07/05/26 22:49:50 vz8EHBtK
「コロンボ」の本質は謎解きミステリなのは間違いないが、
この1点のみで作品の全体評価がなされるわけではない。
定番の倒叙スタイル謎解きミステリであり、最高傑作の評が多い「別れのワイン」
にしても、ワイン蔵での窒息死等ミステリとして興をそそるものはあるが、
ミステリとしてだけ見れば、格別に優れたものではないのは前述したとおりである。
ゆえに、「さらば提督」という作は、
あえて「コロンボ」でフーダニット(本来は謎解きミステリの定番はこちらである)を
試みた趣向の面白さを、いかに評価するかとなる。
フーダニットそのものの出来は、シリーズ中の異例のため致し方ないかもしれぬ。
>むかついたのなら、シャトナーの演技は成功ってことじゃないの。
話がこの方向で流れているゆえ、あらためてウィリアムの演技力に関する定評を
具体例を挙げて確認したまで。
以上に記したような基本点は、他人のレスを熟読していれば容易に理解出来ることである。
各人、心しておけ!