07/11/19 18:52:18
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週刊経済誌『日経ビジネス』が11月8日号で「もうCMでは売れない テレビ万能のウソ」という
特集を打っている。
もはやテレビCMが効かなくなっているという趣旨であり、このテーマをビジネス誌でやること
は画期的であり大賛成なのだが、ちょっと取材が足りなくないか。心意気は買うので、やるな
ら徹底的に批判してほしいものだ。
さて、ここに主要雑誌1ページ料金の表がある。電通手帳の後についている付録だが、これを
見ると、雑誌の力関係がよくわかる。
そしてその料金表でトップはなんと前出の『日経ビジネス』の表4で380万円である。ああなるほ
ど! つまり、テレビはだめだけど御誌に広告を出したほうが効くってことですか? なんて思っ
てしまう。今度は雑誌広告が効くのか費用対効果を検証して報告してほしい。
ほかの雑誌媒体では『週刊ポスト』が260万円で総合週刊誌ではトップ。『週刊現代』が245万円
で第2位。次いで『週刊文春』が240万円、『週刊新潮』が220万円だから、その高さはレベルが違
う。週刊漫画では『少年ジャンプ』が350万円、女性誌では『VOGUE NIPPON』が450万円。ダ
ントツなのは、『JAF MATE』でなんと1400万円。発行部数が多いのだろう。
もちろんこの料金はあくまでも上限であり、需給関係で値段は決まってくる。
さて、電通特集に対して広告関係者からメールをいただいた。テレビ編を補足するし、広告幻想を
考える上でひじょうに役立つと考えたので転載を許可していただいた(下の文中にある「スポット」と
は視聴率に応じて売買され、番組の合間に流される15秒のスポットCMのこと)。