06/06/22 22:28:43 cTRPof1E
>>104
気が強いのはいいのですが
茉と莉の場合はそこに抑制なきエゴが加わるので
観客として反感を抱かざるを得ないのです。
茉の場合
・母親の反対を押し切り女優になる
(当時の女優さんは娼婦上がりや現役の娼婦も多く、
映画も俳優の地位も低かったから母親が反対するのは当然)
↑これはまだ許容できるとしても
・母親の嫌う中年男と関係を持ち
妊娠して家に帰ってきたのに開き直る図々しさ
・赤ん坊が生まれたのに母親が促すまでろくに面倒も見ない身勝手さ
・自分の若さ美しさを鼻にかけ母親の愛人にも誘惑的な態度を取る幼稚さ
しかも幼い娘の目の前で行為に及ぶ破廉恥さ
母親が自殺したのは、あの愛人の美容師というより
他ならぬ茉のせいだと思う。
美容師を殴るシーンも
「自分から誘惑しといて今更正義ぶるなよ」
と白けた気持ちになり、全然感情移入できなかった。