06/12/04 23:30:16 YhA4isD7
やはり、当時の左傾化していた日本の世情、安保闘争の騒然たる治安情勢、
そして過激派のテロの数々、その一つとして決行された『よど号事件』。
よど号メンバーらが革命家気取りで北朝鮮に降り立ち、気がつくとメンバー
の一人、吉田金太郎を粛清され、その時になって漸く彼らは北朝鮮がどんな
に非人道的な国か、共産主義には何の夢も希望も無いことを漸く悟った。
しかしもう遅かった。バカな学生たちは自由な日本を離れ、自ら監獄国家北
朝鮮に囚われ、『領導芸術』なる北朝鮮の洗脳技術の前に自在に操られ、
日本人拉致の尖兵として暗躍させられていった。
その姿には革命家の面影は全く無く、ただ恐怖心に支配されて死ぬまで操縦
され続ける惨めな囚人の姿しか無かった。
そんなバカな奴等が北朝鮮の手先になって日本人拉致をやり、100人を
超える日本人村が北朝鮮内に建設されてしまっていたのだ。
この事を先ず描いて、然る後に手嶋龍一『ウルトラ・ダラー』に描かれた全世界
規模の偽ドル札製造、麻薬・覚醒剤密輸、マネーロンダリングの数々を描けば、
スケールのデカいポリティカル・リアル・スリラーとなるのだが。