンポ感のある会話の応酬にしたいのなら、そういう風に
脚本家に注文するべきで、脚本家の了承を得ずに
監督が脚本を書き換える、というのは業界のルールに反してるよ。
脚本家もプロだからね。


767:名無シネマさん
06/11/11 23:54:11 WVboVHLm
>>766
いや!パターンⅠってけっこう独創的ですよ。
クローズアップだし、何よりも、セリフを跨いでないんだぞ。珍しい。
こういうカット割りを見たら、「あ、なんか狙ってるな」と思うなあ。

それより、チーズトーストじゃないのかしら……わくわく。

768:名無シネマさん
06/11/11 23:57:09 /oimHhYq
(;´Д`)ハァハァ
脚本家を掘りたい

769:名無シネマさん
06/11/11 23:59:58 8onlovKV
>>767
言われてみれば、パターン I は「オー!マイキー」の演出ですねw
クローズアップの1セリフ1カット切り返しって。

770:名無シネマさん
06/11/12 00:20:47 DS3PUODO
>>766
>そのストーリーやキャラクターや演出意図という
>必然性によって選ばれるものであって、
>君が前に挙げたパターンI、IIの例はそもそも別の場面

まぁあくまでクローズアップの必然なき多用という例にこだわったけど
比べる対象が悪かったかもしれん

>「2人がじっとテーブルで向かい合って話す」場面も
これは演出力の不足を見越してあらかじめそういうシーンが多くなるように
設定しているとしか思えない場合も多いわけでその意味で必然性がないといったから
会話が食い違ってるな
ヴェンダースのような全体の構成の中での必然性に基づくシーンの挿入とは違う意味でね
つまり全体の構成としてはテーブル越しの会話を入れる必然性はなく他に選択肢はあるはずなのに
無理やりそのように会話のシーンを設定するという意味

>そもそも、セリフまで「カッティングのリズムに合わせて」決めるって、
>脚本家の意図を無視してセリフを勝手に変更するってこと?

あくまでも映画は映像で観せるのが基本だと思うから必要があるなら変更を
迫るべきでしょ
脚本の段階で中々そこまで細かく設定できないだろうし
脚本家に注文するにしてもその段階で監督の構想を反映させるわけだから
結局は演出の全体の構成の問題ということになる



771:名無シネマさん
06/11/12 00:22:54 0FrN9BXo
>>767
パターンⅠは、いかにも時間がない収録スケジュールだけこなさないといけない
スタジオドラマのディレクターがやりそうなカット割だよね。
コンテに凝って演技を付けたり特機を使ったりする時間がないので、通しで
芝居させてスイッチングでテンポだけ出す。
今どき、こんなにベタなことをするディレクターは逆に珍しいだろ。昼ドラ
でもやらんのじゃないか?

772:名無シネマさん
06/11/12 00:25:27 0FrN9BXo
>>770
だいたい、字コンテで机上でカット割を語っても読む人間には具体的なイメージが
湧きにくいので不毛だから止めろ。

773:名無シネマさん
06/11/12 00:27:14 DS3PUODO
>>769
中々伝わんねーな
パターンⅠの切り返しは片方の会話が一区切り終了することが基準となる
一個の台詞とは限らない

クローズアップってのは顔面丸写しから大体首から少し下くらいが見えるまでくらいを
想定ね

774:名無シネマさん
06/11/12 00:31:17 fguzPj/+
>>770
ねえ、答えてよ。“チーズトースト”じゃないの?
逆に、ドンピシャだったから答えられないわけ?
>>771
普通はセリフ、跨ぎますよ。
スイッチングなら、必然的に最初の一声だけでも跨がざるを得ない。
クローズアップで全く跨がないのは、小津映画並みに個性的に見えると思う。
んで、>>769氏の意見を組み入れると、マイキーと小津の世界に共通するモノが
見えてくるのだ。いや、まあ、冗談ですがw

775:名無シネマさん
06/11/12 00:31:39 DS3PUODO
>>771
カット割りは言葉での説明がメンドクセーんだもん
でも結構あるよ
映画にせよテレビドラマにせよ

776:名無シネマさん
06/11/12 00:35:03 DS3PUODO
>>774
まぁ大体交互に二人のアップをいったりきたりのシーンを想像してくれよ
揚げ足取りだってわかってんだろ?

で、チーズトーストって何?


777:名無シネマさん
06/11/12 00:36:57 fguzPj/+
違うの? 本当に違うのかあ……。なーんだ。感動の再登場かと思ったのに。

778:名無シネマさん
06/11/12 00:43:05 DS3PUODO
それにしてもテーブル越しのシーンにしてもAが黙って聞いてる姿を
Bが喋ってる背後から半身くらいまで映すくらいのことは
してもいいと思うんだがな

結構台詞に集中してる間はあんなチープなショットですら下手すりゃ
見逃しちゃうもんなんだよ

779:名無シネマさん
06/11/12 00:53:36 Tcz5CovC
素晴らしい!
これぞメソッドの生きた実例だ。
このような取り組みが現場で行われていけば、邦画の再興も夢ではないかもしれない。
期待したい。

780:名無シネマさん
06/11/12 01:05:30 fguzPj/+
>>779
うむ!普通は
「会話シーンでも、よくある単調なバストの切り返しはつまんねえだろ?
やっぱ演出の工夫って大事だよ」
で済むことが、ここまでレスのやりとりとして練り上げられ、
しかもその中に、悔しさや錯乱や子供っぽいプライドを感じさせるとは、
なかなかのもんですな。

781:名無シネマさん
06/11/12 01:07:42 fguzPj/+
ちなみにこうした点が実にかつてのチーズトースト氏っぽいんだけど……。
まあ、あまりに古くて独りよがりになってしまう話は、もうやめましょう。

782:名無シネマさん
06/11/12 01:18:08 Tcz5CovC
メソッドって、名人が無意識にやっていることを、名人でない者が箇条書きにして「あーでもないこうでもない」とセオリーを抽出してみるわけだからネw
100人くらいが、その箇条書きを読めば、1人くらいは「次の名人(見習い)」が生まれるかもしれない。
残りの99人も「そっか、しょうもないカット割しちゃいかんなぁ」と考えて駄作を造るのを控えるかもしれん。
もちろん、箇条書きを読みもせずに、いきなり傑作を撮る名人が突如として出現するやもしれぬ。これまた期待だw

783:名無シネマさん
06/11/12 05:31:10 bbttSzqW
また不毛なレスを繰り返していたんだね。
そんなに暇を持て余してるなら、連絡しあってビデオで自主映画でも撮れよ。
脚本を軽視する奴がどこまでチームを統率できるか実験してみるのも一興かもよ。
恐らく「何で判らないんだ、そうじゃないだろ!」とか「ほら、あの映画の
あの場面のように」とか恥ずかしい監督っぷりを披露してくれるぞ。
相手にイメージを伝える作業を軽視する奴なんてそんな程度だ。プロにはなれない。
とはいえ、テレパシーの超能力でもあれば別かもねw

784:名無シネマさん
06/11/12 13:16:16 fplxObk9
いやいや。
少年が大人になるには、こういう時期が必要なんです。
見守りましょう。
あ、あとプールサイダーは別に泳ぐ必要はないでしょw

785:名無シネマさん
06/11/12 14:46:59 mU7TVBhq
>>564
逆にキャスティングディレクターの俺は>1の意見に賛成です。

786:名無シネマさん
06/11/12 16:16:49 DJWnVNds
脚本も無いのにキャスティングできるわけねえだろ、ド素人がw
もっとマシな嘘つけよw

787:名無シネマさん
06/11/12 16:50:34 bbttSzqW
>>785
契約書なしでも出演交渉はできるし、応じてもらえる。
しかし、脚本なしで出演交渉するCDなんか聞いたことないし、応じる事務所もない。
アダルト業界の話なら理解できるが、Vシネですら通用しない嘘だぞ。
早く大人になれよ。

788:名無シネマさん
06/11/12 18:50:20 fplxObk9
テレビドラマでは良く聞く話だけどな。脚本なしでキャスティングだけ決めるのって。
ま、ドラマと言っても、バラエティでのスケ取りと同じような感覚なんだろうが。
最近の映画ではテレビドラマと境目がないのが多いから、あり得る話なのだろうか?


789:名無シネマさん
06/11/12 19:21:00 mU7TVBhq
>>786-787
だから、俺は>1の意見に賛成だと言っているのだが?

790:名無シネマさん
06/11/12 19:22:20 jAeENAcU
>>786>>787は日本語が解らないのだろうか?

791:名無シネマさん
06/11/12 20:30:45 mU7TVBhq
>>790
そうとしか思えない。

792:名無シネマさん
06/11/12 20:42:20 fplxObk9
いやいや。
何を書いてもぶっ叩いてやろうと手ぐすね引いて待っていただけですよ。
休日の趣味ですから。

やっぱり週末はスレが(無駄に)ヒートアップしますねw

793:名無シネマさん
06/11/12 23:18:03 fguzPj/+
先に主演が決まっていて脚本を書くケースなんて、いくらでもありますけど。
てか、Vシネに限らず、映画はそっちの方が圧倒的に多いですよ?

794:名無シネマさん
06/11/12 23:20:52 fguzPj/+
ああ、でも、細かい部分までのキャスティングは脚本があった方がいいですね。
まあ、それでも、驚くほど細かく誰と誰と誰を出すようにと、決められてること、
ありますけどね。

795:名無シネマさん
06/11/12 23:33:01 fplxObk9
やっぱ、キャスティングありきは資金調達の問題かな?

P:キムタク主演です
S:よし!1億出そうじゃないか

P:えーと、この脚本は絶対自信があります。通常のドラマですと、男がいて、それを思う女がいるわけですけど、この本ではどちらも幽霊でして・・・以下略
S:なんだかピンと来ないなぁ、1500万でいい?ホントに客入るの?TVに売ってDVDにしても元取れないんじゃない?頼むよ

796:名無シネマさん
06/11/13 00:13:05 v3Mg72/t
このスレ勉強になるな
小津作品をなんど見ても肌に合わないと感じるのは、
あの正対するカメラによる切り替えしの連続にイライラするからと
思っていたが、本当は”アップでセリフを跨がない”ということに
会話のテンポを崩されてるように感じるからなんだな・・・

ま、独り言ですが

797:名無シネマさん
06/11/13 04:01:40 IJUv4Dwa
テレビドラマにキャスティングDなんかいるのか? 
主役が決まってから脚本を練るなんていう映画作品で、そもそもキャスティングDを雇うか?
アホくさ。

798:名無シネマさん
06/11/13 05:38:24 W8u7hal6
いや、テレビドラマでも映画でもキャスティング・プロデューサーって
普通にいますし、仕事してますよ。事実として。

799:名無シネマさん
06/11/13 06:12:11 IJUv4Dwa
Pの一人がキャステイングを仕切るなら理解できるけど、>>785はDだと自称してる。
また脳内だな。


800:名無シネマさん
06/11/13 07:05:45 ZLHGa3a+
>>799
キャスティングディレクターって職業は実在する。

801:名無シネマさん
06/11/13 07:19:03 ZLHGa3a+
てか、キャスティングプロデューサーなんて肩書きの人、いるの?

802:名無シネマさん
06/11/13 09:15:46 cItcGvtc
>あの正対するカメラによる切り替えしの連続
これがもう既に独特で違和感を感じるけどね

803:名無シネマさん
06/11/13 09:51:31 cItcGvtc
観客の無意識のうちの予測を裏切るショットをあえてつなげるってのは
ゴダールや清順なんかもよく使う手だけどね

厳密な意味での台詞の終了と切り返しのタイミングの関係は意識した
ことなかったから今度小津作品を観た時に確認してみるか

804:名無シネマさん
06/11/13 09:58:04 cItcGvtc
でも小津映画にクローズアップのショットなんてあったっけ?

805:名無シネマさん
06/11/13 14:41:24 IJUv4Dwa
さすがに3連投は寒いが・・・Tショットについては「東京物語」のリュウさん

806:名無シネマさん
06/11/13 15:09:46 SgsFoqDY
連投よりも、言葉尻とって悦に入ろうとしてるのが寒い

807:名無シネマさん
06/11/13 15:36:19 IJUv4Dwa
もう冬だな

808:名無シネマさん
06/11/13 19:27:36 rcZsX4dE
このスレは他人のカキコをちゃんと読まないでレスする不躾な人が多いね。

809:名無シネマさん
06/11/13 19:41:53 Mf00CXk4
映画は脚本が一番大事、
映画学校でタケミツってやつがそう力説してたから、
たぶんそうじゃないだろうって
現場のADが言ってました。

あたしもそうおもう。

810:名無シネマさん
06/11/13 19:56:20 ahJcIGIt
不毛な議論の無限ループだな。
脚本と演出、両方良ければ最高じゃないか。
それで問題無いだろう。

811:名無シネマさん
06/11/13 22:43:58 BIOU5y2r
一番だから何なの?

会社は社長が一番、株主が一番、社員が一番
どうでもいいじゃない?

自分がやっていることが一番と思いたいのは誰しも同じだけどね
大して意味ないよ

812:名無シネマさん
06/11/14 00:27:58 CWW048pD
>>810
それは誰でも理解できてる。問題は脚本家を「本屋」と呼んで軽視する
製作サイドにあると思う。演出家依存と作家主義が混同されている。
自筆脚本を演出土台にしない監督を作家として扱う日本的作家主義の弊害。
ナムジュンパイク以来、映像作家という造語の発生が更なる誤解を招いた。

813:名無シネマさん
06/11/14 00:52:45 yaDI7MLg
ナムジュンパイクを持ち出しても誰も知らないと思われ。
このスレでは映像作家は対象外と思われ。
>問題は脚本家を「本屋」と呼んで軽視する製作サイドにあると思う。
その話が無限ループ!

814:名無シネマさん
06/11/14 00:58:01 dmxzskZF
脚本が良くても、演出が悪いと駄目。
演出が良くても、脚本が悪いと駄目。
水掛け論ですね。

815:名無シネマさん
06/11/14 01:19:44 UXW0RzDW
別に>>814みたいなこと誰でも分かってるから、今さら得々と書く必要はないんだよ。
このスレとしちゃ、脚本に一番と言ってもいいぐらいの重点を置いた作り方を考えてみたり
(それはもちろん、他の点を軽視しろという意味ではない。ワカリマスネ?)
脚本の重要性を改めて認識してみたり、あるいは脚本を使わない映画の作り方にも
「目に見えない脚本」というものがあるかどうかを考えてみたり、そういう、
映画作りの中での脚本というものの役割に思いを馳せ、あーだこーだ言って、
面白い意見が出ればいいのよ。ま、おれは>>1じゃないですが。

816:名無シネマさん
06/11/14 01:35:50 HCBj+CQN
>>813
>問題は脚本家を「本屋」と呼んで軽視する製作サイドにあると思う。

TVのスタジオドラマは、ラジオドラマ以来の慣習で局プロと脚本家の力が強い。基本的にはライターは
局プロの言いなりだが、もちろん名前が大きくなるとその限りではなくなる。
昔は映画の監督中心主義を嫌ったライターがTVに移ることが多かった。
ディレクターは基本的にはただ現場で演出をする人(もちろん演出の手腕の才能の中身はそれなりに問われるが)
もちろんTVでも、この間亡くなった久世のような巨匠然としている有名ディレクターは別格。

TV映画(刑事ものなどのパターンドラマ)や2ドラの場合はまた別で、局プロと主演俳優の力が強い。
どんなに現場で威張っていても監督は所詮はパシリ。局プロや主演俳優に嫌われると仕事は来なくなるし、
自分で局や制作会社に企画を上げる力はない。脚本家は監督のさらにその下となる。
もちろん、新藤兼人のように自社(近代映協)で受けた企画を自分で書いてしまう人もいることはいるが。

本編は(もちろん余りに脚本家が偉い場合は例外となるが)今も昔も原則として監督絶対主義。
ただし最近はTV的な作り方をするのか作品によってはそうでもなくなっているようだ。

817:名無シネマさん
06/11/14 01:57:15 HCBj+CQN
>>813
映像作品(TV・映画・Vオリ)においては、脚本家は一般的に損な立場におかれること
が多い。Vオリも発注したメーカー側のPと主演俳優の力が強く、さらに
作品を請けた制作会社のP>監督>脚本家 なので、雰囲気は2ドラに近いようだ。

昔の映画界でも、監督の直しを拒否して「一字一句変えずに撮りなさい」と
いえるクラスの脚本家は一握りしかいなかった。
TVで視聴率か賞を取れるようにでもならない限り、脚本家の力が強くなることは有り
得ない。しかも大家になればなったでギャラが高止まりして仕事が来なくなる。

脚本家は労が多い割には全然いいことがない(苦笑) 

818:名無シネマさん
06/11/14 02:16:20 MGuWeK9r
そこまで悪くないよ。法的には監督には認められていない著作権を脚本家は持っているし。
ハリウッドや韓国のスターシステム作品では監督よりも脚本家のギャラが高いし。
国内的な知名度なんかに騙されずに、良い脚本を土台にして良い俳優を使った良い演出が
実践されれば、再び邦画も・・・無理?

819:名無シネマさん
06/11/14 02:16:22 yaDI7MLg
>>815
納得。ループも楽しみのひとつなんだ。(そこから何かが飛び出すかも知れない期待)
それを受けて>>816ー817が問題提起している訳だ。で、どうしたら良いと思う?
現状分析は過去ログ読めば一通り出尽くしてる。
そっからどうすればより良い方向に向かって行けるのか、
もう現状分析から脱却しようよ。

820:名無シネマさん
06/11/14 02:27:36 MGuWeK9r
>>819
現状分析というよりも情報交換と捉えればいい。現状は刻々と変化してるし。
時々、アマチュア(脚本軽視論者)の相手をするから脱線するだけの話。

過去の類似スレの結論としては「良い企画・脚本を各自が効果的に売り込む」か
「自主制作して発表する」かの二通りになってる。

821:名無シネマさん
06/11/14 02:36:27 HCBj+CQN
>>818
>法的には監督には認められていない著作権を脚本家は持っているし。

一口に「著作権」と言っても、そこから色んな権利が派生していて実に分かりにくいですよね。
ただし、脚本は著作物として認められる・作品そのものの著作権は製作者にあるが、
演出は著作物として認めないというのは興味深い解釈だとは思う。
「監督に著作権を与えよ」と言っても、演出者の創意(権利)がどこにあるのかは法的には定めにくいのでないか?

>>819-820
法や業界的な慣習など、所詮は当事者や世間の合意を裏打ちして妥協点を決めているに過ぎないわけで、
「映像作品には台本が不可欠」と粘り強く世間にアピールしていくしかないのではないかな? 
ただ業界のPも「ホンヤなんかいくらでもいる」ぐらいにしか思ってないし、実際、プロット書きや下書きに使い捨てても
使い捨てても下からライター予備軍なんか上がってくるわけで、買い叩かれる土壌が出来ちゃってるんだよねえ。
いざとなれば監督に書かせりゃ済むし、局プロの中には自分で書いて自分で通してしまうPまでいるわけで。
逆に「ではアメリカなどでは何故ライターは力を持てるのか?」を調べた方が早いかもしれないよ。

822:名無シネマさん
06/11/14 02:40:33 MGuWeK9r
訴訟かますからでしょ?

823:名無シネマさん
06/11/14 02:42:40 MGuWeK9r
あと、協会・組合が強力でしょ?

824:名無シネマさん
06/11/14 04:01:21 EeJENcZe
何においてもこの世の中は支え合って出来てるんだ

825:名無シネマさん
06/11/14 18:10:00 uyjrO5Xl
>>815
>>1>>2で演出の大切さを認めているしね。

826:名無シネマさん
06/11/14 20:12:47 WIGVtP4V
で、上手いって脚本家って日本にいるのか?
テレビじゃなく映画で

827:名無シネマさん
06/11/14 20:24:23 5pGH60x/
昔はいたね、
脚本出身で原作から映画用にするのも上手で
オリジナル物の文学性も良くて、
作家にも転向して直樹だか芥川賞もらった人が。
いまはどうなんだろうね。

828:名無シネマさん
06/11/15 00:17:38 eySTaUHU

橋本忍、犬塚稔、笠原和夫、星川清司、小池一夫・・・


829:名無シネマさん
06/11/15 11:12:21 jP10Q3hW
1.脚本
2.監督
  2-1編集(尺)
  2-2演出
  2-3意図
3.役者
4.撮影

この順序は譲れない

830:名無シネマさん
06/11/15 11:18:35 f7NyJO6H
>>829
そこを何とか譲って下さい。

831:名無シネマさん
06/11/15 11:49:36 eySTaUHU
黒澤明 『シナリオの書き方』
 
日本シナリオ作家協会1952年6月より一部
 僕は、映画におけるシナリオの地位は、米作における苗作りのようだと思っている。
 弱い苗から絶対に豊かな稔りは期待できない。
 弱いシナリオから絶対優れた映画は出来上がらない。
 シナリオの弱点はシナリオのうちに退治しなければ映画を救うべからず禍根を残す。これは絶対である。
 いかに優れた演出をもってしても、いかに演出に当たって努力しても、それを救うことはできない。
 とにかく、映画の運命はシナリオにおいてほとんど決定されるのだ。
(中略)
 最後に、日本映画のシナリオの今日の不振は根本的に作家精神の貧困から来ていると思う。
 己の心を己の言葉を持って語る、この一線を守り通す以外にシナリオを守り育てる道はない。
 そして作家精神こそ日本映画の貴重な種である。

832:名無シネマさん
06/11/15 11:55:36 eySTaUHU
脚本をそのまんま使って、リメイクしようとする角川春樹に故・黒澤監督の祟りが・・・

833:名無シネマさん
06/11/15 18:35:17 8jTomg3K
1.金主
2.プロデューサー
3.その他

この順序も譲れない

834:名無シネマさん
06/11/15 20:06:21 1Kp9aX/F
1952年か。
50年過ぎても未だにこういうスレが続くのも、
日本の映画制作会社の閉鎖体質かもな。

835:名無シネマさん
06/11/15 20:54:58 aUUMWbpw
創作文芸板の脚本家の卵達の書き込みを見ると、
シナリオドクターみたいな直すのだけ上手い人に
脚本を直されるのが嫌な人が多いのが分かる。

836:名無シネマさん
06/11/15 21:00:40 GSN/NH/T
そりゃ誰だってイヤだよ

837:名無シネマさん
06/11/15 21:17:08 y/Y//ruu
>>834
ライターの力が弱いままなのは、単純にプロデューサー・監督(ディレクター)が自分の言うことを聞かな
いライターを嫌うだけでしょ。映画でライターの方が偉かったなんて、新人や若
手が撮る場合とか、故八住利雄とか高岩肇とか新藤兼人とかの巨匠ぐらいじゃないの?
その代わりに同じPや監督とチームになれば延々と仕事が続くけどね。
今だと山田洋次もよく他人に脚本を提供するけど、あの場合も山田の方が偉いんだよね。監
督(ディレクター)は山田が書いた通りに演出するだけ。山田ぐらいになると演出家を外せる。
TVはまた違うけど、今度は巨匠になればなったで仕事が減る。>>816

>>835-836
結局、所詮は代わりなんかいくらでもいる商売でしかないんだよ。誰もいなけりゃ監督に書かせるだけ。
あるいはどんなに粘って書いても撮影中に監督に変えられればそれでオシマイ。もちろん台本に直しの書き込みや号外が貼ってあれば原形は
立派にあるわけだけど、その印刷台本を丸ごと差し替えられることさえあるわけで。
Pでも自分で書いて済ませる奴までいるんだしね。山田耕大(こがねみどり)なんか今はそっちが本業だ。

838:名無シネマさん
06/11/15 21:20:03 y/Y//ruu
>TVはまた違うけど、今度は巨匠になればなったで仕事が減る。>>816

→このアンカーはむしろ>>817 の方が適切だな。

>>835
直されるのがイヤなら、TVの有名ライターほど偉くなるしかない。
あのレベルだと「一字一句変えてはいけない」世界になる。

839:名無シネマさん
06/11/15 22:07:32 b9iRX5RB
野沢尚は北野武に「その男、凶暴につき」の脚本を大幅に変えられけど、
面白い映画になったから、なんとなく許せたらしい。

840:名無シネマさん
06/11/15 22:22:06 I78d2D/Y
そんなに脚本直されたくなきゃてめーで演出も担当しろよw

841:名無シネマさん
06/11/15 23:53:28 HFdUjYE8
>>839
同じ年に、「ラッフルズ・ホテル」を
村上龍に勝手に書き換えられたときは
激しく怒ったらしいけどねw

842:名無シネマさん
06/11/16 00:26:57 fJPJiMBa
>>835
2ドラなどの場合、脚本家も了解して挙げた原稿の後で局・制作会社のPと監督で直しを入
れてしまい、それがそのまま印刷されて台本になることさえあるという。
こういうやり方をされると、脚本家も納得尽くの元原そのものが地上から消えてしまうわけだ。ひ
どい場合だとクランクインに台本が間に合わずに号外を出しながら撮影ということさえある。

井上ひさし・山田太一・朝間義隆・山田洋次の「キネマの天地」など、途中でスタッフから
脚本に異議が出て、急遽、朝間・山田が途中を書き換えて台本の現物が丸ごと差し替えになっている。既に
現場に作業を渡したひさし・太一は蚊帳の外で、しかも号外ではなく台本丸ごと差し替えでオリジナ
ル自体が消えてしまった。これもライターはガッカリするだろうな。

843:名無シネマさん
06/11/16 01:04:08 fJPJiMBa
>>840
アメリカは編集・脚本家・撮影監督・俳優・プロデューサーetc出身の監督が普通にいるが、
日本は演出部(助監督)の経験がないとなかなか監督はさせてもらえない。
こうした慣習を一朝一夕に変えるのは難しい。助監督経験があるのにライターになって以降は自
分ではほとんど演出しなくなった人もいる(荒井晴彦・山田太一・田向正健ら)
ただし山田太一などは「一字一句変えてはいけない」脚本を書くので、現場の外から演出家を遠隔コントロールしているに等しい。
ト書きが演出メモの如く「こう撮らざるを得ない」ようにビッシリ書いてあるようだ。

脚本家のせめてもの自己主張ということなのか、シナリオ作協の雑誌である「シナリオ」「ドラマ」では、脚本
家も納得している段階の決定稿しか載らない。途中で一方的に「男たちの大和」を
外された野上龍雄・井上淳一がオリジナルを「シナリオ」に載せて意思表示したこともある。
監督が自分で書いて現場で号外で直して原型が存在しない場合には完成作品からの「採録」が載ったりもしますね。
著作物などに掲載されているシナリオについては、どの段階のものなのか判断に迷うことも結構ありますね。

844:名無シネマさん
06/11/16 01:13:58 lW++axaF

「脚本家の権利を蔑ろにしたプロデューサーに対しては、一切、脚本を提供しない。
 アメリカ・韓国の脚本家はこの方法で地位を確率した」

 これしかない! 協会がやらないなら組合でやればいい!


845:名無シネマさん
06/11/16 01:24:19 8LNyPjCr
ハリウッドでは脚本を10回書き直す事も珍しくないって、本当ですか?

846:名無シネマさん
06/11/16 01:27:53 VDbfN+Gx
昔、「新宿鮫」の脚本は
文庫本として出た「シナリオ・新宿鮫」(←完成稿)
と、シナリオ誌上に荒井晴彦が掲載させた
荒井版脚本の2種類が公に入手可能になってて
読み比べると興味深かったですね。

847:名無シネマさん
06/11/16 01:30:58 lW++axaF
>>845
書き直しは何回でもするが、他人による無断変更は許されない。著作権の侵害確定。

848:名無シネマさん
06/11/16 01:43:24 fJPJiMBa
>>844
それをやるなら、日本シナリオ作家協会(現理事長=西岡琢也)・日本脚本家連盟(現理事長=金子成人)・
日本放送作家協会(現理事長=市川森一)の三大協会が一斉に示威行動に出ない限り無理。
でも、日本では「スト破り」する脚本家なんかいくらでもいるんだよorz
何より「じゃあプロデューサーや監督で書くからいいよ」「ライター志望の奴に
プロット書きや下書きさせますが何か」ということで済んでしまう。
だいたい、今の監督はライターともいえないようなセミプロの友人と書いたり平気でするんだよ。
その方が無理を聞いてくれるので余計なお金も掛からないんだよね。

>>846
シナリオの活字化はどの段階のものを底本にしているのかよく分からないことが多
いですね。角川春樹は角川文庫には実際に現場に配布された台本(当然、脚本家も納得済の決定稿)をそのまま
入稿させていたようだけど。だから随所で本編と違っていたりした。
春樹は文庫の印税として少しでも脚本家にギャラを上乗せしてあげたかったのだろうな。

849:名無シネマさん
06/11/16 06:24:57 lW++axaF
>何より「じゃあプロデューサーや監督で書くからいいよ」「ライター志望の奴に
プロット書きや下書きさせますが何か」ということで済んでしまう

アホかオマエ。糞脚本が量産されることになることになるだろ。
それとも多数の秀作例でも挙げてくれるかい? アマは週末だけ来いよw


850:名無シネマさん
06/11/16 09:10:11 KU0jU4Va
>>848 
コピペ
黒澤明 『シナリオの書き方』
日本シナリオ作家協会1952年6月より一部
 僕は、映画におけるシナリオの地位は、米作における苗作りのようだと思っている。
 弱い苗から絶対に豊かな稔りは期待できない。
 弱いシナリオから絶対優れた映画は出来上がらない。
 シナリオの弱点はシナリオのうちに退治しなければ映画を救うべからず禍根を残す。これは絶対である。
 いかに優れた演出をもってしても、いかに演出に当たって努力しても、それを救うことはできない。
 とにかく、映画の運命はシナリオにおいてほとんど決定されるのだ。
(中略)
 最後に、日本映画のシナリオの今日の不振は根本的に作家精神の貧困から来ていると思う。
 己の心を己の言葉を持って語る、この一線を守り通す以外にシナリオを守り育てる道はない。
 そして作家精神こそ日本映画の貴重な種である。


プロとかアマとかいう問題以前に、848は貧困人格。ガセばかりで目障りだから失せろ。



851:名無シネマさん
06/11/16 11:39:13 0bPL5Fkk
>>849-850
>>848ではないが、彼は別に「そうやってプロデューサー側が対応するから構わない」
っつうニュアンスじゃないだろ。そのことを認めてないだろう?
糞脚本になろうが、連中がそういう対応しかねないってことも、問題のひとつにしてるでしょ?
プロ・アマ以前に、大人としてのまともな読解力がなきゃ、いかんのじゃないか。
荒そうとしてるのなら、別だけど……。

852:名無シネマさん
06/11/16 11:46:23 lW++axaF
>何より「じゃあプロデューサーや監督で書くからいいよ」「ライター志望の奴に
プロット書きや下書きさせますが何か」ということで済んでしまう

現実にこんなことしてるプロデューサーが春樹以外にも存在するとでも思ってるのか? アホ。 

853:名無シネマさん
06/11/16 11:57:37 0bPL5Fkk
>>852
読解力不足を指摘されて、今度は違う方向(>>848の現実認識)から攻めてきたか。
やっぱり基本的に荒らしたいだけなんだね。
だから、答えても仕方ないけど、いちおう、現実の話だけしておくと、
ライターが不当に扱われて結局、監督が書いちゃうというケースはありますよ。
それこそ、掃いて捨てるぐらい。
「男たちの大和」なんて例を挙げなくても、そのへんの安手のビデオ作品から何から
うんざりするぐらいあるケースです。
キャリアのあるライターが書かなくなったら、予備軍の若手に書かせることになるっしょ。

854:名無シネマさん
06/11/16 12:00:08 0bPL5Fkk
>>853
自己レス。
4行目以降は、「じゃあプロデューサーや監督で書くからいいよ」
最後の1行は、「ライター志望の奴にプロット書きや下書きさせますが何か」
に対応した話ね。
普通は読めば分かると思うけど、念には念を入れて(苦笑)

855:名無シネマさん
06/11/16 15:07:42 fJPJiMBa
>>851
>糞脚本になろうが、連中がそういう対応しかねない

日本のプロデューサー・監督(ディレクター)も、口だけなら>>850みたいなことは言うでしょ?
でも実際には自分の言うことを聞かない奴は外すだけ。ベテランのPでも、
「最近の若い奴は基礎教養も無いし筆力も無い」と自分の旧知のロートルなライターと組んで
上げようという人なんかいくらでもいる。
この場合は未知数の(しかも実力も不安な)人を避けて自分の納得のいく台本を挙
げてくれる人を選んでいるわけだけど、単に「自分の言う通りに書いてくれる」
だけで脚本家を選ぶPや監督(ディレクター)なんか珍しくもないのでは?
友人と書くだけならまだ良い方で、自分のオンナに書かせる監督までいるみたいだし・・・。

856:名無シネマさん
06/11/16 15:10:14 fJPJiMBa
>>852
TVだけど、栗原美和子(原夏美)みたいに自分で書いて自分で通してしまう人は実際にいる。ク
レジットに名前が出ないだけで、印刷台本の時点でPDの筆が入ったものが現場に
渡っていることも珍しくない(らしい) 既に途中から脚本家は蚊帳の外で原形も消えてしまっている。
映画では山本又一郎(水島力也)も自分で書いて自分で通していた。
単純に「ライターに払うギャラがない」「安い監督料だけでは可哀想なのでライターの
クレジットも上げてギャラの足しに」というだけで監督が書くこともある。

「一字一句変えてはいけない」有名ライターやタレント的にチヤホヤされる売れっ子
もいるものの、今も昔もライターなんか使い捨てなんだよ。Pや演出家と親しいだけで上げ底
してもらっている人もいれば、その下には賞をもらったけどプロになれなかった人やデビューした
けどすぐに消えた人だって山のようにいるんだしね。
なぜ脚本軽視が通るかというと、90年代以降、弱いシナリオでも視聴率が取れれば勝ちみたい
な風潮が強くなってしまったので、そもそも「いいシナリオ」とは何なのか? の定義も曖昧になってきた部分もある。
本編にせよニュアンスで誤魔化す風潮が強いと感じますよ。日本にもハコ書きなどの伝統はあるのに、出来上がったもの
にはアメリカのような理詰めの面白さがないんですよね。やはりネタを突っ込む過程でのお金の問題でしょうか?

857:名無シネマさん
06/11/16 15:43:22 lW++axaF
>>853
実例が「男たちの大和」だってか?製作の元締めの名前を判った上でワザとボケてるんだろ、オマエ。
長文で連レスしておいて他人様を荒らし呼ばわりするボケ方も失笑ものだぞ。

858:名無シネマさん
06/11/16 15:54:32 WaEDrhx2
>アメリカのような「理詰めの」面白さがないんですよね

この一言でお前の映画製作の才能が皆無だということがわかったw
悪いことは言わねーから小説家でも目指しとけw

859:名無シネマさん
06/11/16 16:12:42 sibBWP4D
>>853>>856
ID変えてまで4連投するなよ、恥ずかしい奴め。スレタイから察するに藻前自身が荒らしで確定。
「男たちの大和」と栗原美和子を実例に挙げるという痛さに免じて許してもらえ。

860:名無シネマさん
06/11/16 16:56:22 lW++axaF
脚本家不要論をしつこく吹いて、誰かに構ってもらいたいだけだろ。
週末だけの御来場かと思ってたがw

861:名無シネマさん
06/11/16 17:11:16 fJPJiMBa
>>860
脚本家不要論を説いている人など誰もいない。「なぜ日本では脚本家の地位が
向上しないのか」「なぜ脚本家は使い捨てられるのか」についての理由から考えている。

結局、グダグダな脚本でも視聴率が取れたり興行的に当たればそれでいいわけで、
内容で切磋琢磨する機会が減少しているんだと思う。放送・映画における脚本の賞にせよ実際は
ただの人気投票になってしまっているのが現実。
仮にプロのライターが自分たちなりの技術に則ってシナリオ講座の生徒や自分の弟子を叩いても、現実の映
画やTVの創り手は自分の使いやすい人を使うだけだもんね。
専門家が自分たちなりのポリシーに基づいて後輩や弟子に技術を継承しても現場から「そん
な古くさいものは使えない」と却下されればそれで終わり。「お金が掛かる」
「意思疎通が面倒くさい」というだけでプロのライターが忌避されることさえある。

何より90年代以降に「いいシナリオ」についてのある種の鉄則というか、共有幻想が
崩れてしまったように感じますよ。一方で古い人は段取りばかりでアクチュアルじゃなかったりね。

862:名無シネマさん
06/11/16 17:14:30 lW++axaF
一人でやってろ。

863:名無シネマさん
06/11/16 17:19:40 fJPJiMBa
>>862
具体的な反論も無く荒らしたいだけか。

864:名無シネマさん
06/11/16 17:23:02 0bPL5Fkk
>>857
え……? 君、「男たちの大和」の例を言おうとして、
角川の名を出したんじゃないの? じゃなきゃ、ごめんね。
あと、このやりとりの中からどういう文脈で脚本家不要論
とやらが出てくるのか不思議。
>>859
おれのこの書き込みはID、戻してるの? どうやって?
わざわざ自演のためにどっかに行って>>855-856書いたわけですか。
いくらなんでも、そこまで暇じゃないよ(苦笑)

865:名無シネマさん
06/11/16 17:24:41 0bPL5Fkk
あ、fJPJiMBaと数分差で重なっちゃった。これはきっと、
自演のために二社以上と契約してるってことになるんだな(w

866:名無シネマさん
06/11/16 18:55:35 b7Mdqap0
自称超能力者の巣窟。

867:名無シネマさん
06/11/16 21:31:19 LUnSVbIt
>>835
日本にシナリオドクターなんているの?
っていうか、邦画の現状はドクターが手を入れても、つまらん脚本だらけっていうことなの?

868:名無シネマさん
06/11/17 01:47:27 s6/EQvp4
ついに平日まで肝アマが粘着し始めたか・・・

869:名無シネマさん
06/11/17 12:47:02 aflZQR9L
>>867
日本の脚本家は直されるのを嫌がるからシナリオドクターがいないって事だ。

870:名無シネマさん
06/11/17 13:27:16 o3rCcdKm
>>869
脚本家は不当に扱われているという話が何度も出てきているのに、それは違うでしょ。
そんな、脚本家を尊重した理由で「いない」のなら、日本はもっと脚本家にとっていい国。
実際は、シナリオドクター的なことは、監督やプロデューサーによって行われてきたから。
そして、シナリオの素養のある監督やプロデューサーがいなくなってきた現在、その弊害が出てきている。

871:名無シネマさん
06/11/17 13:37:40 o3rCcdKm
あと、>>835の言う創作文芸板の状況は知らないのだが、
本当に直すのが巧いのなら、文句はあまり出ないんじゃないかな。
むしろ、直された方は勉強になるし、
プロとしてやっていくには、そう思えるぐらいの切り替えが必要かと。
実際、マキノ雅裕とかは現場で物凄く直していたらしいけど、
そのことで脚本家から文句が出たという話は、あまり聞かない。
それまでに脚本を練り上げる時間があまりなかったという状況もあるし、
直しが巧かったから。

872:名無シネマさん
06/11/17 14:34:14 FWfHuKVj
脳内素人連レス乙

873:861
06/11/17 15:50:35 Alaynd10
>>870 
>実際は、シナリオドクター的なことは、監督やプロデューサーによって行われてきたから。

日本に職能としてのシナリオドクターはいないが、ノークレジットで他の脚本家・監督・P等が直しを入れることで、
実質的にそうした役割は行われてきた。助監督に直させる監督もいた。

>そして、シナリオの素養のある監督やプロデューサーがいなくなってきた現在、その弊害が出てきている。

監督(D)やPがおかしな方向の駄目出しばかり要求するとか、TV等では視聴率重視で
ヌルいシナリオや視聴者に合わせたシナリオの方が重用されるとか、自分の言うことを聞く人しか使わないとか、
色んな理由はあるでしょうけど、もっと根底の部分で「いいシナリオ」に対するある種の鉄則
や共有幻想が業界の内外で崩れているような気がするんですよね。
専門家が軽んじられる傾向があるというのは、もっと本質的な部分で、いわゆるプロ的な「巧いシナリオ」
というのが忌避されている可能性があるように感じる。
仮に職業的な脚本家が自分の技術と段取りで生徒や弟子を叩いても、Pなどから「もう
こういうのは古いんだよね」として却下されればそれで終わりなわけですよ。
今のTVなんか完全にそういう世界でしょ? しばしば、作劇的な巧さよりもドラマの中に籠められた
同時代的な気分とか、視聴者に与えたムーブメントの方が評価される。
で、案外にそういうシナリオが放送関係の賞などでは評価されたりもするわけで。

874:861
06/11/17 15:52:48 Alaynd10
またTVとは正反対の例になるが、是非は別として、例えば立教系の黒沢清等が撮ってい
るような映画は、旧来の商業的に「巧いシナリオ」というテーゼからは絶対に出てこないと思
うんですよね。これは矢口史靖や古厩智之とかもそうでしょ?
これまた、そういう作品ほど海外の映画祭などでは評価されたりもするわけで、シナリ
オに対するある種の前提というのがそもそも崩れつつあるように感じる。
これは旧来の「ベタ」な作劇をバカにするような層が何故か「いま会い」や「三丁目」にはハマ
る風潮と裏表にあるような気がするんですよね。
「若い」監督などの場合、自分が撮るためのシナリオ以外はもう要らないような
気もする。かといって昔ながらの段取りでキッチリ組んでいくシナリオを書いても、
もう今の日本映画では撮りきれないとも思いますしね。
中島丈博氏などは昼ドラでそうした段取りのキッチュを極めるという方向に行ってしまった。

875:名無シネマさん
06/11/17 17:02:46 yATsqm5O
ドラマは脚本が一番大事2
スレリンク(tvd板)

876:名無シネマさん
06/11/17 17:45:50 o3rCcdKm
>>874
>是非は別として、例えば立教系の黒沢清等が撮ってい
>るような映画は、旧来の商業的に「巧いシナリオ」というテーゼからは絶対に出てこないと思
>うんですよね。
そーお? 自分は、黒沢の作劇って、逆に旧来のシナリオ作劇を知らないと、
絶対に出てこないと思うな。
>これは矢口史靖や古厩智之とかもそうでしょ?
古厩智之はよく知りませんが、矢口史靖はオーソドックスを目指してるんじゃないかなあ。
巧いかどうかは別ですよ。

877:861
06/11/17 19:20:04 Alaynd10
>>876
>自分は、黒沢の作劇って、逆に旧来のシナリオ作劇を知らないと、
>絶対に出てこないと思うな。

確かに黒沢は彼の好きなジャンル映画(アクションだったりホラーだったり)や作家の
映画的な構造を模倣しているわけだけど、ただ、彼の映画が一般的な監督・脚本家志望者に
とってのお手本になり得るかというと微妙なところだと思います。
もっとも「回路」がアメリカでリメイクされているので、欧米では受けているのかも
してません。敢えて大風呂敷を広げれば、やはり色んなレベルで世界的にカッチリしたある種の映画
の話法というのは崩れてきている可能性はありますよね。
単なるレベル低下なのか、それとも旧来的なドラマツルギーはもう用済みなのかはよく分かりませんが。

878:名無シネマさん
06/11/17 20:39:41 IEZ0bxcI
>>870
本当にひどいですよ。
特に映画では、監督の一声で本はがらりと変わるケースが多々だし、
脚本家に了承というか、話しあいの場も持たずに改稿するのも日常茶飯事です。
そして一番酷いのは、870さんがおっしゃるとおり、
本を読めるプロデューサーが激減したことです。
原作モノがここまで重宝されるのもそれによる弊害です。

879:名無シネマさん
06/11/17 22:39:27 o3rCcdKm
>>877
誰も手本になるとか言ってないんですけどw
ただ、例えばたけしの映画はシナリオの勉強をしてなくても
作れる可能性はあるけど、黒沢のはそうではないって意味で、
それなりに見る人が見たら、旧来の作劇術をまず踏まえる必要性ってのが
分かってくると思うな。
だから、無理矢理“手本”って考え方を出すなら(w)
それこそ、「踏まえた上で崩す」っていう考え方の手本にはなるかねw
実際は、黒沢氏の1/3ぐらいの量でも周防氏が撮っていれば、
いいバランスになるんだけどね。

880:861
06/11/18 00:21:56 a0PVPX8u
>>878
本編ではなんでそんなに昔から監督が一方的に偉いんですかね? やはり代わりはい
くらでもいる商売としか思われていないからでしょうか?

>本を読めるプロデューサーが激減したことです。

そういう素養のある人が初めから業界に入ってこないのか、あるいは業界の中で昔のような
職人芸的に台本を叩く技術が継承されてこなかったということでしょうか?

そうした技術や感性の衰えもあるし、それに加えて何よりカッチリしたシナリオに対する要求
というのが薄くなっているような気もします。レベルが下がってきて要求水準が低くなっているのか、
感性の次元で創り手や観客(視聴者)にそうしたドラマツルギーに対するニーズが無いのかは分かりませんが。

881:861
06/11/18 00:24:46 a0PVPX8u
>>879
まあ、黒沢の映画を観るよりは黒沢のリスペクトするフライシャーあたりでも直接に観た方が
参考になるんでないかい? 日本で現実にフライシャーみたいな映画が撮れるか否かは別にして。

>例えばたけしの映画はシナリオの勉強をしてなくても作れる可能性はあるけど

北野武の映画は、たけしが喋ったことをアンカーがまとめて仮の台本を作って(台本がない
と何も準備できない)、インしてからたけしの思い付きで崩していくらしい。
だから決して「台本が無い」わけではないようだ。
たけしの映画にはいまだに構成が無い。「座頭市」も大映時代に何本も作られた座頭市の
ストーリーやキャラクターの密度に比べれば呆れるほど何もない。
映画史に無理に引きつければ(笑)、たけしの映画はジャック・タチとか勝新太郎とかがやってき
たことに近いんじゃないの? たけしがジャック・タチを観たことがあるかどうかは知らないけどね。

882:名無シネマさん
06/11/18 00:30:39 NJ0XgjvH
低予算な映画でハリウッド文法つかっても、
フジが絡んでる劣化映画程度にしかならない。
日本には日本だけの文化に根付いた物語構造がある。
海の向こうを物まねしてもダメ。

883:861
06/11/18 00:47:57 a0PVPX8u
>>882
なんでいきなりハリウッドやフジの話になるの? そんなものを持ち出さなくても、
日本でも故笠原和夫が言っていたような、あるいは凡百のシナリオ教則本に書いてあ
るような文法というのは明確にあったんだけど・・・。
ただ、ある種の徒弟的に弟子の習作を叩いていく秘伝のような部分が大きかったのは事実かもしれないが。

予算の有無に関わらずシナリオの固めがきっちりしていた映画というのは、もう
ロマンポルノで終わったのかな? いまだに釣りバカを書いている山田洋次というのはやはり偉いの
かもしれない。山田が投げ出したらもう誰も松竹喜劇を受け継ぐ人はいないでしょ。

884:名無シネマさん
06/11/18 00:52:49 JeGrMa/k
故伊丹十三氏も「良い脚本から悪い映画は作れても、悪い脚本から良い映画は作れない。」と言っていた。

885:名無シネマさん
06/11/18 01:30:11 BhT11BaQ
1に同意する人が多いテレビドラマ板の類似スレより、
演出が一番大事と言う意見が多数派の映画一般板のこのスレの方が書き込みが多い。

886:名無シネマさん
06/11/18 01:30:16 Ccsf32Iq
>>884
戦略のマズさは戦闘ではカバーし切れない、という話と同じだな


887:名無シネマさん
06/11/18 01:44:05 BhT11BaQ
屁理屈言うようだけど、動物に俳優は出来ても、動物に演出や脚本家は出来ないからな。

888:名無シネマさん
06/11/18 01:48:38 Ys13tXBH
888get! 甘アマ乙

889:名無シネマさん
06/11/18 11:14:09 SNjcqL+9
>>885>演出が一番大事と言う意見が多数派
 ↑
こいつ、医者に逝ったほうがいいんじゃマイカ?

890:名無シネマさん
06/11/18 17:04:15 vmSJdzkm
普通に映画作家と呼ばれてるような連中は
監督も脚本も兼ねる例がほとんど

映画作りの中核を担いたいのなら脚本家というポジションに留まらず
演出の現場に参加すべき

要するに監督になれってこった

891:名無シネマさん
06/11/18 18:10:24 oGfETIn7
>>890
>普通に映画作家と呼ばれてるような連中は
>監督も脚本も兼ねる例がほとんど
「ほとんど」は無いだろw 勉強不足と言われるぞ。
ウィリアム・ワイラー、ジョン・フォード、クリント・イーストウッド……
日本でも若松孝二のような例があるよね。この人は膨大な作品歴で一本しか書いてない筈。

>映画作りの中核を担いたいのなら脚本家というポジションに留まらず
>演出の現場に参加すべき
「中核を担う」っていうのが、どういう意味かわからんけどね、
脚本家からの文句は、パートとして尊重してくれってことでしょ。
例えば、監督が「中核を担う者として」直すことを決定しても、
そのために脚本家に追加注文するなら、不当な扱いではない筈。
多くの脚本家のホンネは「直すな」ではなく、「自分に直させてくれ」だろう。

撮り直しで、カメラマンに相談もなく勝手に違うカメラマンを起用したり、
監督自身が回したりしたら、絶対、カメラマンは文句を言うと思うよ。
それと同じことが、脚本だと、簡単に出来てしまうから、やっちゃうのが問題なんだ。

もちろん、自分で納得できる映像作品に仕上げたいなら監督になるしかないってのは、
同意ですよ。それは誰でも認めるんじゃないかな。
「中核を担わせろ」じゃない、「パートとして不当に扱うな」なんだよ。

892:名無シネマさん
06/11/19 13:00:42 Iy+IPTZX
北野武みたいな基本的に他人の書いた脚本で映画を撮らない(深作欣二の代役で監督をやったその男、凶暴につきは例外で野沢尚の脚本を使用)監督は脚本に拘りがあるんだろうね。

893:名無シネマさん
06/11/19 14:58:51 6hRZ36Mp
プロの皆さん、素人の知ったかぶりにイチイチ腹を立てるような人は2ちゃんねるに来ない方が良いですよ。

894:名無シネマさん
06/11/19 15:05:42 Iy+IPTZX
大根な上に華がない山田花子が映画の主役やるってよ。
まあ、山田花子は個性はあるけどな。

895:861
06/11/19 16:14:32 PtiZK1yF
>>891
脚本の場合、自分で書く監督・独立した脚本家としても仕事が出来る監督もいますので、他の職能とは
事情が違うんですよね。極端な話、字を書くだけなら誰でも書けますからね。

>>892
北野武こそ、自分で脚本を書く監督の弱さ(構成力の欠如)そのままじゃん。
自分で書くと自分が撮ることを前提にしているから、自分にとって撮りやすい
ものしか書かない。だから作品内世界がどんどん狭くなっていく。
もっともベテランの監督になると、なまじの職業脚本家よりも自分で書いた方が巧
いし、任せられる人もいないので自分で書かざるを得なくなってくる。ライターを立てるとそこで
またお金が掛かるので自分で書いた方がいいという事情もある。

896:名無シネマさん
06/11/19 16:25:15 6hRZ36Mp
>>895
>>887

897:名無シネマさん
06/11/19 17:29:47 35xWlSkx
>>891
ド素人の妄想に付き合って、何か得るものはあるかい? 増長するからスルーしとけよ

898:名無シネマさん
06/11/19 18:10:14 uojKfNwb
>>897
君にレスすること自体は意味がないが、
レスを通じて書きたいことがあるので書きます。

まず、このスレで脚本家の現状を巡る問題を書いていくことは、
それなりに意味があると思う(脚本もしくは脚本家に興味のある人が見るから)。
だから、相手がどうであれ、レスにして意味のあることは、これからも書きます。
(君にレスするのと同じ理屈ですね)
次に、「結局、監督やるしかないじゃん」というのは、
実はプロも言いがちなのです。妄想とかでなく、実際に言うんですよ。
監督やプロデューサーだけじゃなく、当の脚本家が言うこと、あります。
そのことで問題点がぼやけがちなので、書いた次第です。

899:名無シネマさん
06/11/19 18:26:06 35xWlSkx
ループ乙

900:名無シネマさん
06/11/19 18:26:56 Flyb5OXn
脚本関係でお奨めの本ある?

901:名無シネマさん
06/11/19 23:52:25 QofARF5s
ID:35xWlSkx

お前みたいな根本的に才能のない能無しはとっとと創作活動から
身を引いて土方でもやってろ間抜けw

902:↑
06/11/20 00:18:25 bbU7skn3
香ばしい負け犬って、どこにでもいるようですね。
>>901って土方すらできなさそうwww

903:名無シネマさん
06/11/20 00:56:57 uCt3S3WH
>>900
笠原和夫さんの「昭和の劇」「映画はやくざなり」。

904:名無シネマさん
06/11/20 00:58:06 n8s6i0CE
ぷっw
毎日ろくに仕事もなく
このスレに張り付いて管を巻いてる低脳のおまえなんぞにいわれたくねーなw



905:名無シネマさん
06/11/20 01:03:28 n8s6i0CE
>>902
他人を素人呼ばわりしてりゃてめーの創作能力があがるとでも思ってのかねぇw
才能のない屑は無駄なことしてねーで明日からシコシコ土方やれw

906:名無シネマさん
06/11/20 01:06:21 /emxgkMX
そもそも映画の撮影スタッフは土方と変わりない。肉体労働を馬鹿にする奴はまともな脚本を書けない。
「土方でもやってろ間抜けw」←まさにニートの2chネラーが言いそうなことだな。オリジナル感ゼロ。
平日の昼間に2chに粘着するなよ、坊や。エキストラのバイトでも見つかるといいな。

907:名無シネマさん
06/11/20 01:11:18 n8s6i0CE
>>906
真昼間から粘着してんのはお前じゃねーかw
どうせ仕事なんかなくて暇なんだろ?
お前みたいな能無しの屑が映画製作なんぞに関わるな

とっとと首括って市ねw


908:名無シネマさん
06/11/20 01:21:13 YGWqnzsv
>>900
自分も>>903同様「映画はやくざなり」は一読をお勧めするが
(つうか、骨法十箇条の部分ね。これは笠原氏自身が言ってるように
時代遅れかも知れないが、いろいろ考えさせられる)
とにかく、シナリオ集を読めばいい。それ以上に、昔の映画を見ることですね。

909:名無シネマさん
06/11/20 01:26:37 n8s6i0CE
>>906
マジでうぜーんだよてめーは
まともな意見は何ひとつ言わないで気に入らない奴をひたすら素人呼ばわりして
こきおろすだけ

とっとと消えうせろボケが


910:名無シネマさん
06/11/20 02:55:54 eJtxeyH1
>>908
「映画はやくざなり」は読み応えがありますよね。
人間の感性に大きな変化がなければ、いまでも通じる内容だと思います。

でも、最近の社会風潮(価値観)は、どうにも昔とは違いすぎるようにも感じています。
骨太なストーリーを「ベタ」と呼んで嗤うような感性が大勢を占めているのではないでしょうか?

911:名無シネマさん
06/11/20 05:49:29 Te9sfEqx
バブル期だと3Kや泥臭さを毛嫌いして、
ステータスを重視する社会的風潮が強かったが、
そんなステータス主義も実力が裏打ちされていて地に足がついていた。
しかし今はステータス主義がただの資本主義(金・金・金)になり、
何もかもがカッコや上っ面だけになってしまってる。
映画もドラマも同じでカッコや上っ面だけだから、
ネタ(原作モノ)やリメイク(過去の栄光)が先行してしまうわけよ。

912:名無シネマさん
06/11/20 07:24:19 QG2fiRWd
どうでもいいけどこのスレの奴ら文字が多すぎ!


913:名無シネマさん
06/11/20 07:30:58 Te9sfEqx
ここは普段から脚本を書いる奴が多いから文章を書き慣れている。
ゆとり教育の影響で国語力不足のお前は短文を書くのが精一杯なのかもしれんが、
自分の物差しで人を計らない方が良い。

914:名無シネマさん
06/11/20 07:49:37 QG2fiRWd
>>913
汁か!!
スレタイがなかなか興味深い内容だったから覗いてみたら
ただのオナヌースレじゃねえか!

915:名無シネマさん
06/11/20 14:18:55 Te9sfEqx
なんだ、三行も書けるなんてクズはクズなりに成長したんジャマイカと思ったら改行しただけか。

916:名無シネマさん
06/11/20 15:01:43 gVTKOJzz
笠原先生の十箇条についてレスが交わされることは久々なので、非常に興味深い。
ID:n8s6i0CEのようなDQNをスルーした態度にも共感を覚えるのでID:QG2fiRWdにも同じ態度で頼む。

骨法十箇条は今でも輝きを失っていない法則だと思うが、不足してる点や古びた点など
あるのだろうか? ちなみに私自身は必要十分な内容だと受け止めている。


917:名無シネマさん
06/11/20 15:32:31 bbU7skn3
邦画について云えば、十箇条の半分くらいで展開している恋愛映画が受けている。
つまり、薄っぺらい内容を「お涙頂戴」で誤魔化している作品ばかり。
ハリウッドや韓国の映画は八箇条ぐらいは抑えているように思う。特に主人公については。

918:名無シネマさん
06/11/20 15:52:31 gVTKOJzz
>>917
なるほど。それは映画ではないが極めて映画的に制作され、放送された「東京タワー(フジTV)」に
ついても言えると思う。登場人物がいい人ばかりで「カタキ」がいない点が特に鼻についた。
貧乏と病死があるだけで、「カットウ」「サンボウ」「ヤブレ」「オチ」が描かれていない。
そのほうがリアリティーがあるかもしれないが、昭和中期に量産された母子モノの縮小再生産でしかない。
どうせ「お涙頂戴」ならば、もっとハードな現実を描いて欲しかった。でもアレが書いたから仕方ないかw

919:名無シネマさん
06/11/20 16:50:34 yChX5vyZ
>>910
>でも、最近の社会風潮(価値観)は、どうにも昔とは違いすぎるようにも感じています。
>骨太なストーリーを「ベタ」と呼んで嗤うような感性が大勢を占めているのではないでしょうか?

でも、今は映画もTVもお涙頂戴だったり「ベタ」も「ベタ」じゃないと受けないんですよ。
もちろん「ベタ」をやるにもレベルはあるわけですが、それもかなり低いところを狙わないと受けない。
「ベタ」を嗤う人々こそが最も「ベタ」にハマるという謎ですよね。

>>917-918
90年代以降、日本の映画・TVのストーリーテリングや作劇の密度が恐ろしく薄くなっている
のは何故なのでしょう? 今も昔の観客(視聴者)の知的水準などさほど変わる
ものではなく、やはり創り手の中に緊張感の欠如があるように感じます。
あるいは送り手の側でも作劇や話法の堅さをもう求めなくなっているのかもしれません。
単に2ドラのようにヌルい方が受けるからそれで作るということもあるでしょうし、
監督なども自分が撮るための自分の撮りやすい脚本しか使いたくないのかもしれない。

920:名無シネマさん
06/11/20 20:31:30 kcf750eg
邦画業界の人達って、観客である俺等素人を見下してるんだね。
邦画がつまらない理由が判りましたよ。

921:名無シネマさん
06/11/20 21:47:32 n8s6i0CE
ID:gVTKOJzz

案の定平日の真昼間から粘着ってw
ホント暇なんだなw

お前みたいなろくに仕事もねーカスがいっちょまえにプロ気取りか?ぷっw
邦画の復権の鍵はお前みたいな能なしのカスをことごとく映画製作の現場から
追放することだよ間抜けw

922:名無シネマさん
06/11/21 00:24:47 G+7OJh93
>>916-918
少なくとも現代において、骨法十箇条ってさ、ある程度の有効性はあるけどさ、
たくさんクリアしてるからいい(逆に数が少ないから劣る)ってもんでもないと思うな。
ある映画を批判するときに、「(こういう映画ならば)もっと骨法十箇条で言うところの
○○の要素が欲しかった」とか言うときに、有効に働くんじゃないの?
実製作面じゃ、脚本を叩き上げるときに、「○○の要素があった方がいいんじゃない?」とかね。
「幾つクリアできてる」とか、けっこう馬鹿げてると思うなあ。
「カタキ」がいなければいないで、作劇は成立するんでないの?
おれの感覚じゃ、骨法十箇条ってさ、
笑いの要素が欠けてること、「オリン」「ヤブレ」の強調などから言って、
近松から黙阿弥に至る日本の戯曲のドラマツルギーに沿ったものと思うよ。
だから、もちろん、基礎として知っておくべきものだとは思うけどね。
今の若い人にとってはそうしたものと同時に、十箇条とは無縁なハワード・ホークスの
映画とかも古典なわけだしさ、具流八郎なんかも経由してるわけだしさ、
笠原を尊敬する高橋洋の構築的な傑作シナリオの「蛇の道」は、また違った足場を作ってるしさ、
クドカンのシナリオは十箇条的じゃないから非難できるもんでもないと思うしさ、
(クドカンを評価するという意味じゃないですよ)
あんまり、「たくさん守った方がいい」なんて感じで捉えるのも、良くないんじゃないかな。
それこそ「カセ」になるだけだと思うよw

923:名無シネマさん
06/11/21 01:18:12 US24ve7j
マニュアルを絶対視して面白い作品が出来るわけない
むろん先人の知恵を基本として押えとくことは重要だと思うがいい作品を作るには
それを叩き台にしてさらに面白くする手法はないかをとことん試行錯誤して
自分なりの個性を味付けする必要がある
時にはマニュアルを踏まえてそれをあえて壊す作業も必要だろう

映画は単なる商品ではなく芸術作品としての側面ももっているのだから
そういうセンスを身に付けられなければ創作活動の分野においては
大成しない


924:名無シネマさん
06/11/21 01:26:13 G+7OJh93
>>923
ちなみに、笠原師のくだんの「骨法十箇条」の文章の最後の部分は……

大事にしなくてはいけないのは骨法などではない、
体の内側から盛り上がってくる熱気と、
そして心の奥底に沈んでいる黒い錘(おも)りである。

十箇条を伝えつつ、この金言で締める。さすがですな。

925:名無シネマさん
06/11/21 06:25:43 DRG9La2N
脚本に限った話ではないが「基礎があってこそ応用がある」というのが正論。
クドカンのコント路線が受ける理由は基礎があるからこその作劇であると思われる。
歌舞伎や落語を研究した末に今の木更津キャッツアイがあることは否めない。
つまり極めて古典的基礎を踏襲しているのがクドカンなわけだ。褒めすぎ?

926:名無シネマさん
06/11/21 06:31:36 p+pcLmSb
脚本では柱というのがあってな。
それはカメラを置く位置なんよな。
つまり脚本書くってことは、そこでもう映像も流れているってこと。
脚本家本人はゴダールみたいなのを想像してても、中学生日記みたいに
なっちゃったりするのは演出の腕でしょう。だから文句が出る。
演出も大事ってこった。


927:名無シネマさん
06/11/21 07:01:37 DRG9La2N
テレビドラマは顕著ですね。特に社員Dの演出。
社員の編集もトホホ。ただ単に繋いでるだけの糞編集でぶち壊し。
オフライン編集しかやったことない連中には何を言っても無駄か・・・

やっぱり基礎だよ、基礎。脚本も演出も。

928:名無シネマさん
06/11/21 11:00:14 G+7OJh93
>>925 >>927
自分は>>922だが、骨法十箇条の一読を勧めた者(>>908)でもあるわけで、
基礎は不可欠だと思うよ。
ただそれは消化すべきものであって、ルールとして縛られるものではないと思う。
現実の創作のための要は、
「優れた先例を知っているか」「考え抜かれているか」ということだよな。
だから、今のつまらないドラマがあったとして、それがつまらないのは、
「骨法十箇条のうちの半分ぐらいしか守ってない」からというより、
「骨法十箇条(か、それに準ずるもの)を知ってる人が作ったとは思えない」
「面白くしようと考え抜いた跡がない」からだと思うね。
知ってる人が作れば、「カタキ」が無くても、説得力はあるんだよ。

929:名無シネマさん
06/11/21 14:51:45 8fsQ6LQw
・面白いストーリー
・魅力あるキャラクター

優れた脚本により重要なのは、どちらだと思いますか?

930:名無シネマさん
06/11/21 15:14:21 lOlvDZwR
>>829
どっちも大事に決まってるけど、
「どっちかを選べ」という「遊び」として答えるなら、
魅力的なキャラクターの方。
単純に言って、「男女が出会って別れる」だけの話でも、
キャラクターの練り方でいろんな面白いシナリオになるから。
もちろん、その場合、キャラクターの性格によって、
それを生かす枝葉が生まれるわけで、その部分までも
「ストーリーの一部」というなら、もう答えようがないけどね。

931:名無シネマさん
06/11/21 15:33:04 dn3hZzfc
>>925
>つまり極めて古典的基礎を踏襲しているのがクドカンなわけだ。褒めすぎ?

逆なのでは? クドカンこそそういう教養のない次元で書いて、そういう感覚が新鮮なように
見えて受けているのでは? だから良し悪しは別として、やっぱり創り手・受け手双方の中でも骨法なんかもう崩れているんだよ。

>>928
う~ん、でも、既にそうしたある種の基礎があるべきという幻想自体が過去の遺物に
なってしまっているんじゃないかねえ・・・。
その結果が「ベタ」も「ベタ」な映画・ドラマがそれ故にこそヒットする奇妙な
現象とか、映像・ディテールだけ凝りまくり脚本は軽視という作品が濫作される元凶になっているのでは?

ただ、そういう作品でも興行的(視聴率的)に当たったり映画祭で賞をもらったりできれば
勝ちなんだよね。何が正しいか何が間違っているかの基準(に対する幻想)自体がもう無いというか・・・。

932:名無シネマさん
06/11/21 15:58:31 lOlvDZwR
>>931
何が「勝ち」かということでなく、君自身が一観客として、
そういう基礎のないものの方が面白いってんなら、別に話すことはないよ。

933:名無シネマさん
06/11/21 16:04:34 US24ve7j
>映像・ディテールだけ凝りまくり

脚本軽視云々はともかくこんな映画むしろ稀だけど?
照明にしろカメラワークにせよ駄目駄目な映画のほうが圧倒的に多い

934:名無シネマさん
06/11/21 16:12:07 dn3hZzfc
>>932
誤解があるようですが、自分は必ずしも「そういう基礎のないものの方が面白い」と
は言ってないですよ。
ただ創り手も受け手も、そうしたある種のカッチリしたドラマツルギーに
対する渇望(幻想)がもう無いような気がするんだよね。
単なるレベル低下なのか、感性が変わってきたのかは不明ですが。

935:名無シネマさん
06/11/21 16:18:41 lOlvDZwR
>>934
>ただ創り手も受け手も、そうしたある種のカッチリしたドラマツルギーに
>対する渇望(幻想)がもう無いような気がするんだよね。
それは君自身にとっていいことなの、憂うべき事態なの?
そこの立場をハッキリして欲しいんだよね。

936:名無シネマさん
06/11/21 16:21:28 lOlvDZwR
補足すると、
「いま、こんな問題がある。これは困ったことで、もっとこうあるべきだ」
と誰かが書いているときに、「でも、いま、こんな問題はあるんだよね」
なんてレスされても、白けるだけなんだよな。
その問題への態度を表してくれないとな(あるいは「問題」と思うか思わないか)。

937:名無シネマさん
06/11/21 16:22:59 US24ve7j
乱暴な言い方をすれば
音楽でいうクラシックとポップスを比べてどちらがいいかという感じかな

938:934
06/11/21 16:27:00 dn3hZzfc
>>935-936 
個人的な好みを言えば「憂うべき事態」だとは思っておりますよ。

939:名無シネマさん
06/11/21 16:27:30 DRG9La2N
>>928
箱の時点でチェックすべきルールとして機能させたほうが便利だぞ。「カタキ」はあったほうが面白いし。

>>929
そりゃ、キャラに決まってるだろ。キャラの起っていないストーリーは問題外。

>>930
誤爆してっぞ。

940:名無シネマさん
06/11/21 17:11:26 p+pcLmSb
今一番日本で面白い脚本家はボクシングの亀田。
あいつを誰か超えてみろ。
サムペキンパーばりにかっこいいじゃん。


クドカンなんて亀田に比べたら屁でも無いと思うが。
クドカンは内舘牧子といい勝負。凡庸な人はお引き取りください
って感じでしょ。

941:名無シネマさん
06/11/21 17:16:23 DRG9La2N
また変な奴が来たな・・・

942:名無シネマさん
06/11/21 17:46:33 lOlvDZwR
>>941
言っちゃなんだが、君も変。何が誤爆だよ。

あと、「カタキはあった方が面白い」という一般論と、
「基礎を知った上であれば、カタキが無い面白い本もあり得る」
という可能性の話は別だぞ。
骨法十箇条なりの基礎を知ってる人が、分かった上で「カタキが無い話」
を書く場合の話をしてんだよ。
そういう人は、「どうでもカタキが必要だ」と判断すれば、書くよ。
得々と知った顔で一行レスを連ねる前に、よく人の意見を読み込んでくれ。

943:名無シネマさん
06/11/21 17:47:58 lOlvDZwR
>>938
じゃあ、その問題意識から出発してもいいんじゃないか?
それとも、憂いてる自分自身が過去の遺物とでも?w

944:名無シネマさん
06/11/21 18:02:33 b4vQ+roD
>>942
自分は脚本家見習いの若造ですが「カタキ」は必須だと教えられています。
「カタキ」のない傑作を御存知でしたら、是非とも2、3作品教えて下さい。

PS 930で誤爆されてるようですが・・・

945:名無シネマさん
06/11/21 18:13:50 9WPmnPk6
>・面白いストーリー
↑これを重要だと考えるのは俳優のジャン・ギャバンさん。

>・魅力あるキャラクター
↑これを重要だと考えるのはシナリオセンター講師の柏田道夫さん。

私はジャン・ギャバンさんに賛成です。

946:名無シネマさん
06/11/21 18:21:59 lOlvDZwR
>>944
誤爆じゃなく、アンカーミスね。それに関してはすまん。
誤爆っていうのは、普通、別スレに間違って書いちゃうことを言うんだよ。
URLリンク(d.hatena.ne.jp)

>自分は脚本家見習いの若造ですが「カタキ」は必須だと教えられています。
なら自分も言っちゃうと、そこそこキャリアのあるプロですけど、
(いまも執筆中……何やってんだろうねw)
例えば世間で言われるところの「大きな事件の起きない静かなドラマ」の類にあるでしょう。
「やかまし村の子供たち」とか「八月の鯨」とか……小津の映画にはあるかな?
笠原氏のくだんの文章では、十箇条を説明するときに、「あの夏いちばん静かな海」を俎上に乗せて、
(この映画には欠けている)○○をもし設定したら……という風に例を挙げているんだけど、
「カタキ」を設定するとしたら……の部分は、正直、無理矢理感があります。

でもね、本当に自分が言いたいのは、骨法十箇条を知った上で、
「カタキのない優れた脚本を書く」というのも、「アリ」だということなんだよ。
お若いのに「カタキなしでいい脚本になるわけない」と断言されるとしたら、
ちょっと心配だな。

あと、笠原氏は骨法十箇条をハコとか全て終わった上での執筆時の心得として
書いてるのは、分かってるよね?
分かった上で、敢えて「ハコの段階で使える」と言ってるんだよね? なら、いいんだけど。

947:名無シネマさん
06/11/21 18:35:47 p+pcLmSb
つまりだな、左手が憎しみ、右手が愛。一人腕相撲
今は憎しみが勝ってます、しかし愛が負けずと頑張ってます、
ああ、憎しみがまた・・・憎しみが勝ちそうだ、愛はどうする・・
愛が勝ちました、チャンチャン。
その程度のことを法則にしてもだめって事。

真に脚本を書くならば国を描けってこったろう。
亀田は国を描いてる。「日本でいじめは無くならない」と。


948:名無シネマさん
06/11/21 19:56:40 ullys27j
>>946
冗談はそれぐらいにして、早いとこ傑作の実例を挙げてくれや。
前から気になっとったが、ワレ、人を見下したようにしかレスできんのか?
レス違いも痛いで、ホンマ。

949:名無シネマさん
06/11/21 20:22:37 7d21OXGn
ワレ、ホンマ、痛い

950:名無シネマさん
06/11/21 20:23:37 DRG9La2N
>>946 ID:lOlvDZwR
>「カタキ」が無くても、説得力はあるんだよ
ヒット作から列挙してくれないか? 説得力に欠けるぞ。

>言っちゃなんだが、君も変。何が誤爆だよ
誤る相手を間違ってんじゃいのか? 別に謝罪してくれなくてもいいが。

>いまも執筆中……何やってんだろうねw
妄想ニートだろ? 早くデビューしろよ。

951:訂正
06/11/21 20:28:08 DRG9La2N
間違ってんじゃいのか?→間違ってんじゃないのか?

952:名無シネマさん
06/11/21 20:49:13 G+liRQ28
人が生きるってことは闘いなんだぜ! 必ず何かと闘ってるんだぜ、ベイベー! 
つまり「カタキ」のない傑作映画など有り得ない!(「カタキ」が曖昧な映画は有るが)
そこそこキャリアのあるプロにしてはチープな説得力だぜ! (嘘は駄目だぜ、ベイベー)

953:名無シネマさん
06/11/21 22:02:27 US24ve7j
>「カタキ」のない傑作映画など有り得ない!

ルノワール「ピクニック」
ヴィゴ「アタラント号」
ベルイマン「冬の光」
成瀬「おかあさん」
小津「秋日和」
ロメール「緑の光線」
レネ「去年マリエンバートで」
タチ「プレイタイム」
アントニオーニ「太陽はひとりぼっち」
リンクレイター「ビフォア・サンセット」

ありえないなどと言い切る奴はただの馬鹿


954:名無シネマさん
06/11/21 22:18:32 L4SRqinR
最近、トミー・リー・ジョーンズとケイト・ブランシェッとの「ミッシング」と
いう映画をDVDで見たが、これは映画にとって脚本がいかに重要かの最高の
テキストだよ。
トミーもケイトも最高の演技を見せてるし、子役も敵役も最高に頑張っている。
特に子役はよくこんな演技が出来たと感心するよ。
演出も銃撃シーンなど、キレがあっていいし、雄大な自然を空撮や遠距離からの
カメラで撮った絵作りも美しい。さらに、あらゆるシーンが格調高く撮られている。
演出と役者は最高レベルなのに、この映画どう考えても駄作なんだよね。
脚本がダメだから。いまどきインディアンを単純で残酷な悪役に設定したり、リアル
な作品のはずなのに「呪い」でケイトが苦しむという失笑もののシーンがあったり、
さらわれた娘が余計なことをするので仲間が死んだりするというイラつくシーンが
あったりとにかく脚本がダメ。これ、脚本がよければ間違いなく年間ベスト級の映画
なのに脚本がダメだから駄作にしかなってない。他の要素がいいだけに脚本のアラが
目立っちゃう典型例。どうしてこんな脚本で企画を通しちゃったかなぁ。

955:名無シネマさん
06/11/21 22:43:59 DRG9La2N
>>953
ヒット作から列挙してくれないか? オーロラOK?

956:名無シネマさん
06/11/21 22:47:51 9WPmnPk6
>>955
貴方のようなヒット作に拘る人をミーハーと言います。

957:名無シネマさん
06/11/21 22:49:31 US24ve7j
>>955
ヒット作=傑作なんてのはお前の脳内だけw

958:名無シネマさん
06/11/21 22:58:57 DRG9La2N
傑作の価値基準は人それぞれ。傑作がヒット作とイコールだと言った覚えはない。
近年のヒット作の中から「カタキ」不在の傑作を挙げてみろ。逃げてんじゃねえよ。

959:名無シネマさん
06/11/21 23:01:11 9WPmnPk6
>>958
私もUS24ve7jさんもlOlvDZwRさんじゃないわけですが?

960:名無シネマさん
06/11/21 23:37:19 tjrpKYzo
>>953
カビの生えた旧作から傑作例をあげても、例示方法としては如何なものか・・・
それでは「カタキ」がない作品はヒットしないということを裏書きしてるようなもの。
ていうか、そんな旧作を傑作だと思ってる人って脚本では食っていけないでしょwww
貧乏なプロの真似はしたくないから「カタキ」のある脚本を書くことにするよ、オイラ。
反面教師ごくろうさま。


961:名無シネマさん
06/11/21 23:52:07 US24ve7j
>>960
ぷっw
お前みたいな創造性の乏しい奴が創作の分野で食っていけると
本気で思ってんのか?
カビの生えた旧作などとほざくならこれらの作品より一本でも質の
高い作品を書き上げてからいいなw

962:誰か次スレを立てて下さい。
06/11/22 00:17:55 qEuAJnMU
映画そのものの面白さより役者の魅力を重視する奴の特徴。

・物(=映画や演劇、脚本、音楽等)のレベルより人間(=役者、歌手等)のレベルを見る自分が崇高な人間であると思い込んでおり、それに酔い痴れ、そうじゃない奴を見下している。
昔の欧州では声は人間が発する音で、インストは物から出る音の音楽だと言う理由で声楽が高尚で器楽は低俗な不良の音楽という考え方が強かった。こいつらの頭の中は中世の人間と同レベル。
脚本家や照明技師も人間で映画や演劇を創るのは人間だってことが分からない馬鹿が多い。
・何を言ったかよりも誰が言ったかを重んじる。
・穴だらけの論理を連発するのだが、決して屁理屈をこねているわけではない。そこが逆に痛かったりする。
・相手を無理矢理論破して自分の価値観を押し付けるしつこい奴が多い。
・自分と自分の身の回りの人間の常識を宇宙の法律と勘違いしている。
・前向きに後ろ向きなことを言うのでとてもタチが悪い。
・しつこい質問攻めが好きなくせに、質問の答えに対して文句を垂れてばかりいる。
・誘導尋問に引っ掛からない相手に対して逆ギレする。
・他人には「どうして?」を連発するのに、自分は「ノーリーズン」で済ます卑怯者が多い。
・理由の理由を訊いてくるのでウザい。
・自分の憶測と違う答えを嘘だと決め付ける。
・YESと答えてもNOと答えても反論してくる。
・役者の評論が好きなくせに華と存在感の違いも分からない。

映画は脚本が一番大事
スレリンク(movie板)l50

963:名無シネマさん
06/11/22 00:20:50 CDzl39h4
>旧作を傑作だと思ってる人って脚本では食っていけないでしょ

「カタキ」とは離れるが「丹下左膳 百万両の壺」だって山中の70年前の傑作のリメイク
だし黒澤の「椿三十郎」もリメイクされるってのにねぇw

傑作に旧作も新作も関係ないんだってw

>貧乏なプロの真似はしたくないから「カタキ」のある脚本を書くことにするよ

いずれにせよ直ぐにこんな安易な方向に流れる奴なんて
いいように使い捨てにされるだけだろうけどw

964:名無シネマさん
06/11/22 00:29:40 7ua7c0aR
こういうカタキのないホンワカした映画も有る。
さてこの映画は脚本が良いのか演出が良いのか、どっちだ。

『【名前が二つ】ローカルヒーロー夢に生きた男』
スレリンク(kinema板)l50

965:名無シネマさん
06/11/22 00:51:24 CDzl39h4
ヴェンダースの「パリ、テキサス」やジャームッシュの「ストレンジャー・ザン・パラダイス」
なんかも「カタキ」とは無縁ですね

他にもいくらでも挙げられそうですよ
これらもカビの生えた旧作で今さら省みるには値しないんでしょうかねw

966:名無シネマさん
06/11/22 01:19:25 CDzl39h4
>>964
まぁ起伏のない静かな映画の場合、演出が駄目だと脚本の出来だけでは
カバーするのは難しいかもしれませんね

「カタキ」がいた方が話にメリハリがきいて
観客も盛り上がりやすいですし派手な演出もしやすいですから
一本の作品として仕上げるには「カタキ」がいない作品のほうが一般的には
難易度が高いでしょう

作り手のセンスの問題(そういう作風が得意な人もいる)もありますから一概には
言えませんが

967:名無シネマさん
06/11/22 03:14:39 Vsx1/lQS
昨日のlOlvDZwRだけど、ちょっと控えていたけど、
まあ話の分かる人も出てきて良かったです。
>>946で小津で何かあるかと書きましたが、
自分も後から>>953同様、「秋日和」を思い出してました。

ヒット云々と言ってる人には、話をすり替えるなと言えば充分だし、
旧作だの言ってる人は、さらに頭が悪く、
もともと昔ながらのルールの話だから、
むしろ「旧作にさえ、それがない有名作はある」と指摘しときゃいいでしょう。

骨法十箇条は、横並びに同じではなく、以下のように分けられるでしょう。

1.作品の土台としての「オダイモク」
2.流れの基本的な骨子である「コロガリ」「ヤマ」「オチ」
3.Bに準じるもので、流れに変化を与える「サンボウ」「ヤブレ」
4.行動の動機や、心理の変化の要となる「カセ」「オタカラ」「カタキ」
5.作品に感情的な色彩を与える「オリン」

非常におおざっぱに言ってしまえば、
若い番号ほど普遍的にどんな作品にも当てはまり、
4や5あたりになると、作品によってかけられてくるウエイトが変わります。
(そしてまた、定義しにくいものとなります)
しかしながら、東映の時代劇の基礎から叩き込まれた笠原氏の経験が生き、
カラーが明確なのは、4や5あたりなのが、面白いところといえます。
このあたりのカラーが、(当時の、ですが)現代調にうまく生かされたのが、
傑作「県警対組織暴力」でしょう。
大傑作「総長賭博」よりも、いまのVシネあたりに直結している世界なので、
真面目に脚本を考える人が、骨法十箇条を読んだ後に観るには、
最適の映画ではないでしょうか。

968:名無シネマさん
06/11/22 03:18:36 Vsx1/lQS
上の書き込みの3番、「Bに」は「2に」の間違いです。失礼。

969:俺も次スレが立てられない
06/11/22 03:23:33 tPZz/ChN
映画そのものの面白さより役者の魅力を重視する奴の特徴。

・物(=映画や演劇、脚本、音楽等)のレベルより人間(=役者、歌手等)のレベルを見る自分が崇高な人間であると思い込んでおり、それに酔い痴れ、そうじゃない奴を見下している。
昔の欧州では声は人間が発する音で、インストは物から出る音の音楽だと言う理由で声楽が高尚で器楽は低俗な不良の音楽という考え方が強かった。こいつらの頭の中は中世の人間と同レベル。
脚本家や照明技師も人間で映画や演劇を創るのは人間だってことが分からない馬鹿が多い。
・何を言ったかよりも誰が言ったかを重んじる。
・穴だらけの論理を連発するのだが、決して屁理屈をこねているわけではない。そこが逆に痛かったりする。
・相手を無理矢理論破して自分の価値観を押し付けるしつこい奴が多い。
・自分と自分の身の回りの人間の常識を宇宙の法律と勘違いしている。
・前向きに後ろ向きなことを言うのでとてもタチが悪い。
・しつこい質問攻めが好きなくせに、質問の答えに対して文句を垂れてばかりいる。
・誘導尋問に引っ掛からない相手に対して逆ギレする。
・他人には「どうして?」を連発するのに、自分は「ノーリーズン」で済ます卑怯者が多い。
・理由の理由を訊いてくるのでウザい。
・自分の憶測と違う答えを嘘だと決め付ける。
・YESと答えてもNOと答えても反論してくる。
・役者の評論が好きなくせに華と存在感の違いも分からない。

映画は脚本が一番大事
スレリンク(movie板)l50

970:名無シネマさん
06/11/22 03:38:27 SYti4Q1s
骨法十箇条なんて興味ないが「県警対組織暴力」が傑作なのは同意

971:名無シネマさん
06/11/22 03:40:41 tPZz/ChN
どなたか次スレを立ててくれ。

972:名無シネマさん
06/11/22 06:39:20 HKHR0B3l
洗礼で少年の足にキスをする神父
賛美歌を唄う人たち
男と女の目が合い、視線を避ける女

こういう感じの、やった人も、もういるんよ。
女の脚本家のほうが得意そうだけど。トリュフォーじゃないよ。
全部女に仕事取られて、今時カタキだなんておめでたいこと言ってる
のはうらやましい境遇だな。俺も時間があれば総長の首をじっくり
見たいよ。
笠原もクドカンもタラも悪いけど凡庸だと思う。タラは演出はいいが。
唐獅子は曽根中生の演出。脚本なんてどうでもいい話。
作法はいろいろあるけど、グリフィス・ムルナウ・ルビッチとか見たの?
国を描けよ。日本人だろ?国=家庭ってことにもなるわけだし。
この国は菊の紋章の国家が、憲兵使って思想のおかしな人間を暗殺してた
国なんだろ?ロマンポルノの抵抗やヤクザものはそういった背景への抵抗
があるってことも理解せんとな。大島渚、北野武の流れ、いいじゃん。
踊る大走査線?ペッでしょ。

973:名無シネマさん
06/11/22 06:57:45 HKHR0B3l
踊る大走査線なんか見に行く人は全員裸にされてウンコ食わされればいい!
ほれ、犬になれって。

あ、もうこのスレ終わりだな。

ハアー、ボリスバルネットどうやって見ようかな。


974:名無シネマさん
06/11/22 14:04:49 bA6YUv0t
ザンパラは脚本無し

975:名無シネマさん
06/11/22 14:16:25 36bMesGY
中身なく底が浅いってこういうレスを言うんだろうな

976:名無シネマさん
06/11/22 14:54:42 CHbmAXny
含蓄に富んだ深いレスありがとう。

977:名無シネマさん
06/11/22 15:02:17 bA6YUv0t
スレを立てた奴自身が荒らしてる珍妙なスレだな。さすが自称ベテラン脚本家。

978:934
06/11/22 17:53:52 MyGavpin
>>943
>憂いてる自分自身が過去の遺物

スレも終わりですが、最近、マジでつくづくそう思う。例えば「三丁目の夕日」のような
ベタもベタが受けるのは、CMや予告編のイメージを裏切るようなことが一切
起こらず、快く擬似ノスタルジーと擬似人情劇を楽しめるからであって、劇的葛藤も演出の芸も存在しないから。
(信者は抗弁するけどね)
これに比べれば山田洋次など恐ろしく良心的で、寅さんなど観客の「明るく楽しい
人情劇」というイメージを満足させつつ、随所のディテールや中身では実は結構
裏切ることをしているんだよね。人情劇のイメージを観に来ただけの人も、そういう
ディテールやテーマを観に来た人も、双方を満足させるわけですよ。
あるいはマキノ雅弘や加藤泰などはテーマは単純かもしれないが、演出の至芸だけで見せてくれる。

この類の劇的葛藤の高まりは、観客にとってはもう邪魔なものなのかもしれない。
反対に表象系の人や批評が誉めたり映画祭で受けるようなものには「ドラマ」がないんだよ。
90年代以降に小津映画の誤読が流行ったけど、要するに環境ビデオを見てその
絵がいい悪いと言っているようなものなんだよね。
一般大衆レベルでも批評レベルでもドラマなんかもう要らないんじゃないかな。

979:名無シネマさん
06/11/22 18:41:56 CDzl39h4
>>978
>この類の劇的葛藤の高まりは、観客にとってはもう邪魔なものなのかもしれない
>90年代以降に小津映画の誤読が流行ったけど、要するに環境ビデオを見てその
>絵がいい悪いと

小津映画が見直されたのは別に端正な画面だけじゃなく
従来の日本のドラマとは異質な
湿っぽくないドライな感性が受けたってのもあると
思うけどね
ジャームッシュやヴェンダースがさほど違和感なく小津をリスペクトするように
わりと欧米人にも近い感覚なのかもしれない

で、実際ストーリーより画面に集中するような人間にはあまり過剰な人間ドラマは
かえって邪魔だったりするからそういう意味でシネフィル連中にも受けがいいんだろう

ただ日本人の感覚が根本的には変わらずこれが単なる時代の空気による現象なら
また風向きが変わってくる可能性もあるんじゃない?
こてこての人間ドラマがかえって受けるようになるかもよw

980:名無シネマさん
06/11/22 19:23:45 Vsx1/lQS
>>979
>で、実際ストーリーより画面に集中するような人間にはあまり過剰な人間ドラマは
>かえって邪魔だったりするからそういう意味でシネフィル連中にも受けがいいんだろう
多くのシネフィルの増村狂いはどう説明する?

981:名無シネマさん
06/11/22 19:25:19 HKHR0B3l
ドラマであっても国を描いているものならいいんでないかい
マイケル・マンとか。

山田洋次は葛飾区柴又を冒涜してるんでだめしょ。
あそこの住民がかわいそう。

しかも基本スタンスが単なる騙しだから。ルビッチやフリッツラング
がしていたことに比べればダメでしょう。

三丁目は監督が伊丹などで黒沢清つながり。

環境ビデオとか言ってるけど、サイレント映画も環境?

小津はドラマをやりつつ、そのウソを嫌う映画作家だった。


982:934
06/11/22 19:47:04 MyGavpin
>>979
>こてこての人間ドラマがかえって受けるようになるかもよw

コテコテでも、複雑に練り上げたコテコテとかシンプルだけど演出は至芸とか、
そういうのは要らないんだよ。
イメージとしての「泣ける」とか恋愛とかノスタルジーとか、そういう気分を満たせるものにニーズがあるんだと思う。
夏になるといまだに風物詩としてのみ作られる反戦ドラマみたいなもの。
一方の表象系シネフィルは環境ビデオとしての映画を観ているだけなわけで。

>>980
増村はデフォルメしたスタイルやキャラクターの作り方が面白いということでしょ。

983:名無シネマさん
06/11/22 19:52:33 CDzl39h4
>>980
増村に湿っぽい感覚なんてないでしょ?
登場人物の造形もかなりドライ
まぁ増村作品をそんなにカバーしてるわけじゃないからあまり下手なことは
言えんけど
あんたの言う過剰な人間ドラマって例えば「巨人と玩具」みたいな
作品のこと?


984:名無シネマさん
06/11/22 20:10:36 CDzl39h4
>>982
>シンプルだけど演出は至芸とか、そういうのは要らないんだよ。

こういうのはあんたの言う表象系シネフィルには少なくとも受けると思うよw
実際に彼らの間ではマキノ雅弘や加藤泰の評価も高いわけだし
まぁさほど映画を観ない人間にまで
作り手の真意が伝わるかどうかはわからんけど

985:名無シネマさん
06/11/22 20:41:30 HKHR0B3l
増村は小津や溝口の助監督。赤い天使で
両手を負傷した兵士が
「オ○ニーのできない人生なんて生きる価値無い」
と、看護婦(若尾)にアレしてもらうのを
どうやって演出処理したのか。
今のテレ朝的監督と大衆迎合の脚本家にはできない技っしょ


986:名無シネマさん
06/11/22 21:04:05 Vsx1/lQS
>>983
“過剰な人間ドラマ”って部分に関して言ってるんだけどね。
例えば「セックスチェック・第二の性」「やくざ絶唱」は、それに当たると思うし、
この二作を観て“なんと増村らしい”と思う人は多いんじゃないですか?
それに>>979の言う意味の“ドライ”というのは、“人物が感情的ではない”という
意味もあるんじゃないかな? 増村の人物は、それこそ、感情で動くでしょう。
もちろん、増村って、作家としての、かなりドライな目・感覚はあると思いますよ。
そういう人がああいう“過剰な人間ドラマ”を演出する点に個性があるわけで、
そこには、彼が選んだ「ドラマそのものの面白さ」が脈打ってると思いますよ。
料理をする人間の個性が違うだけの話でね。
先に自分は、骨法十箇条は、近松から黙阿弥に至る伝統的な日本の戯曲の
影響下にあるものと書きました。笠原氏は、その伝統の延長線上にいる作家でしょう。
その点で、増村が近松の「曾根崎心中」を自分の企画として撮っているのは、興味深いですね。
こういうものにこそ、分かりやすい、「カセ」や「カタキ」があるわけで、
自レスですが、>>967 の4・5の部分……すなわちドラマのカラーになる部分で、
「骨法十箇条」を当てはめやすいものになっています。
特にカタキなどは、原作よりもずっと徹底したカタキになっていて、
そこがあの映画の卑俗な面白さともいうものになっているのは、面白いですね。
そういう伝統的で通俗的なドラマの面白さに乗っかった増村を、
シネフィルが喜んで観ているのは、やはり単に画面が…って話じゃないと思うんですよ。
つうか、(あなたはちょっと違うけど)皆さん、表層云々って言葉を、
それこそ表層で(w)、つまり、上っ面で捉えすぎじゃないのかなあ。
社会派的なテーマ主義とは離れてるけど、親玉の蓮實の言う説話論的経済性云々は
(個人的には、“決まった尺で巧く語ること”とでも言って欲しいんですがw)
脚本の意義とは、必ずしも無縁じゃないような気がするんだよね。
まあ、専門じゃないので、よく分からないが、そこまで連中、馬鹿じゃないと思う。

987:名無シネマさん
06/11/22 21:51:24 MyGavpin
>>986
>“決まった尺で巧く語ること”

連中がそういう経済性を重視しているのはよく分かるが、残念ながらある種のメタな物語
構造論に堕してしまっていて、やっぱりストーリーテリングなんか見ていないと思う。

ハス本人は分かってやっているんですけど、模倣者は映画の構造的な正しさとか
そういう点ばかり気にして小品を大袈裟に誉める癖があるんですよね。
まあハスは意地悪なので、突然にバカにしていたタランティーノを誉めたり三丁目を誉めたり
フォロワーにさらなる謎掛けを行うわけです。

もうこのスレも終わりですねえ。どなたか印象的なレスを「まとめ」て次を立てて
頂ければ有難いのですが。

988:名無シネマさん
06/11/22 21:51:28 CDzl39h4
>>986
>ドライ”というのは、“人物が感情的ではない”という
>意味もあるんじゃないかな? 増村の人物は、それこそ、感情で動くでしょう。
>もちろん、増村って、作家としての、かなりドライな目・感覚はあると思いますよ。
>そういう人がああいう“過剰な人間ドラマ”を演出する点に個性があるわけで

そうですね
ま、>>983でのドライという言葉は人間同士のつながりよりもむしろ個人を優先する
という意味で使いましたけどでは個人主義的悪く言えば利己的、自分勝手とでも言った方が
伝わりやすかったかもしれません
例えば「清作の妻」での若尾文子が清作を引き止めるための行動もその動機は
相手に対する思いやりというよりはむしろ一方的な自分の感情を優先した
結果なわけで日本的な従来的な感覚とは異質だと思うのです

従来型の日本の人情という意味での感情よりもあくまでも個人の欲望に基づく
感情をもった人物の造形が増村の作品の魅力のひとつですね

こういう造形が自分が観た中では一貫してると思うのでそういったキャラクターが画面の中で
どう動くかということに着目しながら自分は増村作品を鑑賞しますね
増村印の形式、スタイルを楽しむという感じです

989:名無シネマさん
06/11/22 22:13:53 CDzl39h4
>>986
>先に自分は、骨法十箇条は~

自分は映画の個性というのはやはり映像にあると思いますので
ストーリーというのはあくまでも画面を通じてうまく表現されてるかどうか
着目します
画面での人物の動きや表情、配置等を通じて作り手が何を表現しようとしているかを
掴もうとするわけです

物語を「読む」というよりも「観る」という感じです
だから決してストーリー軽視というわけではないのです
例えば会話の場面にしても会話の内容もさることながらカッティングなどと相まった
会話のテンポやリズムに着目するわけです

ですから作り手がスタイルを確立していてくれた方が映像を観る上でもそのスタイルが
どう表現されてるかに集中できますので骨法十箇条のような基礎に基づくシナリオ
というのはむしろ歓迎するところです
ただ出来ることならそれをそのまま踏襲するのではなくそれを基にして作り手の個性が確立された
シナリオを望みますね


990:名無シネマさん
06/11/22 22:24:20 HKHR0B3l
カタキという観念は集団から許容された行為だと思う。日本では親のカタキは昔は
許されたわけだから。つまり客から許容される敵への仕打ち、復讐というわけ
だろうけど。つまりね、儒教的世界なんだと思う。菊と刀の世界。
そういうことに呪縛されてるのがあってもいいけど、あまりにテレビ的でせつな的。
こういったことに立向かったのが山中や溝口、小津なんじゃないの?
彼らは日本人の中で西洋的視点を持った外国人だったんじゃないかと。
具体的には、ことごとく儒教を嫌っていたのではないかと思われる。
溝口ならば雨月物語の滑稽な武士に憧れる男の描き方、レイプされる女の足の裏。
小津ならば、初期のアメリカ映画の模倣、「私、ずるいんですよ」という東京物語。
山中ならば、武士が自殺するという人情紙風船。人の命は紙風船のように・・・
増村にしても成瀬にしても、清順もそう。
中期のやくざものや曽根や神代なども。深作は別。今村もダメ。
つまり、日本の古典芸能なんかに影響されていない。世界で普遍的なもので
あって、日本映画ではない。世界映画なのだと思う。
日本映画はまだひとつも無い。日本という国を描いた映画はいまだ無いという
ことでしょう。日本映画=日本の古典芸能・文化ではない。
日本映画=日本の国を描く。つまり侵略して殺害して戦後何食わぬ顔しているとか
憲兵が暗殺したとか、今なら政治家が銀行とグルになって国民をいじめてるのを
全然違う役柄で描くとかでしょ。
日本の歴史をドラマに投影してごらんってこと。映画作家がしてるのはそういうこと。
クドカンが国を描いている?池袋を描いても日本は描けていない。
西洋的視点も持っていない。つまらない武士道=儒教しか描けない。
つまらない映画は総じて儒教だと思う。


991:名無シネマさん
06/11/22 22:29:43 qEuAJnMU
>>977
俺は自分が脚本家だなんてことは一度も書いてないが?

992:名無シネマさん
06/11/22 22:30:51 f6YE9Aji
>>990
ちょっとおまえ邪魔

993:名無シネマさん
06/11/22 22:43:04 HKHR0B3l
山中や小津、溝口には陸軍のいやらしいスノッブさもわかっていただろうし、
低級な儒教の下級武士の悲哀もわかっていただろうから、
そういうことをじわっと描いて、あくまで外側にいたのだと思う。
雨月の妻の幽霊のシーンが何を言いたかったか。
小津のバーでの軍艦マーチ
山中の転がっていく紙風船。
増村の両手を負傷した兵士などなど。

黒澤が何を描いた?テレビだってブラジルでまだ日本は負けてないヅラ
と叫ぶだけだし。クドカンが何を描いた?ホモの武士がアメリカンバイク
で東海道?アホじゃないの。
戦艦大和が戦争のむなしさを描いたって、説得力無い。
戦国自衛隊やローレライが描いたのは何じゃ??
三丁目が何を描いた?情けなくならないの?恥じないの(儒教か)
西洋的視点ならば”罪の意識””映画への冒涜”はおよなさいってこと。


994:名無シネマさん
06/11/22 22:49:57 HKHR0B3l
まあつまらない~法なんて信じぬことだろうな。
何でそれを強く宣伝するのかわからんがw

つまらにゃいからもう来ないよ



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