あぼーん
あぼーん
51:名無しさん
06/10/12 22:47:05
次長課長面白くないから早くコロって
52:名無しさん
06/10/14 01:32:36
別に次課長自体は好きじゃないけど、このスレでの話は好きなので、帰ってきてほすぃ。
53:名無しさん
06/10/14 18:02:15
自分も次課長の続きが気になる
優勝候補に上げられてるわけだし
書き手さん戻ってきてクレマチス
54:名無しさん
06/10/14 21:38:41
age
55:蛙 ◆xTwxP0zMME
06/10/15 15:40:19
放送が流れた時、ジャイは一旦立ち止まって、小さく溜息を吐いた。
走り疲れて、息切れを起こして溜息を吐いたわけじゃなかった。
タキさん、何となくわかっただろうな、これで。
それから、地図を取り出して、広げた。ここからアジト迄最短で、出来れば通った事のないルートを見つける為に。
いつまでもそこにいるつもりではないが、出来れば周囲の事は知っておいた方が良い。
ルートを確認すると、ジャイはまた小走りで足を進めた。周囲に、細心の注意を払いながら。
「あ、危ねー。」
ジャイは慌てて足を止めた。後もう一歩、右足を踏み出していたら、気付かずに踏み躙っていただろう真っ赤なチューリップが、何故か一輪だけ、そこに咲いていた。
ジャイはついそのチューリップを手折り、花弁がこぼれない様に、小走りで足を進めた。
つい手折ったものの...
今このチューリップを手折るのと、踏み躙るのと、どっちが残酷?
今迄、殺さないで済んだ人達も居た。単に、威嚇するだけで済んだ人達も。威嚇して、武器を取り上げるだけで。でも、そうしたら、俺を恨むんで復讐を考えるかもしれないね。俺はそれが怖くて...
さっきタキさんにはああ言ったけど、もしズミさんの気が変わって俺達を襲撃してきたら、多分俺は引き金を引くだろうね、何の躊躇いもなく。タキさんには悪いけど。
もし高橋さんの気が変わったら...
ジャイははっとしたが、小さくかぶりを振って、それ以上考えるのを止めた。起こっていない事は、考えない方がいい。
「僕も沢山の罪を犯して、愛情あるものだけ抱き締める」
曲名も、ミュージシャンの名前も覚えていない。友人が持っていたCDだったのか、視聴コーナーで聞いたのか、そもそもその曲自体忘れていたのだけど、ふと、そのフレーズだけ思い出した。
続きは何だったっけ?
もし俺がピン芸人でこの状況に放り込まれたら、真っ先に死んでいただろうな。
緑色のアジトがぼんやりと見えてきた時、ジャイはりんごの樹を一本、見つけた。
56:蛙 ◆xTwxP0zMME
06/10/15 15:41:04
ふうん、りんごって、北国じゃなくても採れるんだ。
幾つかもいで帰ろうかと思ったが、一旦戻る方が先だと思い、止めた。一旦戻ってから、もぎにいけばいい。
毎食りんごと考えるうんざりだけど、一応食料の確保は出来た。
アジトに到着し、口にさっき手折ったチューリップをくわえて、ドアを開けた。
「たらひま(ただいま)」
スギとゆうぞうはまたか、という様な顔をして、遅かったじゃないかと口々に言った。
今野は醒めた目で、
「せっかく掃除したんだから、そのタオルで靴の裏拭いてから入って。」
と、足拭きマット代わりに、ドアの前に敷いてあるバスタオルを指差して言った。
「...普通、チューリップじゃなくて薔薇じゃない?」
高橋も醒めた目で、言った。
「そう都合よく薔薇何か咲いてねーよ。」
ジャイはつまらなそうな顔をして靴の裏を拭くと、冷蔵庫からバーボンを1本取り出し、これだけあるんだから1本位いいでしょ、という感じで中身を流しに捨てて、一度ゆすいでから水を入れ、その瓶にチューリップを挿すと、窓辺に飾った。
空を見上げる様に、チューリップの花がかしいだ。
「そうそう、俺、いい物見つけたんだ。」
「何?」
スギが聞いた。
「へへ、今から採って来るから、それ迄秘密。」
ジャイは何時もの笑顔で言った。
「また出かけるのかよー。これ、持っていけよ。」
57:蛙 ◆xTwxP0zMME
06/10/15 15:41:37
ゆうぞうが、小さく切ったタオルの束を渡した。
「何これ?」
「足跡代わりに、所々でこれ落としながら歩いて。何かあったら、これ頼りにジャイ探すから。」
「ヘンゼルとグレーテルみたい。多分5分もかからない内に戻るから、楽しみにしてて。」
「うん、期待しないで待ってる。」
と、高橋は言った。
ヘンゼルとグレーテルか。
森に捨てられた可哀想な子供達が見つけたお菓子の家。そこに住んでいるのは子供を食べる悪い魔女でした。だから可哀想な子供達は魔女を釜戸で焼き殺し、宝物を奪うと、それを持って何とか家に帰り、幸せに暮らしましたとさ。
めでたしめでたし、か。
自分でも随分皮肉な見方だな、と、ジャイは思った。
もう既にこの道を誰かが通ったらしい。りんごの芯が落ちていて、そこに蟻がたかっていた。
日常だったら汚らしく見えるものだが、ここに来て、初めて人間以外の生き物に会った様な気がした。
ああ、静かだなあ。
「カチッ」
静寂さ故に、左足の下からその微かな音が聞き取れた。
りんごの樹迄後少し。でも...
ジャイはここに来る迄、戦場に行った事なんて、当然無い。ニュースとか、そう言った知識でしか知らないけど、それでも、自分の左足が何を踏んだのは多分何なのか、わかった。
震えだしそうになるのじっと堪えて、身を硬くした。少しでも左足を上げたら、もうアウトだ。
「スギ、ゆうぞう、ごめん。」
りんごの芯を見ると、もう蟻は1匹もたかっていなかった。
はは、蟻の方が俺より賢いじゃん。
「Red blood, too many tears」
さっき思い出した歌、続きじゃないけど、このフレーズで終わるんだっけ。
「だるまさんがころんだ」
うつむいて、左足を見つめながら、そう呟いた。
ジャイ...渡辺隆浩の中で、時間が止まった。
58:蛙 ◆xTwxP0zMME
06/10/15 15:43:15
連投スマソ。
59:名無しさん
06/10/15 23:03:30
乙です!
じゃいがピンチ!
60:名無しさん
06/10/16 02:50:15
age
61:名無しさん
06/10/16 06:26:18
じゃい死ぬのか!?
続きが気になる
62:名無しさん
06/10/16 16:56:20
>>55-58
乙。インジョン死亡…?
蛙さんのじゃいは、本物に限りなく近い感じがするので応援したくなる。
読み手も書き手も前に比べて随分減ったけど、執筆頑張ってくれ。
63:名無しさん
06/10/17 17:10:51
>>62に禿同
じゃいがどうなるのか気が気でならない
64:名無しさん
06/10/18 21:17:18
乙
すごいことになってる・・・
65:名無しさん
06/10/21 17:40:10
保守age
66:名無しさん
06/10/22 23:24:23
エンタの神様がツマラナイっていってる奴は笑いのセンスが古い老人
スレリンク(neet4vip板)
67:名無しさん
06/10/22 23:57:06
>>41の書き手さんが誰なのか気になります。
せかさないけど、いつか戻ってきて欲しい。
それと回さんの文章が好きだったので、戻ってきて欲しい。
68:名無しさん
06/10/23 10:27:14
エンタを見て笑える人は欽ちゃんや所さんでもわらえるツワモノ! これからの人生が楽しそうでナニヨリ
69:名無しさん
06/10/23 16:52:37
>>68
スレタイと>>1読んだか?w
このスレある意味ゴミアンチだぞww
70:名無しさん
06/10/23 20:13:17
>>67
ごめんなさい、リアル事情にかまけてました。
ドランク編書いてた音です。
宣言通りに上げられなくて本当に申し訳ない。努力します。
71:名無しさん
06/10/24 01:17:06
>>70
いや、あの、本当にせかす気はないので。
ただ、書いているのが両棲類だけだと何だかなーと。
ドランク編、楽しみにしてまけど、
落ち着いたときに、ゆっくり書いて下され。
72:名無しさん
06/10/25 17:33:02
エンタが終わった瞬間、お笑いブームが終わるだろうな
73:名無しさん
06/10/25 19:30:59
えっ誤爆?
74:名無しさん
06/10/28 21:09:11
保守
75:名無しさん
06/11/02 03:57:27
保守
76:名無しさん
06/11/03 23:32:37
一旦age
77:名無しさん
06/11/06 22:43:37
それでもってまた一旦age
78:名無しさん
06/11/07 00:38:42
ほっしゅ
79:名無しさん
06/11/07 21:35:23
じゃ俺ageるな!
なんか楽しいな!
80:名無しさん
06/11/08 23:54:22
おれ、なんか書いてみようかな・・・
まず、あげ
81:名無しさん
06/11/11 22:22:03
中山功太
82:morg
06/11/13 00:15:25
80です。書いてみます。
どーよの二人は焦っていた。
テルは怪我を負った。その上テルに支給された武器はフライパンである。
今まで何とか隠れていたもののキャン×キャンの二人に狙われてしまった。
「とりあえず、ここの茂みに隠れておこう」
「おい、誰かいるぞ!」テルが小声で言った。
Diceだった。マシンガンを持ってキョロキョロしている。
「どこかに殺せそうな奴はいないのか!みんな殺してやる!」
ケンキはつぶやいた。「狂気の沙汰だ・・・」
Diceが通り過ぎていく。
ほっとしたそのときだった・・・
放送がなった。「視聴率がものすごいことになってるぞ!その調子で殺しあえ!」
「じゃ、死亡者発表するぞ!」
「・・・、キャン×キャン、・・・」
「え?」「嘘だろ・・・」
「さっきまで生きてた人たちなのに・・・」
「・・・」
83:morg
06/11/13 00:16:51
二人は黙り込んでいた。
やがてケンキが口を開いた。
「何でこんなことするのか良くわかんないよ・・・」
テルはうつむいたままだ
「Diceだってキャン×キャンの二人だって・・・
みんな、他のみんなもおかしくなったんだよ!
死んだり!殺したり!」
テルはまだうつむいている。
「同じサンミュージックのヒロシだって・・・死んじゃったんだぞ!」
その時、テルが話し出した。
「じゃあ、どうしろっていうんだよ!」
「こんな戦いやめにすればいいだろう!」
「できないんだよ!もう始まっちゃったんだ!
みんなの分も戦っていかなきゃなんねえんだよ!」
さらに、ケンキが叫んだ。
「でも、こんな戦い馬鹿げてるって思ってる奴いるだろう!?」
「でも、でもだ、Diceみたいな奴もいる。
本当にみんなどうなってるかなんてわかんねえんだよ!」
「テル・・・」
84:morg
06/11/13 00:17:34
「しょうがないだろ!戦うしかないんだ!」
テルは叫んでいる。
「その武器で、その怪我で、どうやって?」
「何とかなるだろう。まずは動き出さなきゃ・・・」
こうしてどーよの二人は戦うことを決意した。
テルは怪我したところをかばいつつも歩き出した。しっかりと。
85:morg
06/11/13 00:19:14
こんな感じでいいのかなぁ。
とりあえず無難なシナリオにした。
アナウンス部分は適当でスマソ
86:名無しさん
06/11/15 17:40:05
あげ
87:名無しさん
06/11/19 04:45:06
ほしゅあげ
88:名無しさん
06/11/22 11:39:57
エンタ芸人だけじゃない本編ってもうないんですか?
89:名無しさん
06/11/24 20:11:12
とりあえずあげてみよう 答えなんてはじめから
ふわりふわりと 答えは風に吹かれてる
90:名無しさん
06/11/25 20:25:19
>>89
NO