06/05/27 21:47:46 6+X5ttT10
こんばんわ302です。
今回で作品は完結します。展開が雑ですが。。。
>>354
自分は漢字の方が怪しいテイストが出て好きなので、そうしています。
蠍女が決戦の地に選んだ郊外の造成地に本郷が現れた。
「蠍女!卑怯な真似をしやがって!早くその女性を解放するんだ!」
「シュシュシュシュシュ・・・ そうね。彼女には何の罪もないものね。
彼女には危害を加えるつもりはないし、ちゃんと解放してあげるわ。
ただし、お前を倒してからよ!」
その声と同時に人喰い蠍が本郷に襲い掛かる。
「変身!」
すかさずライダーに変身する本郷。
「シュシュシュシュシュ・・・ これでも喰らいなさい!」
ピューッ!ピューッ!ピューッ!
「ううっ!」
強化された溶解液がライダーのボディーを溶かしていく。
「ううっ・・・」
「お前たち、取り掛かりなさい!」
戦闘員が一斉にライダーに襲い掛かる。
「これ程度のことで負けてたまるものか!」
そう叫ぶと、ライダーは次々と戦闘員を倒していく。
ピューッ!
見かねた蠍女はライダーに向かって溶解液を吹きかけるが、
戦闘員を盾にしたライダーは難を逃れる。
いよいよ残るは蠍女一人となってしまった。
385:名無しより愛をこめて
06/05/27 21:48:57 6+X5ttT10
格闘戦を繰り広げるライダーと蠍女。溶解液で傷ついているライダーは防戦一方だ。
「うっ!」
左手のハサミでライダーの首を締め付ける蠍女。
「シュシュシュシュシュ・・・ ようやっと、お前を倒すことが出来るのね。」
「それは・・・ どうかな!」
油断していた蠍女は、ライダーの放つ強烈な蹴りを腹部にくらってしまった。
「あうっ・・・」
「蠍女!これでもくらえ!」
天高くするジャンプするライダー。
「ライダーキック!」
「キャアアアアーッ!」
ライダーの必殺技を受け、崖を転がり落ちてゆく蠍女。
やがて力尽きた蠍女は、赤い液体となって消えてしまった。
その様子を見届けたライダーは本郷の姿に戻ると、
気絶したままの緑川博士の娘を抱きかかえ、その場を離れた。
“今日も来ないか・・・”
改札を離れ、一人で大学へと向かう由香里。
あれから一ヶ月、沙希の行方は分からない。
最後に会った日から2日後、沙希から一通の手紙が届いた。
大学での思い出や感謝の言葉が多く書かれていた。
“どこか遠くへ旅にでも出ているんだろう。きっと、いつか帰ってくるはず。”
由香里はそう思いながら、毎朝改札前で沙希のことを待っている。
その様子を遠くから見つめる本郷。
“彼女は友人がもうこの世にいないことを知らない・・・
それも異形の姿、悪の尖兵として、俺に倒されたことを・・・
あの女性も普通の人間だった。ショッカーの哀れな犠牲者なんだ!”
本郷は決意を新たにショッカーとの戦いを続けていくのだった。
386:名無しより愛をこめて
06/05/28 00:46:53 LOV47M4y0
お疲れ様でした。
完結おめでとうございます。
最後はちょっと残念でしたが、これは仕方がないでしょうね。
見事に仮面ライダーとしてのお話としてまとまっていると思います。
またよければ投下してください。
GJでした。