06/05/12 21:23:03 +HHGe9UT0
人気の少ない住宅街を一人の女性が歩いている。
彼女の名前は長谷川沙希。ごく普通の大学三年生だった。
“最近は痴漢も多いらしいし、早く家へ帰ろう”
彼女はそう思うと、少々歩くペースをあげた。いつもの路地を右に曲がる。しかし、そこにはいつもとは違う光景があった。
「ケケケケケ・・・ 長谷川沙希さんね?」
そこには女性の声で話す蜘蛛の姿をした化け物がいた。
「キャー!」
驚いてカバンを落とす沙希。慌てて逃げ出そうとするが既に遅かった。
突然周囲から現れた黒尽くめの男たちに囲まれ、何かガスを吸わされた彼女は気絶した。
「ケケケケケ・・・ ショッカーに選ばれて感謝することね。」
化け物は黒尽くめの男たち共に、沙希を車に乗せて走り去っていった。