おにゃのこが改造されるシーン 3スレ目at SFX
おにゃのこが改造されるシーン 3スレ目 - 暇つぶし2ch581:九条蘭子
05/08/21 10:34:46 XIVfCVfS
「いらっしゃいませ~!」
私が、声をかけたのは、今店に入ってきた老婦人に向けて発しられた。
この、残暑が厳しい、暑い日だと言うのに、その老婦人は、汗をかくこともなく、
黒っぽい長袖のワンピースで身を包み、席に着く。
私が、注文を聞きにいく。
住宅街の外れにある、少し寂れた喫茶店。
夏休み中だけでも、いいバイトが見つかって良かった。
朝の10時から、午後3時まで、お昼も出してくれるし、マスターは、優しい人だし、
それに、何より、忙しくないのがいい。
(こんなので、やっていけるの?)
呑気なさやかが心配してしまうほど、ほとんど客がこない。
マスターは、「道楽みたいなんだからいいんだよ」
と言って、時折、店に来る男達と、喋ってばかりだ。
「ご注文は?」
「そうね、野菜サラダと、野菜ジュースを二つづつね」
「かしこまりました」
私は、テーブルに水をおいて、調理場に入る。
(あれ、あの人、前来たときも、同じもの頼んでたわよね?
まあ、手間がかからなくていいんだけど、)
さやかが、野菜を千切り適当に盛り付けていく。

582:九条蘭子
05/08/21 10:35:27 XIVfCVfS
(やっと、博士の研究が完成したわ。これで、私も老いた身体とはお別れね。
あの、若い女の子の身体が私のモノになるのね。クックック)
相変わらず、ココのマスターは、奥で雑誌を見ていて、客の方を見ようともしない。
入ってきた時に、チラリと一瞥すると、そのまま、雑誌のほうに目を戻す。
あの、少女がトレーを運んでくる。
スラリと伸びた細い脚。そして、見るからに若々しい褐色の太股。
まあ、バストは大した事なさそうだけど、軽く盛り上がりを見せる胸元の隆起。
コトン、彼女が、私の目の前に注文の品を並べる。
「ご注文は、異状でよろしいですか?」
はっきりと聞き取りやすい、響きのある声。
「ええ、ありがとう」
ほとんど化粧などもしていないのだろうが、瑞々しい肌をしている。
私の目は、カウンターに向かう少女の方をしばらく追っていた。

583:九条蘭子
05/08/21 10:36:00 XIVfCVfS
ゾクゾク、と身震いがする。何者かが、私を見てるの?
背筋の当たりに、冷水でもかけられたようなイヤな感じ。
でも、店には、マスターと、私、それにあのバアさんしか居ないし?
勘違いかしら?さやかは、カウンターの中の椅子に座り、読みかけのマンガを取り出して
読み始める。
(あと、30分か、読み終わるかしら?家に持って帰るのも重いし、)
さやかは、さっき感じた不快感の事などすっかり忘れ、マンガに集中し始める。
私は、ムシャムシャと目の前に並べられたモノに口をつけていった。
「おいしかったわヨ。お嬢さん」
「は、はい、ありがとうございました。1440円です」
いつのまに来たんだろう?レジの前にさっきの老婦人が、立っている。
私は、慌てて、伝票を見ながら、その老婦人に言う。
その、老婦人がバックの中から財布を取り出し、現金を私に握らせる。
「おい、さやかちゃん、今日は、もう、イイヨ。お疲れさん」
マスターが、壁にかかった古めかしい時計に目をやり、私に言ってくれる。
「は~い、イツ!」
その老婦人の手が、私の掌に触れたとき、何か、小さな針が手を刺したような気がした。

584:九条蘭子
05/08/21 10:37:03 XIVfCVfS
「アラ?どうなさったの?」
目の前で少女が、一瞬顔をしかめた。
「いえ、何でもありません。それじゃちょうど、預かります。ありがとうございました」
その少女が、頭を下げる。私は店を出て、店の前に止めておいた車に乗り込む。
そして、少女が出てくるのを待つ。
「マスター、それじゃお先に失礼します」
「ああ、お疲れさん、」
マスターは、そう言って軽く手を振ってくる。
奥の更衣室と言っても名ばかりで小さなロッカーらしきが一つあるだけ。
そこに、エプロンをたたんで、放り込むとさやかは、店を出る。
私は、車から下りて、出てきた少女のほうへと向かっていく。
店を出た少女は、突然に、立ち暗みでもしたように、フラフラとその場に倒れそうになる。
私は、少女を抱きかかえ、車へ、彼女を乗せた。

585:九条蘭子
05/08/21 10:39:26 XIVfCVfS
「どうだ、気に入った身体は手に入ったのかな?」
「ええ、若い少女を今、手術室のほうに運んでセットさせてますわ。ジュニア様」
「おいおい、ジュニア様はやめてくれないか?ミワさん」
「それでは、何とお呼びすればよろしいのですか?」
「博士でいいヨ。確かに若い身体を手に入れたのは僕のほうが先だけど、ジュニアは少し照れくさいヨ」
「わかりました、ジュニア様、いえ失礼。死神博士」
「そろそろいいんじゃないかな、手術室のほうにいきませんか?毒蝶怪人ギリーラ」
「ええ、参りましょう」

586:九条蘭子
05/08/21 10:40:41 XIVfCVfS
悪の秘密結社ショッカー。
暗躍していたのは、今から遠い昔の話。
しかし、その時滅んでいたと思われたが、しっかりその残党はいたのだ。
倒されたとされている、死神博士は、かろうじて生き残り、新たな研究に取り組んでいたのだ。
そして、倒された怪人達を蘇らせたが、ほとんどは蘇生に失敗し、何とか成功した
怪人も、その体組織が老化し始め使い物にならない。
そこで、博士がやっと開発に成功したのが、人体融合システム。
それが、どうやら実用化の目途もつき、それによって怪人達を復活させようと言うのだ。
そう、人里はなれた所にあった、九条ミワの屋敷。今や知る人もない、寂れたその館は
新たなショッカーの拠点になっていた。

587:九条蘭子
05/08/21 10:42:15 XIVfCVfS
「ふうん、なかなか可愛い女の子だね」
ペチペチ、
私の頬を誰か叩いている。
「うぅ~ン」
私の目の前が、ぼんやりと明るくなる。身体を動かそうとするが、何かに押さえつけらて
動かせない。段々、意識がはっきりしてくると、手首と足首を冷たい金属で縛られているのがわかってきた。
「いや、なんなの?なに?」
喉の奥から搾り出すように声を出す私。目の前には、はっきり言って、チョー、格好良い
アイドルって思うほど、イケ面の男が白衣で立っている。
この異常な状況でなければ、絶対に浮かれてしまって、思わず告ってしまうんじゃないかな?
彼は、優しく微笑み、私に向かって
「目が覚めたかい?ここは、これから人間達を支配し世界征服を目指すショッカーの基地
なんだ。君は、光栄だよ。だって、これから、ショッカーの怪人になれるんだヨ。
いやあ、本当に君は運が良いねえ。」
ニコニコと笑いながら、本当に嬉しそうに彼は、私に言った。

588:九条蘭子
05/08/21 10:43:26 XIVfCVfS
「じゃあ、ミワさん、早速だけど始めようじゃないか」
博士が私に声をかけてくれる。
「ええ、わかりました。博士」
私が、部屋の中央に進み、その少女の前で、改めてつれてきた女の子の肢体を、
舐めるように観察する。
「ねえ、あなたお名前は?」
「なんで、そんなこと言わなきゃならないの?早く私を帰らせてよ!」
「あら、困った娘ね。乱暴な方法はあまり採りたくないの。だって、これから私の
身体になるのに、傷がついたらイヤなのよ。ねえ、お名前は?」
ペッ!私の顔に、唾を吐きかけて、睨み付ける少女。
私は、キッと睨み返して、舌を伸ばし、顔にかけられた暖かい唾液を舐る。
シュルシュルと、細い管の様な舌が以前ほどのスピードは無いにしても、顔の前で
クルクルのストローみたいに飛びだし、それの先端が少女の暖かい唾液に当たると
チューチュー吸い出す。
「美味しい、若い女の娘の唾ってこんな味なの。とっても美味しいわよ」
睨んでいる少女の眼が、点になっている。


あれは、さっき店に来てたおばさん、いやバアさんじゃない!
一体、私をどうする気?ショッカーって何よ、そんなの知らないわ。
世界征服って、正気?怪人になるって、ひょっとして私をどうにかするの?
何で、バアさんが私のからだになるってどういう事よ!
私は、頭の中で!マークと?マークがマイムマイムも踊り出したんじゃないのかなって位
混乱している。そういえば、メダパニとかかけられたらこんな感じかな?
いや、違った、それどころじゃない。なんだか、気味が悪い。
あの、バアさんに唾をかけてやったら、唾を舐めるあのバアさんの舌って人間じゃ無いわよネ。
何?アレ?怪人?私もあんな風になるの?
あんな、長い舌だったら、パフェがそこまで楽に食べられるわね。
違う違う、そんな問題じゃないわ。一体私をどうするのかって事が問題よ。
「私をどうする気?」
何とかそれだけを言うのが必死だった。聞きたい事は山ほどあるが、咄嗟に口から出せたのは
その一言だけだった。

589:九条蘭子
05/08/21 10:44:53 XIVfCVfS
「教えてあげましょうか?」
「まあ、僕が教えてあげるよ。君は、蠅男っていう映画を知ってるかな?」
コクンと首を一つ振る少女。
「うん、知っていれば話が早い。一つの物体を原子レベルまで分解して転送しようとする
が偶然、機器の中にいた蠅までいっしょに分解されて、人間と融合しちゃったよね。
僕の考えたシステムは、それと理屈は同じだ。二つの物体を分解して、一つにまとめちゃおう
って言うことだよ。今から君と、この女の人を融合させてしまおうって思ってるんだ」
「それって、私が私じゃ無くなっちゃうの?」
「ううん、難しいね。僕もその辺りはうまく言えないんだけど、僕は、昔は死神博士って
呼ばれてる頃があった。昔から、もうヨボヨボでね。でも、この男、今は僕の事なんだけど、
一つになってから、人格にも変化が見えてきて、
ほら、言葉使いもなんかこの、持ち主のモノが反映されているし、
ただ、怪人に変身するとどうなってるのかな?その辺は
僕は、あんまり変身しないからよく分からないな」
「ねえ、博士、そろそろ始めましょうヨ」
「ああ、そうだな。またせて悪かったね。ミワさん。じゃあ、変身してくれるかな?
ああ、君も服を脱いでくれる?ゴメンゴメン、そんなので腕と脚を押さえておいて
脱げるわけが無いよね。僕が外してあげるから、服を脱いで」

590:九条蘭子
05/08/21 10:46:02 XIVfCVfS
狂ってる、私は直感的にそう思った。白衣を着た男が、手枷を外す。
そして、私の足下にしゃがむと、足枷を外す。
チャンス!私は、脚をおもいっきり蹴り上げ、彼の身体に叩き込む。
決まった!会心の一撃!
グチャ、その男の顔に決まったはずなのに、その男が何事も無かったように、私のほうへ
顔を向けてくる。
「いたいなあ、仕方がない。ミワさん、この女の子の服をとってやって」
顔の一部が陥没し、そこから、黒っぽい墨のようなものが溢れ、中を粘膜質のモノが
蠢いている無気味な顔。
私に、向けられたその顔は、笑っているが、それだけにへこまされた所から覗く
ところが、堪らなく気味が悪い。
彼の整った顔を、覆うように溢れ出した粘膜質、ツルツルした艶やかな白っぽい部分に
無数の吸盤がついている。それが、その男の顔と言わず、首元から全身を這うように広がり出す。
「ぐふふふふ、この姿にしてしまうとはな。貴様、楽にはさせんぞ。限りない恐怖を与え
ながら、貴様を怪人にしてヤル。ぐふふふふ」
さっきまでのどこかしらに、優しさの残る口調が、無気味な姿になった途端、容貌に
違わず残虐なモノに変わっている。

591:九条蘭子
05/08/21 10:47:14 XIVfCVfS
「ばかねえ、博士がおとなしい時にして貰えれば、そんなに苦しまなくてもすんだのに、
まあ、遅かれ早かれ、私とあなたは、一つになるのよ」
私は、少女の着ている服を、ひきちぎる。
白地にワンポイントの入ったTシャツ。デニム地の紺色のジーンズ。ビリビリっと簡単に
破れていく衣類。
彼女の小麦色の健康的な肌に、しがみつくように残る、水色のブラとショーツが眩しい。
私が、その続きをやってやろうと思うと
「ギリーラ、おまえの肢体を見せてやれ!こいつに自分がどうなるか見せてヤルのだ!」
「はい、博士」
私は、ココに入った時に身に付けていた白衣をはだける。
無論、下着などと邪魔なものはつけていない。
かつては、この少女と同じように、張りのあった乳房も今はしわくちゃ。
中身を失った巾着袋の成れの果てとなったダラリと垂れる乳房。
全体に染みやくすみが浮かぶ醜くなった肢体。恥毛には、白髪が混じり、そこも、もう
活動を終えてくたびれきった秘唇までが伸びきり、だらしなく弛んでいる。
私は、筋だけが強調せれている両腕を左右に伸ばし、顔の前でクロスさせる。
指で、OKサインを作るとそれを目の前にかざし、逆方向に回していく。

592:九条蘭子
05/08/21 10:48:43 XIVfCVfS
私は、眼を疑う。
目の前で、裸身をさらしていた老婆が、両腕を交差させて広げていったその後に、
何アレ?って思うような化物の姿がある。
頭から触覚のようなモノが2本飛びだし、さっき、チラリと見せたクルクルストローの
大きなものが口元についている。
首元から、大きな羽根が広がってバサバサ動かしている。
胴体には、学校で見た微生物の写真を何倍にもしたような、そう、草履虫やアメーバの
絵みたいな模様が、浮かび上がっている。
「ギイィー、さあ、お嬢さん、私と一つになりましょうね、ギイィー」
「いやあああ!」
私の両腕と脚に、不快感をもたらす触手のようなモノが絡みついてくる。
博士と呼ばれているそいつは、大きなイカの化物みたいになって、それの足が私の腕と足を
元の手枷と足枷に固定していくのだ。
「ギリーラよ、そっちの機械に入れ!」
「ギイィー」
「ぐふふふふ、貴様も、生まれたときの姿になって受け入れるがよい」
イカの化物が残っている足で、私のブラとショーツを破る。
あ、高かったのに.....。
この後に及んでも、まだ、私の中では、呑気に構えているのが、何となくおかしい。
でも、あんな薄い布切れ一枚でも無くなると、不安な気持ちが増してくる。

593:九条蘭子
05/08/21 10:49:39 XIVfCVfS
ウィーン、
天井から大きな透明の筒見たいなモノが、目の前の蝶の化物にすっぽりとかぶせられる。
そして、私にも、同じような透明の筒が頭上から、下りてきてその中に閉じ込められてしまった。
手と足を閉めていた枷が外れ、床に収納されていく。
ココにきてやっと私も、尋常ではない恐怖が襲ってきた。
ドン、ドン、ドン、その筒を叩きながら、必死で訴える。
「出して、ココから出して、お願いだから止めて!出して!出して」
「無駄なことだ。麻酔をかけて気のつかないうちに済ませてやろうとも思っていたが、
ワシにこの姿を取らせてしまっては、無駄だ。変身してしまうと、どうもサディスティックに
なっていかんわ。おまえは、自分が怪人になっていく所が見えるように、頭を最後にしてやろう。」
「イヤ、イヤよ!そんなのイヤ!止めて~~」
イカの化物は、嬉しそうな様子で、壁ぎわのスイッチを押す。
すると、壁の一部が倒れて何やら各種の制御用コントロールパネルが出てくる。
「怪人融合システム作動!」
飛行機の操縦桿みたいな大きめのレバーをぐっと前に倒しながら大きな声を張り上げるイカ。

594:九条蘭子
05/08/21 10:51:17 XIVfCVfS
グイーン、床が何だか持ち上がってきて透明な筒ごと、身体が浮き上がるようだ。
ふと、さっきの蝶の化物がいる透明なカプセルも同じように持ち上がって、床から
透明なガラス?いやゴムホースみたいなのが、こっちのほうにつながっているのだろう。
向こうのカプセルの、一番底の部分から、眩い光が放たれる。
それは、蝶の化物の足下を、光で切るような感じで、黒っぽく変色した足を、照らし出している。
そして、つながっているゴムホースの中に、黒っぽい気体が向こう側から、こちら側へ
流れ込んでくるのが、はっきりと私の眼に映っている。
「やだぁ~!絶対イヤだ!止め、止めて!さっきの謝るから、ごめんなさい。
だから、止めて、止めて!なんかわかんないけど、とめて、止めてください!」
本能的に、やばいと思った私は、必死にカプセルを叩いて、泣きわめくように頼むが、
イカの化物は、むしろ楽しそうに、フフンと笑っている。
ええい、こうなりゃ最後の手段だ。裸とかそんなことを気にしている余裕はない。
両脚をおもいっきり広げて、カプセルの内側に、足の裏を当てて、上のほうに逃げてやる。
こんな格好、人様には見せられないわ。
素裸であるがゆえに、大事な部分も、丸見えになるはずだが、そんなことより、
あの、透明なチューブの中のどす黒いモノは、もうすぐ私のいるカプセルに届きそうだ。
私は、なんとか、両脚に力を入れて、カプセルの内側を上っていこうとした。

595:九条蘭子
05/08/21 10:52:42 XIVfCVfS
「ぐふふふ、無駄だ、無駄だ、これで、足は滑り落ちるはずだ。ほうれ、貴様の足下から
ギリーラの体組織を含んだ気体が湧き出してきたぞ。そして、この光線を浴びると、そこから
貴様の身体に、ギリーラの遺伝子と融合を開始していくのだ。ぐふふふふ」
透明なカプセルの内側に、何かの液体がトロトロと伝い始める。
何コレ?こんなの反則よ!
十分に滑り気を帯びた液体が私の掌は、元よりへばりつけていた足裏まで流れると、
身体が、ゆっくりと下降していく。
プシュー、同時に頭上から、緑色のガスが噴き出し、私の身体がピクンと硬直する。
何も無いのに、なぜか大の字になってしまう私。目の前に大きな鏡みたいなのが下りてきて
私のカプセルと、もう一つの蝶の化物がいるカプセルが等身大で写っている。
あつ、熱い、足の先に焼け火箸でも押し当てられたような感覚。
いやだ、痒い、熱いし痒い、何、この感覚?イヤだ、疼き出してきた、
あっ、足のほうに変な光が浴びせられているんだわ。

596:九条蘭子
05/08/21 10:53:36 XIVfCVfS
カプセルの内側に、真赤な丸い形をした大きな円盤でもできたように、足下から、赤い
光の輪が上がってきている。その下側は、自分では見ることができないが、目の前の鏡に
その様子が、写し出されている。
そして、光が当たったところが強烈に熱く、そして、自分の意志とは無関係に、ビクビクと
確かめるように動いていく。
ヤダ、ヤダ、こんなのヤダ!イヤ、私の足が、変な形になってるじゃない!もう、ヤダ、何アレ?アレが私の足なの?ヤダ、ヤダヨぉ~
鉤針でもついているような、昆虫の足、みたいになってるのが見える。そして、あの蝶女の
身体は、私と逆に足下から、人間の肢体に戻っていっている。
光の輪が、私の大事なところにまで上がってきている。
私は、気を失うんじゃないかな?熱い、イヤ熱いのに感じてきてる?だってこんなに激しく
中から疼いてくるなんて、イヤ、やめて、やめないで?
や、やめないで?どうして、やめて欲しいのに、やめないで欲しいなんて.......

597:九条蘭子
05/08/21 10:54:53 XIVfCVfS
「ぐふふふふ、どうだ、貴様のような経験の少ない小娘でも、感じているのかな?
そんなに、眼を潤ませて、ぐふふふふ、ギリーラはおとなしそうに見えても、大分、
好きだったからな。女性としての大事な部分は、十分に自ら開発していたようだしな。
その、悦びと一緒に貴様の身体は、どんどん人間では無くなっていくのだ。
ほほう、秘唇から流れ出た蜜が、貴様の太股を伝って、ほう、足のほうへ垂れる体液が
貴様の皮膚を伝い、怪人に相応しい様相を、呈してきたわ。ぐふふふふ」
少女の足の鉤針になったところを、彼女自身から溢れ出した体液が覆うと
黒のレザー質のブーツみたいに変わっていく。
そして肉付きの良い瑞々しい太股からふくらはぎにかけて、深緑色をベースにした
タイツでも纏っているように変色しているところには、毒々しい文様が刻まれていく。
少女の反応も、それまで見せていた怯えや恐怖のようなものから、初々しい悦びを覚え始めた
雌女の反応へ変わりつつある。
恍惚とした顔つき、潤んだ瞳、小さく広げられた唇から、少し舌をだして、可愛い喘ぎ声を
上げている。


598:九条蘭子
05/08/21 10:56:00 XIVfCVfS
わ、わたしの大事なところが、自分のモノじゃ無いみたい。
勝手に、パクパク動いて、勝手に気持ち良いように蠢くヒダ。
まだ、誰にも奪われていないはずなのに、そこは、十分に経験を積んだかと思えるほど
肥大し、やがてその大きく張り出した、ビラビラが、ぴっちりと入り口を隠すように、
重なり合って、塞いでいく。
(もう、どうでもいいや、どうせ、逃げられっこないし、ココまでされたら、
どうにでもしなさいヨ。怪人でも化物でもなんにだってなってやるわよ)
私の、大事なところから、更に迫り上がってくる光の輪は、お腹のあたりから、もう
オッパイに差しかかろうとしている。
あは、きっと、お腹の中に手を入れられて、ぐちゃぐちゃにされたらこんな感じかなぁ?
それまでは、熱さや痒さしか感じ無かったのに、アソコが変わったのを境にして、
なんだか、とっても気持ち良く思える。
怪人の女性器官と化した子宮からドクンドクンと、その光の輪が当たったところへ、
命の源を送り込んでいる。


599:九条蘭子
05/08/21 10:58:02 XIVfCVfS
アレが、私の姿なのね。あっ、オッパイが大きくなってる。あは、首元から、なんか出て
きそう、あっ、あはは、羽根みたいなのが出てきた。
動かせるかなあ~?あははは、動く、動かせる、あはははは、バサ、バサって動くわ。
はははは、お父さん、お母さんゴメン。私、人間じゃ無くなったみたい。
でも、さやかは、さやかのままでいたい。怪人でもいいからさやかのままでいたいの。
ピー、ピー、ピー
真赤な回転灯が、回りだし、警告音が鳴り響く。
「ええーい、どうしたのだ」
あれ、イカが慌ててパネルのほうのボタンを必死に叩いている。
コンピューターの合成音声が、ピピピと言った後に、
「拒否反応が出ています。中断してください。中断してください。」
「なんだとー!あと少しのところで、このまま続ければどうなる」
イカの怒声が私の耳にまで入ってくる。
「ピピピ、続行すれば危機破壊、破壊、素材は、消滅、消滅、ピピピピピー」
「ええい、あとは、私がやる、人体融合システム、終了!」
プシュー
イカがレバーを手前に引く。私の入っていたカプセルが、天井の方に戻っていく。

600:九条蘭子
05/08/21 10:58:48 XIVfCVfS
不思議な光景だった。
顔だけが化物の老婆と、首からしただけが怪人にされ、可愛い顔がのっかっている私。
先に取り乱したのは、老婆の方
「博士、一体どういうことです?私の顔が、人間になれないままで、身体だけが老いた
なんて、それに私の意識は、こちらに残っているなんて、博士、あの少女の身体に私の脳を
移植して下さい。さあ、早く!」
イカが、そちらへ向くと、
「さて、どうするかな?別に貴様で無くても、ココまで済んでおれば、脳手術をするより
この少女自身を、怪人に仕立て上げるほうが良いような気さえする。
さあ、貴様の話も聞いてやろう」
私は、目の前の老婆に、憎しみを持っていた。
私の身体を乗っ取ろうなんて考えて連れてきた張本人。そして、私の大切な身体をこんな
風にした根源。イカも憎たらしいけど、考えればこいつから全ては始まったのだ。
「博士。こんなババアより、私のほうがよっぽど役に立つわ。時代は変わったのだから
こんなババアより、私を完全に仕上げた方が良くなくって、ねえ、博士?」
最後は、少し媚びいった感じを交ぜて、博士のほうに擦り寄る私。
「ふふん、ようし、気に入った。貴様をしあげてやろう。始末をつけろ!」
「はい!」

601:九条蘭子
05/08/21 11:01:01 XIVfCVfS
バサ、バサ、首元から飛び出す羽根を大きく広げると、目玉模様の大きな羽根から銀色の
鱗粉が老婆のほうに向かって、押し寄せていく。
「く、苦しい、や、やめろ、苦しいぃ」
喉を掻きむしりながら、倒れていく老婆。そして、床に横たわると、シュワ~と煙と共に
消え失せる醜姿の肉体。
あはは、死んじゃった。簡単じゃない。
それに、凄いわ、私にこんな事が出来るなんて、コレなら何だって出来そう。世界征服?
ふふふ、それも楽しそう?だって私には、こんなに素晴らしい肉体があるんですもの。
ふふふふ、ふふふふふ、
私は、込み上げてくる笑いを押さえることが出来ない。
目の前の鏡を見ると、私の顔には、黒いアイシャドウが大きく施され、原色の色とりどりの
筋状の線が走っている。
口元は、紫色に変わり、その両端を持ち上げると、悪鬼のような顔に変わっている。
「貴様、名をなんと言う?」
「わたしの名前は、磯田さやか。18歳。世界征服のため、博士のためにがんばります」
「なかなか、ハキハキしていて元気が良いな。よし、コレから最後の仕上げを施してやろう。
そこに、横たわるがよい」
「はい、博士」
床の上で仰向けに寝る私。

602:九条蘭子
05/08/21 11:03:21 XIVfCVfS
天井一面が鏡になり、私は眼を開けたままで、イカの化物のされるがままになっていた。
器用に何本もの足で、自由自在にメスや注射針のような物を私の頭を切り刻んでいく。
痛くもなんともない。ただ、怜悧な金属の感触が、直接、私の頭の中を走る。
そりゃ、当然だ。だって脳味噌を直接、いじられてるんだから。
私の目の前に、キラリとメスが走る。
何も見えなくなる。そのまま眠りにつくように、私の意識も消える。

603:九条蘭子
05/08/21 11:04:25 XIVfCVfS
「ギィィィ~~!」
「まだ、発声器官は、馴染まないようだな。しかし、すぐ自由に言葉を発することが
出来るようになる。行け!ギリーラよ。貴様は、以前と違い、様々な毒鱗粉を出す事が
出来る。その能力で、次々と人間どもをココへ連れてくるのだ。
そして、大量の怪人達を作りだし、一斉に世界征服を行なう。
以前の失敗は繰り替えさんぞ。今度は、大量に怪人達を世界に送り出して、一気に決めてやる」
「ギィィィーーー!」
バサバサバサ、大きな羽根が、怪人の姿を隠していく。そして、煙の中から、
少女の姿に戻ったさやか。
邪悪な笑みを浮かべる彼女は、
「博士、それでは、次は、どのような素材を連れてまいりましょうか?」
「貴様の友人でいい。若い女が、一番、生命力に満ちあふれているからな」
「ふふふ、わかりました。それでは、早速、連れて来ます。ふふふ、ふふふふふ」
さやかは、記憶を辿りながら、誰を連れてこようか、思いに耽りながらその屋敷から
出ていった。

604:九条蘭子
05/08/21 11:07:34 XIVfCVfS
と、まあこんな感じですが、最後は、まとめ方が難しくって
少し変?に成っちゃたかな?ご勘弁ください。
いやあ、まだまだうまくできませんけど、今回はこれで許して下さい。
また、機会があればお会いしましょう。ではでは、


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