06/08/18 19:47:48 qbOS2qIY
>>208
ま・さ・か !(w
俺は頭が悪いので、実は話のスジを追い切れないまま観て居ることが良くあります。
映像や雰囲気重視なところもあるので、細かい所の辻褄などが解らないままでもわりと
平気で楽しめてしまうタチです。むしろ、勉強と思って分析するようなつもりで観始めても
途中で映画に惹き込まれてしまって困るくらいです。
チャイナタウンの場合、水の利権を巡るスキャンダルや入り組んだ登場人物など、話自体
が俺には難しかったうえ、日本語字幕の情報量の限界もあったと思います(イイワケ)が、
要するにどういうストーリーなのか全容を把握できたのは何回も観てようやく…でした。
でも、だからと言って細かい辻褄や細部は徹底的に描かれていないと気が済みません。
初見では「伏線だ」とか「理解」しながら観ては居ないけれど、ちゃんと「感じ」ては居る気が
します。意識下のレベルで情報は画面から受け取っている…という感じでしょうか。だから
>>206で例に挙げたラストとか、頭で言葉にしながら分かっているわけでは無いのだけれど、
何が起きているのかは映像で映し出される前に初見でもちゃんと分かっている。
適切に情報が伝えられていたから=伏線が機能したからですよね。全編に渡って細かい
ところでいちいち各場面に連関があって、観る度に「うまいこと仕込んであるなあ」と新たに
伏線の存在を気付きます。こういう作品には何て言うか「厚み・深み」のようなものを感じて、
スジも結末も既に知っているのに何度観ても楽しめる気がします。むろん、初見の時の
ハラハラドキドキや、謎の解決を知りたい衝動とは違う次元での観賞に変わっているわけ
ですが。
伏線が初見で皆分かったか?というと、全然です。でも観なおすと、何故自分が作品を
楽しめたのかの理由が後から分かる。その理由が例えば伏線の発見だったり…まぁモノ
が伏線だけに、初見では見かけ上のストーリーを進める場面に見えているウラに忍ばされ
ているからこそなんですがw 支離滅裂になりました.済みません。