05/11/04 08:59:37 ahJ+6IsK
井戸の中をのぞいた人のための作品を撮るのは、ある意味簡単。
ただし、ある程度は自分を殺して作る必要も出てくる。
果たして自主映画でそれをやるのが良いかどうかは分からん。
そつのない出来の作品は、誰が見ても普通に面白く見えるが、その能力は後から学べば誰でも出来るようになれる。
バカにして言っているが、実は"オナニービデオ"の中には、その人にしか出来ない表現がより多く含まれる。
そこに光るものがあれば、後はエンターテイメントの基礎を足していけば優秀な作り手になる。
反対に、普通に面白くても、その人自身のカラーが弱ければ評価は低くならざるをえない。
時には、わざわざ自主で撮る必要すらない作品になってしまう。
感のいい人は、自分を出しながらも同時に観客に見せる作り方もできるが、自主映画でそれが出来る人は希。
どっちに重点を置いて評価するかは、コンペ次第だし、両方あって良い。
PHANTOM PAINは他のコンペでは選にすら漏れていて、ガンコンでは最も評価されている。