06/12/18 20:07:46 SF3Z6zXu
俺:「ままゆ向こうのほうに麓の町が見えるから道はないけど夕暮れまでにはつけそうだぞ」
ままゆ:「はい、おじさん、もう少しだね。」
まだ若いつもりだったから、おじさんはちょっとショックだったが
この位の娘から見れば確かに父親でもおかしくない年だからしかたない、
ままゆ:「おじさん、おじさん、これ食べて」
ままゆがお気に入りの赤いリュックに一つだけ入っていたチョコバーを半分にして分けてくれたのだ、
とてもやさしい娘だ
俺:「おじさんはいいよ全部食べてエネルギー補充しておきなさい」
ままゆ:「いいから、半分ずつにしよ☆」
二人でチョコバーを食べて、ペットボトルにあった「伊右衛門」ていうお茶を飲んで一息ついた
麓まではすぐそこだと思った、雪崩を聞いて救助隊も来てくれるはずだ、
少し雲が出てきたけどまあ、大丈夫だろう。