06/05/02 23:51:16 lYDg5N6r
Vは基本的にシャイな性格だよね。
女の前では喋りすぎて「頭オカシイの?」と言われてしまうくらいだし。
時々はしゃいでしまうものの、女に心を許すつもりなどなかった。しかし・・・。
2回目を観て来たけど、オレにとっては、革命とか政治体制とかは関係なくて、
ダンディズムについての作品に思えたな。
最初の方で「男になるためだったら何でもやる」というフレーズが出てきたよね、
あれが一種の伏線じゃないかな。
圧巻なのは地下鉄のシーン。
男が「かくありたい」と願うすべてが描かれているのではないか。
女に接吻されながら「すまない」と呟いて死地へと赴く男。
孤独を背負った、その後姿を見つめる女。
男は超人的な強さで敵を圧倒。
凌ぎ切ったかと思われた刹那、実は致命傷を受けていた。
力を振り絞って女の元へ戻り、そのまま愛する女に抱かれて絶命する。
いやもう、これは男の夢、妄想でなくて何であろうか。
実に素晴らしい。本作は、男の孤独な闘いを描き切っていると思う。
あ、オレもU50(アンダー・フィフティ)だ。同志諸君、よろしくw