08/03/02 21:53:57 KO5BJ2m6
「死者の身代金」製作の頃は、犯行立証という謎解きに主眼を置く番組の方向性が定まって
いなかったのかと思う。
偽装誘拐の展開のスリル、乾いたタッチの演出等々、後の「コロンボ」シリーズを知る者には、
違和感さえ感じさせる犯罪ドラマの色合いが濃厚な作となっている。
警察ドラマとして見れば、あっけないものの、あのリアルな結末は仕方無いかもしれぬ。
結局、第1作「殺人処方箋」と第2作「死者の身代金」製作後、第3作以降は第1作の方向性を
踏襲してゆくことを選択したということでしょ。