04/09/07 10:41 5eFz1NFw
>>537
『鳥』なら、観たよ。だいたい、オレは458じゃないぞ。
宇宙人が友好的か、どうかで家族の絆の意味も変わる。
絶望の危機が、情報だけなのと実際になのか、では意味が違う。信仰を取り戻すのだって、同様でしょ。
鳥だって、現在の人間への警告としての、幻のラストシーン(光指す方へ逃げる車、大勢の鳥がそれを取り囲みに観ている)が
あったわけだし。
鳥へのオマージュって言うなら、環境問題や、人間の傲慢さの方だって、主になり得る。
恐怖を表現したいなら、身近な問題に使うのは、当然。
『リング』だって、怖いのは貞子だけではなく、コピーされていくビデオの手軽さと、人の怨念が残り続けること、TVのある部屋という構図。
何が身近?宇宙人が?マスコミの情報の方が身近だろ。
宇宙人の武器無しも、水が苦手も、直接的な攻撃の描写がないことも、科学力があるのに、肉体で迫ってくることも、友好を求めていたが、言葉(これも情報だ)が通じないからで説明がつく。
だが、むやみに恐れ、報道は恐怖を伝える。(ボーリングフォーコロンバインで、恐怖を煽ることについて言及してただろ)
その情報に翻弄される人間の怖さ。しかし、情報よりも身近で力強い、家族の絆や信仰。
あなたが、TVの情報を信じてるのと同様に、身近な人たちのサインも信じろとも取れる。
だいたい、『鳥』オマージュとか、監督のマスコミ的発言を信じすぎ(これも自分の目で観る事の放棄と言える)。
監督がTV嫌いなとこも考慮してごらんよ。
参考までに。パンフの監督インタビューには、孤立した家族がより強く家族の絆を意識することについて書いてあるがな。
孤立は情報を浸透させるもっとも有効な手段(鎖国、第二次大戦の日本が例)。
昨今、娯楽作で、イラク戦争について描かれた映画だと言って、観に来る客が増えるか?
シャマランの『シックスセンス』前の2作を観てから言いなさい。