05/08/23 03:01:48 SNlK2ehy
宇宙の彼方・・・・。ドルズ星人は激怒していた。メモールによる地球侵略は失敗したばかりか、
メモールになる寸前の真理は北島にすべてを明かしてしまったのだ。メモールだけではない。ZATも、
タロウも憎い。自らの計画をつぶされたドルズ星人はタロウ、ZAT、そして宇宙のどこかを彷徨い続けて
いるであろうメモールを始末すべく、邪悪な奸計を廻らせていた・・・・・。
所変わってZAT本部。ZATのメンバーは指令室で昼食をとっていた。ZATの面々が座る円卓(?)の真ん中には
ラジオが置いてあった。ラジオ番組は童謡の特集を放送していた。のどかな雰囲気のなか昼食はすすむ。
するとその時「赤い靴はいてた女の子・・・・・」と、聞き覚えのある曲がラジオから流れてきた。
表情が変わる北島。はっ、と気づいた光太郎はラジオを止めた。
「おいおい、別に僕は気にしてなんかいないぞ」
北島は笑顔を作り光太郎に告げた。
「さてと、飯も食い終わったし、僕はパトロールにでも行ってくることにします」
そう言うと北島は指令室をあとにした。