06/07/18 20:17:09 g0RHx3Wu0
「加賀美様、日曜日にガタックと一緒に買い物と？それは加賀美様からですか？ガタックからですか？」
「あ、うん。ガタックが、俺に」
「…………加賀美様、もしかしてその言葉、額通りに受け取っておいでではないでしょうね？」
ザビーが頭を抱えながら訪ねる
「へ？俺はガタックの荷物持ちだろ？」
「……GSLの令嬢が荷物持ちに困る事などおありになると思って？それはデートのお誘いですわ」
む……言われてみれば
……って、デーート！？！？！
「親しいどころか、そういう御関係でしたのね。そうとそうと判っていれば、今朝のようなことガタックに失礼にあたりますのに……」
何やら後悔をし始めるザビー
「い、いや、でもガタックが俺の事を男と見てるなんて事、１センチも無いぞ。本人が言ってたんだから間違いない！」
「さぁ……どうでしょうか？意中の相手につい手厳しくなる方なら、私は隣のクラスに一人よく知っておりますわ」
へ？俺のクラスに？誰だ？
「まぁ、ガタックの意中がどうであれ、加賀美様は日曜日は自分でエスコートするつもりでいたほうが宜しいのではなくて？」
と、話し込んでいるうちに学園の門まで来てしまった
ザビーは生徒会に用があるらしく、玄関で別れる
……ガタックと俺がデート？
いや、あり得ないと思うんだが、ザビーの言うことも一理ある。備えあれば憂い無しって言うしな
１％もあるかどうかの確率の為に、一応デートプランでも考えて……そんなの俺が組み立てられるわけが無いじゃないか！！
中学生時代は汗と白球にまみれて過ごした男臭い俺が！
……言ってて悲しくなってきた
うぅ、ファンの女の子は沢山いたんだけどなー
俺は……
１ インターネットや本で情報を得よう
２ ここは他人の意見を参考にした方が良いだろう
３ 否、人の助けは借りない。俺は俺を貫く！