03/05/18 20:27 Tm2dHQvm
少し前に、「カードキャプターさくら」という、NHKで放映され
たマンガが流行っていました。うちの息子(36歳、無職)も、「さ
くらたんハァハァ」と一生懸命見ています。だいぶ前に終わったの
に、ビデオ屋などに行くと、根強い人気を持っているとのこと。
さて、「さくら」という名前を女の子に付ける親が、ここのところ
急増したと、先日の「朝日新聞」に書いてありました。今の若い人
は知らないと思いますが、桜は戦争=軍国主義のシンボルでした。
アジアの人々の心をあざ笑うかのように、最近の靖国公式参拝を公
言し、異を唱える市民を「頭のおかしい人」と冷笑するタカ派の小
泉首相の異常な人気を考えると、さもありなんという気がします。
このマンガは、主人公の女の子がいきなり「あんたはカードキャプ
ターや!」と有無を言わさず言われて、戦わされます。私はふと、
かつて若者が「赤紙」1枚で無理やり兵隊に取られた過去を思い出
しました。そんな時代はもういやです。スタッフの皆さんには、戦
争で亡くなった方はいないのでしょうか。平和を愛する人間らしい
気持ちはないのですか!なによりも平和が一番です!
また、「愛がなくなるなんて悲しすぎるよ」と言って、悪役と戦う
シーンがありますが、侵略戦争はいつも「お国のため」といったき
れい事のもとに行なわれるのです。このマンガが、軍国主義を扇動
している危険なマンガに見えるのは、私だけでしょうか。
NHKは不偏不党と言うのは、真っ赤なうそだと、本多勝一さんも
書いておられます。実際には、世界に誇る平和憲法をないがしろに
する、危険なマンガを垂れ流しているのです。
私には、NHKをつけると映ってくる、この小さな女の子の「はに
ゃーん」という声が、若者を戦争へと駆り立てる軍靴の足音に聞こ
えてなりません。カードキャプターならぬ、赤紙キャプター「同期
の桜」の時代はもうたくさんです!