06/08/31 08:39:29 IHs92wVnO
>>876
試験的に書いてみます。こういうの初めてですが
降り注ぐ太陽の光。夏休みも近い小学校では、ドッジボール大会が行われていた。
「行くぞ!!」
「キャッ!いったぁ~い・・・」
女の子は球に当たり、外野へ向かう。
「ひどいよ、孝之君たら・・・奏ちゃん?どうしたの?」
「由美ちゃん・・・大丈夫・・・なんとか・・・」
汗がとまらない。恐らく熱中症であろう。奏はボールを受け取るとその場へ倒れてしまった。ショートカットの髪が垂れる。
「奏ちゃん、奏ちゃん!!」
クラスメイトだけでなく、遊具で遊んでいた生徒もこちらを注目した。急いで保健室に担ぎ込まれ、水分をとったので大事には至らなかった。
「しばらく、寝てよっか!」
保健の岸根先生は授業が終わるまで寝ていていいと言うので言葉に甘えることにした。奏の友達もそれに納得して教室へ戻った。
「・・・あれ?」
目が覚めるともう6:30。こんなに寝ちゃたと思い、教室へ自分の服を取りにいこうとするが、岸根先生の声がカーテン越しに聞こえてくる。
「・・・そうなんです。はい、適合値は達しています・・・はい、篠田奏は改造するのに適しています。」
誰かと電話で話しているようだ。しかし、改造とは・・・
「こちらの平井美弥子・・・いえ、プロトアーミー29はそちらに送ります。」
美弥子と言えば、隣の5年2組の子だ。奏とは帰る方向が一緒でよく遊ぶ仲だ。
「さあ、転送装置へ・・・」