04/04/23 20:22 Zsd/dcGa
>「コロンボ」には「コロンボ」の枠ってのはあるんだってば。
>その枠を意識しながら、「こうやったらもっと面白い」とか遊ぶから面白いんだってば。
>それを無視して「ミステリーとしては」とかいう原理を振り回すのが
>論になってないっていってるんだってば。
上記レスは、「刑事コロンボ」という番組が、まず第一義的にはミステリ・ドラマである
事実を無視した暴論である。
前述したとおり、この考え方が根本に無い限り、「さらば提督」のような作品や新シリーズの
ような流れは出て来ないのである。
>校長は、誰に対しても心理操作ができるという設定だとでも思ってるのか?
私のレスのどこを読めば、こういう疑問が出て来るのか不可解至極である。
ガイシャ=他者であり、その他者をいわゆる自爆へ誘導することは、
他者に対する心理操作に他ならない。
無論、誰に対しても可能なわけではなく、ガイシャには有効であったということ。
ただし、他者の心理操作に長けている(心理操作することが可能な相手かを見抜くことも
含めて)という事は、陸軍幼年学校校長という職に限った技能ではなく、
どのような場においても、多かれ少なかれ優れたリーダーが備えている資質であることは
今更言うまでもない。
>大佐は「それは構わんが……しかしルーミス少佐(だっけ?)に任せた方が
>良くはないかな」と、言ってるじゃないか。
>これは、罠に追い込むのに120%の確信があることを、
>我々に伝えるための描写だよね。
前述したガイシャに対する心理操作の一環として出て来た台詞である。
ラムフォードは、上記のように煽ればガイシャが尚更主催役に乗り出して来ると
読んだのである。
これはプロバビリティの犯罪の成功の可能性を高める行為である。
犯人ラムフォードが事前にいかに高い確信を抱いていようと、最終的に犯行の成就が、
ガイシャの意思如何にかかっている以上、それはプロバビリティの犯罪以外の何物でもないのである。
もっと「ミステリ」の基本に関してしっかりと学習しておけ。