06/11/04 23:49:24 peNRec2Q
―ただ今回、原作者ル=グウィン氏からの批判がネットで公開されました。
原作者から、そういう不満の声が出るというのは想定内だったんですか?
鈴木
そんなの、あったりまえじゃない!
もしぼくが原作者でも、よく言うわけないもの(笑)。
自分が書いた本に持っているイメージとまったく同じ映像をつくれる人が
この世の中にいるわけないんだから。
―その不満の中に、主人公アレンが父王を殺すシーンについての疑問もありました。
そこは鈴木さんのアイディアだったはずですが、なぜそうされたのですか?
鈴木
それは、現代日本の状況がそうなりつつあるな、という予感があったから。
ぼくらがそれを考えたのは2年も前だけど、そしたら本当にそういう事件が現実に
起きてしまった。それに、「父親殺し」は何か特別なものではなく
ギリシャ悲劇「オイディプス王」の時代から延々と続く普遍的なテーマです。
―映画をつくる際に、作品に「宮崎駿VS宮崎吾朗」という父子対決を重ね合わせる意図は
なかったんですか?
鈴木
あなた自分で判断できない?