06/08/25 01:11:35 6HxPGwW/
>>240
それをヨめるかどうかが、まさにプロデューサーに本来求められる資質であり手腕じゃ
なかったのかな。
本を読んで脳内映画化し、興行面での可能性や具体化可能であるかを事前に予測して
(突き詰めれば予算の問題に行き着くかな)企画化を検討し、それらの観点から要修正の
箇所や改善ポイントにつき現場をコントロールして作品に反映させるよう努力する。
資金調達、企画の進行責任者に過ぎないプロデューサーで本がヨめない人の場合、
作品の内容面については監督に全てお任せになってしまい、上に書いたような検討項目
についてのコントロールが全くできず、作品の出来栄えは映画にしてみるまで分からん
ということになってしまう。
もちろん実際に撮影されて完成する過程で多くのものが付け加わったり(失われたり)
して、事前に完璧な予想などは出来ないし、またフタを開けるまで何がヒットするか分から
ないのが映画だけれど、ちゃんと本のヨめるプロデューサーなら脚本段階で或る程度は
完成予想図みたいなものを観ることができ、そのヨみの冴え具合が打率3割なら大プロ
デューサー、みたいな感じ。