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翌日、参加者全員に、ホーネットの衣裳が手渡された。全裸になって全身タイツをまとう
ことに抵抗を感じる者もいないわけではなかったが、あゆみたちが既にその姿でいる以上、
全員が従うのは当然の成りゆきだった。
衣裳をまとうや否や、参加者の少女たちの目の色が変わった。誰もが夢見るようなまなざ
しで、しきりに自らのボディを愛撫し、衣裳の感触を味わうのだった。
蜂女の衣裳をまとった200名の少女は、あゆみたちと共に様々なアクションを行った。汗
をかくごとに、彼女たちの顔は上気し、まなざしは正気を失ってゆく。
6時間後、少女たちは一斉に衣裳を脱いだ。200名の蜂女が、新たに誕生した。
「あなたたちは、もう人間ではありません。わが組織の蜂型戦闘員、ビーロイドなのです。
あなたたちはこれから自宅に戻り、触角を使って家族や周囲の人間を洗脳しながら、組織
の命令を待ちなさい。組織の一斉蜂起の日、Cデイは12月に予定されています。」
少女たちは一斉にうなずいた。
「Cデイ。すなわちカラミティ・デイ(災厄の日)、現在の地上の秩序は崩壊し、我々が新
たな支配者として人間たちの上に君臨することになるでしょう。わが組織の名は、C.F.、
カラミティ・フォーリング!」
「カラミティ・フォーリング!!」蜂女になった少女たちが一斉に叫んだ。
「あなたたちの中でも優秀な者は、これから改造手術を受け、戦闘用改造人間・ワスプロ
イドとして生まれ変わってもらいます。次に番号を呼ばれた者は、前に出なさい。…2番、
14番、17番、32番……」
蜂化皮膚のセンサーから送られた情報を分析して、200名の中から15名の少女が、戦闘用
改造人間の素体として選ばれた。彼女たちは地下の手術室で改造手術を施され、次の朝ま
でに、乳房に強力な毒針を装備し、飛行能力とパワーを強化された戦闘用改造人間ワスプ
ロイドとして生まれ変わった。
それ以外の者たちは、あゆみたちの手によって戦闘訓練を施された。